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「今、“たのしい”はどこに眠っている?」 オンラインおしゃべり会【#わたしのセーフティネット(娯楽編)】を開催します

不思議なことに、こうなってからの方が、「よく遊べている」気がしている。ろくに外にも出れない、友だちにも会えない。たのしいとは無縁とも思える状況にも関わらず、最近の私は「たのしく遊んでいる」感覚があるのだ。

それまで当たり前のようにあった私の「たのしい」は、リアルタイムの娯楽文化が満足に運ばれない今の社会になった頃、あっさりと奪われた。野球観戦ができない、カラオケ大会もできない、飲み会に行けない、挙げたらキリがない。

ドラマ好きの友だちは、春ドラマが続々延期になったことを嘆いた。ミュージカルが生きがいの友達は、楽しみしていた公演が中止になったことで生気が抜けてしまった。

私もこの未曾有の事態に見舞われてしばらくは、娯楽文化が奪われたことにただ悲しむことしかできなかった。けれども、そこから引き上げてくれた人たちがいたのだ。

私が編集長を務める『NFBマガジン』の活動母体であるNFB『日本女子野球機構』の女性たち。彼女たちが、NFBのslack内でおもしろい「野球遊び」を提案してくれたのは、3月下旬のミーティングでのこと。

「超私的見解で、球団グッズを紹介し合わない?」

その言葉を皮切りに、NFBのslackで12球団グッズプレゼンテーション大会が始まった。「このグッズのどこが好きか」「どうやって使いたいか」。願望や妄想を交えながらプレゼンは白熱し、「これもっと野球ファンの感想や意見も聞いてみたいね!」という流れから、NFBマガジンで記事化することに。

参照:球団グッズを愛でながら、いつか最高の開幕を迎えよう!(NFB推しグッズリスト)

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正直それまで、この社会状況もあり、slackの流れは停滞気味だった。けれどもこの企画をきっかけに、「リアルタイムの試合はないけどこんなことをやってみたい!」という声が続々あがり始めたのだ。「ああ、時間が動き出した」と、私はなんだか感動して、ひとり目頭が熱くなってしまった。試合がなくても、野球を楽しめるのだと実感できて、安心したのかもしれない。

当たり前のように享受していた娯楽が奪われても、少し考え方を変えることで、新しい娯楽が生まれたりする。今回それを実現したのは、球団でもなく、選手でもなく、野球の“ファン”だった。私はそこにすごく、可能性を感じた。

これって、野球に限らず、たとえば音楽ファンや演劇ファンなど、違う領域のファンもできることじゃない? というか、もしかして私が知らないだけで、きっともうすでに始まっているんじゃない? 

知りたい。湧き上がってきたのは、「今この時期に、何かのファンが、どのようにその“何か”をたのしんでいるか知りたい」という欲求だった。もしかしたら想像もしないたのしみ方が生まれているんじゃないか。考えただけでワクワクする。まるで、子ども時代にかえったような気持ちの高ぶりだ。

それを聴く機会を、灯台もと暮らし編集部が先週から始めたオンラインイベント『#わたしのセーフティネット』内でつくらせてもらった。

【#わたしのセーフティネット】とは
いま、「自分が助けられている存在」や「コレがあってよかった」というものを分かち合う、オンラインおしゃべり会。第一回は、編集部・立花が主催し、「自然」をテーマに、自然にどんなふうに助けられたかを参加者で共有した。(参加者は編集部含め5人)。

今回は、前回の「自然編」に続き、「娯楽編」でこのイベントを開催することに。「そもそもどういった娯楽が好きで、今この時期、それをどういうふうにたのしんでいるか」。私が聞きたいのはこれ。あたらしい遊びが生まれそうでワクワクしているんだ、本当に。

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日時

4月23日(木) 20時半〜21時半

参加方法

ご参加を希望の方は、こちらのnoteをご購入いただき、時間になりましたら、指定されたZoomのURLへアクセスしてください。

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