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「今、私が思うこと」 Vol.4 4年・中山尚英


“制限”がアイデアを生む


“制限”

窮屈で、ポジティブな言葉とは捉えづらいこの言葉。


今、まさに“制限”の連続の毎日。

不安と恐怖、少し退屈な毎日が続いていると思います。


電車に乗れない。

人と会えない。

大学のグランドが使えない。

サッカーができない、、、。


関東大学サッカーリーグは5月GWからのリーグ戦を延期、関西では前期リーグが中止になってしまいました。活躍の場は制限されています。


就活だってそう。PCの画面上で面接を行い、なんだか実感の湧きにくい条件の中で、それでもみんな必死に取り組んでいます。


こんなこと、誰も想像できなかった。
当たり前の尊さを感じています。


正直、本当に辛いです、みんなも同じだと思うけど。



そんなある日、


実家に帰っている私は、久しぶりに実家の庭に行きました。

めちゃくちゃ狭いからまともにボールなんて蹴れないし、ましてや家族は東京から帰ってきた私を恐れて、みんな父の職場用の家に避難する始末でずーーーっと独り。一緒にボールを蹴る相手もいません。


そんな庭で、倉庫からサッカーボールを取り出し、とりあえずリフティングを始めました。


家の壁にぶつけているうちに、

あれ?

なんだか、いろんな「もの」が、

「遊び相手」に見えてきて、

くぐったり、上に乗ったり、当ててみたり、

なんだか楽しくなってきて、

いろんな遊びの“アイデア”が浮かんできたんです!


(その映像はこちら)


めちゃくちゃ狭いけど楽しい。


タッチ制限つけてみよう!

逆足だけ!


まさに、毎日の“制限”が“アイデア”を生み、またさらに“制限”を加えることで楽しさが増す。


“制限”も悪くない!

“アイデア”が浮かぶ瞬間って最高に面白い!!


考えてみれば、

あらゆる“アイデア”って“制限”の中から生まれています。


重力という世の中のフレームの中で、

それでも空を飛んでみたいという人間の思いは、

飛行機やヘリコプターへと形づけられました。

そこにはたくさんの“アイデア”が駆使されているのです。


スポーツも同じ。


ルールという“制限”があるから、スポーツはここまで進化してきた。

ルールの中で、いかに巧みに掻い潜るか、美しく見せるか、どうしたら勝てるのか。

そんなアイデアが選手を、チームを強くしてきた。


ルールがなければ、きっと殺し合いになり、ドーピングし放題になり、全く面白くない、不毛地帯になっていたことでしょう。


そう、今まさに、

“制限”されたこの状況こそ、アイデアが眠っています。


ワクワクしてきましたね。


みんなを元気にするアイデアを、

時代を変えるアイデアを、

自分を強くするアイデアを。


暗いニュースが続いている中で、

粛々と、アイデアを巡らせてみたいと思います。


ただ、絶対に“制限”の中ですること!

ここから外に出たら何にも面白くない。


そして最後、


外池さんが言うように

自分の“アイデア”には、「責任」が伴うということ。


現在、厳しい状況のなか、第一線で戦っていらっしゃる医療従事者の方々、その他多くの人に感謝申し上げます。


我々も、今できることを精一杯やらなくてはならない。
そのために思考を止めてはならないと感じています。


負げねえぞ。

(完)

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◇中山尚英(なかやまなおひで)◇
学年:4年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:日章学園高校


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