見出し画像

発展途上部

はじめに

ヴェルサイユ宮殿から書いております、絶賛ヨーロッパ旅行中の前田大介と申します。同じ左利きで凌ぎを削りあった拓哉から指名を頂き、バトンを引き継ぎます。一大学生のただの思い出話ですが、どうぞ楽しんで読んで下さい。

ゼロイチへの挑戦と覚悟

私はサル部を創設する前は、FC.FALTA(カレッジフットサルリーグ)に所属し、1年生から試合に出して貰い、得点やアシストもかなり良い成績を残していました。同期もかなり面白く毎回練習後は酒の飲めない私のせいで、ガストや中華屋で終電まで“酒なし”でバカ話をしていました。(今でも最高の思い出です)そんな最高な大学生活を送っていた大学2年時、コロナが流行し全ての活動が止まりました。家にいる時間がかなり増え、体を動かしたい私はうずうずしていました。そんな時に、サークルの新歓で出会ったえいじろう(代表)からフットサル部創設の話を聞きました。「体を動かせる環境が出来る」「0からの組織作りをしてみたい」という思いから入部を決意しました。

障壁

入ってまず大きな壁にぶち当たります。「練習場所がない」「資金がない」「人数が足りない」と、ない事だらけ。更にえいじろうから公式戦日程などの都合から「FALTAとサル部を選べ」と伝えられました。私の思い描いていた体を動かせる環境は全く整っていませんでしたが、人を巻き込むえいじろうという人間に感化され、サル部にコミットしようと思いました。それからは、月一の定例会議や度重なるMTGを行い、資金調達・スポンサー契約・部員募集などを各部員が責任を持って担当し組織基盤を作っていきました。

 広報・新歓活動で人を集め、ZOTT様などと提携を結び練習場所を確保し、スポンサー契約をし資金をかき集め、ようやく公式戦に参加出来るようになったと思えば大敗してばかりで全く勝てず、、本当に困難ばかりでした。更にある公式戦で左足首靱帯断裂の怪我を追い入院生活も経験し、どっぷりハマったフットサルが出来ない日々もありました。

最初で最後の早慶戦

そんなこんなで、あっという間に最後の引退試合の早慶戦。楽しみすぎて朝6時くらいに目が覚めてました。試合は3-7で敗れてしまったけど、心の底から人生で1番楽しかった試合でした。1点目決めた時なんて、今までやってきた事が全部報われた気がして最高の気分でした。途中1点差まで追いついた時のベンチや会場の雰囲気は一生忘れないです。

試合を終え、最後のロッカールーム。絶対泣くわけないと思ってたけど(そういうキャラじゃないし)、大泣きしました。創設から3年、個人としても組織としても本当に苦楽があり、それをみんなで乗り越えた思い出が一気にフラッシュバックしました。後輩達が泣いている姿も見た時はもう胸がぐっと熱くなりました。俺はお前らに多くの笑いを与えてきたけど、それ以上の感動を与えてくれてありがとう。このメンバー、この組織だからこそ今までやってこれた。本当に青春をありがとう。 

まとめ

3年間を通して、確実に負け試合の方が多かったフットサル部での活動でした。負けず嫌いな私がここまでフットサル部にのめり込んだのは、「練習に行けば大好きな仲間がいたから」です。私より面白い人間はいませんでしたが、私が1番笑ってた気がします。同期のみんなは本当に人当たりが良くて居心地が最高で、サル部創設から苦楽を共にしてるだけあってみんなが自分の素を出せる居場所になっていたと思います。だからこそ、この環境を作ろうと2年前に声をかけてくれたえいじろうには感謝しかありません。本当にありがとう。

後輩たちへ

そして、後輩達にもリスペクトと感謝しかありません。創部したてで、運営面も競技面もまだまだ発展途上の組織に飛び込む事は私には確実に出来ません。自分の満足がいく環境が整っているとは思えないから、他のフットサルサークルに行って青春を謳歌していたと思います。広報とかで仕事を割り振ったら必ずやってくれるし公式戦の運営もしっかり取り組んでて、次の日1限あるだろうけどしっかり練習来て23時に家に帰ったりして。俺が1.2年の時とかだったら耐えきれないよってことを成し遂げている後輩達を見て本当にすげぇなって思います。

弊部関係者の皆様方へ

最後に、フットサル関係者の皆さんへ
早稲田大学フットサル部は体育会昇格に向け、まだまだこれからの組織です。どうかこれからも多くのご声援をよろしくお願い致します。そしていつか必ず後輩達が大学日本一に輝いてみせます。

最後に

次は、自動ドアが開かないほど陰キャな阿部ちゃん(?)よろしく!彼の名前は最後の最後まで覚えられませんでした。試合後にお父さんと行くお寿司が大好きな彼の卒部ブログも是非読んでいって下さい!

拙い文章でしたが最後まで読んで頂きありがとうございました。
早稲田大学フットサル部 前田大介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?