マガジンのカバー画像

仮面浪人説話集(生方聖己とされる)

22
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 完全版

⚫ 前書きこれは、生方聖己という男が書き残したとされる、作者がこれまでの人生で遭遇したエピソードを集めた説話集である。編者はこれを自伝だと思っているのだが、作者曰く、これは説話集であるらしい。とてもクセが強い。 本書には、どうやら前編があるようだ。 これは早稲田大学ア式蹴球部の部員ブログになるのだが、以下の前編を読んだ上で本書を読み進めることを大いに勧める。しかし、とてもとても文章が長い。 本書の厄介なところは、長い長い前編を読まないと話の内容がイマイチ理解できないところだ

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第1章

⚫ 前書き これは、生方聖己という男が書き残したとされる、作者がこれまでの人生で遭遇したエピソードを集めた説話集である。編者はこれを自伝だと思っているのだが、作者曰く、これは説話集であるらしい。とてもクセが強い。 本書には、どうやら前編があるようだ。 これは早稲田大学ア式蹴球部の部員ブログになるのだが、以下の前編を読んだ上で本書を読み進めることを大いに勧める。しかし、とてもとても文章が長い。 本書の厄介なところは、長い長い前編を読まないと話の内容がイマイチ理解できないところ

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第2章

⚫ 心無し12月16日22時。ブログを書こうと、wordを開くも全く何も思いつかず。せっかくのセンタープレ1周年記念が台無しだ。 ⚫ ラ・ロシェフコー眠い。それもかなり。12月17日、午前2時18分。 今日こそは、と思い開くも、眠気 には勝てない。そもそもなぜ戦わなくてはいけないのか、いつから戦うことを強いられていたのだろうか。 ロシェフコー「人間は、もしお互いに騙されあっていなければ、とうてい長い間社会をつくって生き続けられないであろう。」 地球人A「当たり前だ。」

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第3章

“モード受験生俺”に憑依した際に必ず訪れてきた“モード受験生俺特有の、人間を失う瞬間” 。 簡単に説明するとその瞬間とは、“頭が真っ白になる瞬間”である。もっと言えば、自分は常日頃何か辛いこと、嫌なこと、悔しいこと、しんどいことがあるときに決まって自分に言い聞かせる言葉である、“人間必ずしもいつかは死ぬ(命のありがたみを理解した上での言葉選び)”が全く効果を発揮しない瞬間でもある。 その瞬間の強度は3段階に分けられる。 1・2 段階目レベル(頭は薄白く、“あの言葉”がま

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第4章

本番まで残り1ヶ月を切っていた頃に生じた、大問題。 それは、“参考書、3周すれば必ず全部身につく方程式の決壊”である。 特に現代文という教科において。自分は基本的に参考書を必ず3周は取り組む。どんなに簡単な参考書もそうする。というのも、基本的に3周すればその参考書に載っていることの大半は理解して覚えることができたし、もし覚えきれないことが出てきてもかなり絞られて、その部分だけ紙に太くでっかい文字で書いて寝る前と起きた後に見ればすぐに覚えられる。 その“参考書3周方程式”が

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第5章

帝京大学で不可思議な体験をした後、現実の本拠地である高崎(実家)に1週間程帰った。そして、ここで精神を正しい方向へ向かわせることに専念し、成功した。 成功要因は色々ある。模試の結果が良かったこと。1日中勉強に懸けられる時間が7日もあったことで後れをある程度取り戻すことができたこと。そして、4周目に入った“そいつが”心を開き始めたこと。あ、そうだ忘れていた。 【4回目】 どうかな?今回から自分なりにアプローチの方法を変えてみたんだけど。ハマっ た!!!これだ!!こーゆーこと

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第6章

興味がある人は読むべし 興味がなければ読まざるべし ⚫️ センタープレ模試の詳細と計画と余談「英語」 この時は168点。今まで約9割はいっていたので焦ってもいい点数である。ただ、参考書の進み具合も特に問題もなかったし、まあちょっと調子が悪かっただけ。本気でセンター対策を始めれば敵ではないでしょう。簡単だし(“参考書、3周すれば必ず全部身につく方程式”が英語において決壊したことはなんだかんだ一度もなかった)。あとはシンプルに行ける気がした。ただそれだけである。 「国語」 こ

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第7章

⚫️ センタープレ模試の詳細と計画と余談(続き) 「日本史」 確かこの模試で自分は85点くらいだった。 満点を目指している奴が1ヶ月前に取る点数ではないことは明らかだ。 ただ、落とした15点分は、未だかじりたての、インプット中であり、ただし1ヶ月後には完全なるアウトプットが成されているであろう【近代:だいたい第二次世界大戦〜現安倍政権】の範囲であった。要するに、これまでの範囲【縄文〜昭和初期】の知識に関してはこの時期までに完全にアウトプットが完成されていて(それがまあ当たり前

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第8章

ここで、私の人生において欠かせなかった存在を時代ごとに振り返って いこう。 0歳〜5歳 親・恐竜・プラレール・トーマス ↓ 5歳〜11歳 LEGOブロック(大震災の際に9階に住んでいたため、すべて崩れ落ちてそれ以来やる気起きず) ↓ 11歳〜12歳 サッカー・戦国 ↓ 12歳〜15歳 (*2)LINE・nanoblock(中2の時一瞬だけ)・戦国 ↓ 15歳〜18歳 サッカー・戦国 ↓ 18歳〜19歳 サッカー・受験というよくわからんもの・参考書・ コピー機・ホワイトボード

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第9章

何の話をしていたか忘れてしまった。 国語もそうだったので、「詳細と計画」+「余談」というジャンルを加えておくことにしよう。そう、こんな話はどうだっていいのである。 要するに何が言いたいかっていうと、“自分には運があった”ということだけである。この運とは、“学校という、 物心つく前から強制的に送り込まれた施設において、大まかに5つの”もの“:それをこの場では”教科“というのだが、その中に本当にたまたま、 あの時あの時間にあのテレビを見て、そして司会者が政宗の肖像画を戦国無双のイ

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第10章

⚫ ユートピア1週間。高崎に来てからの最初の1週間は新生活に自分の身体を慣らしていた。この1週間は、これまでの遅れを取り戻すために1日24時間の内の可能な限りの時間を勉強に当てていた。 この時のスケジュールはだいたいこう。 7〜9時:起床。起床時間〜10時まで単語達 10〜20時:高崎中央図書館にて籠城 20〜22時:高崎中央公民館にて籠城 22〜2時:公民館から自転車で 15 分の所にあるマックで延長戦 3時:寝る 前にも言ったが、勿論これは代表的な例を挙げただけで、

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第11章

もう今回は魔王とか悪魔とか天使とかしょーもないのは無しで話す。 とりあえずひたすら書く。 この時期の進度についてちょうどセンター試験本番まで2週間となったところであろうか、一般の対策をしながら、 センター対策を本格的に始めた。 1年前に立てた計画では早くて2ヶ月、遅くても1ヶ月前には始める予定であったのだが、ただでさえ予定通り動くのが苦手から生じる嫌いな上に(いつかは予定を立ててそれ通りに動くことを好きになる気がしてならない)、いろいろなハプニングもあったのでこの時期になっ

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第12章

【注釈】 作者は今日の原稿を書いている途中で力尽きてしまったらしい。 なので、今日の文を読んでくれた人には申し訳ないのだが、明日の投稿も必ず読んでいただきたい。 そしていつしか自分の中でその噂は事実となっていた。成人式マジックならぬ、“追い込まれた受験生マジック”である。そんな感じで何とか順調にルートを終わらせ迎えた2週間前。なんかしっくりこなかった。 それは、センター過去問をなんとなくパラパラっと流し見したときに感じた(なんかあまり解ける気がしない)という感情をもとに

『「仮面浪人説話集」(生方聖己とされる)』 第13章

【注釈】 今日の内容は、文章を書く途中で力尽きてしまったために中途半端なところで終わってしまった昨日の投稿の続きです。今日の文章を冒頭から読み始めてもおそらく意味が分からないと思うので、昨日の投稿と併せてご覧ください。 答え合わせの方法は、牛乳を入れる専用のボックスがあるのだが、牛乳係が片付ける前に自分で誰がどこに置いたかを覚えておき、確認するのだ。 くりもと牛乳に限る理由は、まだこの能力を有してた時に、母親に頼んで家にある1ℓ牛乳で試したのだが、全くもってあの200mℓ