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怪我との向き合い

はじめに

平素よりお世話になっております。
橋本から指名を受けました、政治経済学部4年の高田です。

橋本をはじめ阿部や後輩の白濱、近藤さん、水地さんとは数少ない練習後の岐路が同じメンバーは特にいろいろな話をした記憶があります。
フットサルのことからプライベートなことまでともに話しながら帰る練習後の帰り道はとても楽しかったです。

病窓

ブログを執筆するにあたって自分のフットサル部でのことを振り返るととても悔しさばかりが込み上げてきます。
引退の約5ヶ月前、私は練習で右膝の前十時靱帯を損傷してしまいました。実はフットサル部に入る前、大学に入りたての頃も同じ怪我をしていたので怪我をした瞬間またやってしまったという思いで目の前が真っ暗になったのを今でも覚えています。
私自身怪我をする前の時期は調子が上がってきている時期でこのまま引退まで駆け抜けたいという一心でした。

怪我をしてから1ヶ月後に手術をし、3週間の入院生活をしました。何名からかお見舞いに行こうかという話がありましたが(病院が面会禁止で結局来れていない)その時の自分は正直フットサルをできている羨ましさから、フットサルから距離を置いていました。その時期に連絡してきた人無視しちゃって申し訳ないです。
その後も引退試合となったラスト2試合を観戦しに行くまでは距離を置いていました。

ラストの東大戦、慶應戦を見に行くのも正直迷っていました。当たり前のように走って、ボールを蹴れるみんなの姿と自分の状況を比べて素直に応援できないと思っていたので。
でも実際にピッチに行ってみると一生懸命プレーするみんなの姿を見て素直に感動しました。特に最後の慶應戦は関係者以外のその場にいた多くの人を惹きつけていました。
その空間にいて、4年間このフットサル部で活動してきて本当に良かったと思わされました。

振り返れば

思い返せばこの組織に入るきっかけとなった代表の英智朗からのラインをもらった時も同様の怪我で入院していました。まともに練習を始められたのも同期のみんなより遅く、試合に関われた時間も短かったので期待に応えられず悔しい気持ちが残ります。

やっと試合に絡めるようになったのは4年生になってからだったと思います。高校生までは自分が試合に絡めないという経験をあまりすることがなかったので折れそうになることもありました。
それでも諦めずに活動を続けられたのは周りのチームメイト、コーチ陣の雰囲気がよく活動内外で充実した日々を送れていたからだと思います。大学生で週3〜4日コンスタントに練習を行いフットサルに打ち込むことができる環境はそうありません。そんな環境を設立してからそうたたない間に作り上げた英智朗は本当にすごい人です。ありがとう。

4年間の価値

この4年間の活動で高校までの部活では味わえなかった色々な経験をしてきました。
まず、試合に出れない、出場時間が短いという経験は自分にとっての当たり前を覆す経験でした。
フットサルはサッカーよりも"チームスポーツ"の色が濃いスポーツです。サッカーのように試合時間が長く交代枠が決められているサッカーに比べ、攻守が目まぐるしく変わり、交代も自由なフットサルでは選手一人一人の個性がとても活きます。だからこそ出場時間が短くても、自分に求められている役割は何か、ピッチにいない時間に自分は何をチームのためにできるのか、常に考えていました。もちろん試合に長く絡めた方が楽しいのは間違いないと思います。それでも試合に出れなくても自分が貢献できている実感があるフットサルはとてもやりがいのあるスポーツでした。

”あたりまえ”ではない”あたりまえ”

またこの4年間でスポーツをできる環境が当たり前ではないということを痛感しました。小学1年生から12年間サッカーをやっていましたが、その時はボールを蹴るグラウンドがあって、一緒にプレーをする仲間がいるのは僕にとって当たり前のことと考えていました。おそらく高校の部活動までは多くの人がそう感じてきたと思います。
しかし、このフットサル部での4年間はその当たり前とは程遠いところから始まりました。練習をやる会場がない、練習するプレイヤーがいない、今では信じられませんが最初はグダグダのスタートでした。そんな環境から始まり、今では週3回のコンスタントな練習と後輩含め20人を超えるメンバーがいます。
最後のミーティングで話したことと重なってしまいますが、このブログを読んでくれている後輩がもしいたら大学年代でこれだけの練習に打ち込める環境があることを当たり前と思わずにプレーして欲しいです。特に入ったばかりの新入生は今までやってきたこととは違う環境でなかなか思うようにいかずにつまらなく感じてしまうこともあると思います。それでも直向きに練習に向き合っていればいつからか急にフットサルを理解したような気がして楽しくなってくる日が訪れます。こんさんはそこまで導いてくれるはずです。

まとめ

ここまでブログを書いてみると改めて最後の最後に怪我をしたのが本当に悔しい。実は高校の引退試合も怪我をして出場できなかったので終わりよければすべてよしとは程遠い状況です。
まずは今はリハビリに努めて今後のことはまた後々決めたいと思います。

指導陣へ

最後に感謝の気持ちを綴ってこのブログの終わりとしたいと思います。
まずは平日仕事がある中でも僕たちの指導をしてくださったコーチ陣には感謝してもしきれません。特にこんさんは試合が平日の時には有給まで使って指導をしてくれて本当にありがとうございました。いい意味でフットサルバカです。

同期へ

次に、創設の代として一緒に4年間活動してきた同期のみんな、本当にありがとう。特に学院からのみんなは7年間一緒にスポーツをしてきたから言葉を交わさなくても通じる不思議な感じが好きでした。

後輩たちへ

そして僕たちを信じてフットサル部に入ってくれた後輩たち、本当にありがとう。
部への昇格へという道はまだまだ半ばだけど君たちが入ってくれたからこそ道は繋がってます。4年が抜けて人数が少なくなると思うけどOBとしてサポートするので精一杯フットサルを楽しんでください。

最後に

4年間早稲田大学フットサル部に関わってくれた皆さん、支えてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

次回のブログは稲月新を指名します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

早稲田大学政治経済学部4年 高田裕樹

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