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【WS】演出新人訓練

こんにちは。どらま館制作部の浜田です。
内田倭史、それでもかわらだ、浜田誠太郎の3人で〈演出〉について遊びながら考える企画です。結局〈演出〉って何することなのかが気になる方はぜひお集まりください。

企画概要

ロシアの演出家スタニスラフスキーのチェーホフ『かもめ』演出ノートを題材に、読み合わせたり実際に動いてみたりして、気づいたことなどを話し合います。そこで出てきた言葉から〈演出〉の実際を探っていく会です。

参加者のみなさまもぜひ一緒遊びながら考えましょう。

主宰プロフィール

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内田倭史
1996年生。大分県出身。脚本家・演出家・俳優。
2016年に劇団スポーツを旗揚げし、田島実紘とともに脚本・演出を担当。
谷賢一主宰のDULL-COLORED POPへの参加や、映画「ビューティフルドリーマー」への出演など、俳優としても幅広く活動中。


それでもかわらだ
物語と言葉に興味があり、「手の届かないもの」をベースに制作をしている。実験を繰り返しながら行う研究のような演出・脚本を心掛けている。最近は描くことと描き方の分離に興味がある。


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浜田誠太郎
1996年生。俳優、演劇研究。どらま館制作部。研究の関心は20世紀ロシアの演劇論の思想史的背景とその実践の記述。
制作部では「どらま館読書会」やワークショップ「好きなのをつくる」などの企画・運営。

日程

第一回 10月23日(日) 13:00~18:00
第二回 11月27日(日) 13:00~18:00
第三回 12月20日(火) 13:00~18:00
第四回 01月22日(日) 13:00~18:00
※各回単体でご参加いただけます。

会場

早稲田小劇場どらま館
※第二回のみ大隈ガーデンホールにて実施。

対象

〈演出〉に関心のある方

定員

各回10名ほど

予約

https://www.quartet-online.net/ticket/ensyutsushinjinkunren

もっと詳しく

〈演出〉という言葉にいろんなことが詰め込まれ、期待されすぎている気がします。そのため僕らは「演出とはなにか」みたいなデカ文字の哲学的問いを持て余しがちです。それなのに、何かわからないことがあったり、不測の事態が起こると、そういう問いをついつい考えてしまうし、「善」とか「悪」とか、「優しさ」とか「厳しさ」とか、同じくデカ文字の結論に至り、それでまたわからないことが増えたりします。それはそれで楽しいのですが、ときにはそれがトラブルの元になることだってあるでしょう。

どらま館制作部の浜田からは、この企画の大きな方針として「〈演出〉を立場や理想ではなく実践として捉える」ということを提案しました。そのために実際の演出ノートをたたき台にしています。スタニスラフスキーのノートを選んだのは、権威があるからでも芸術的に優れていると思ったからでもなく──劣っているとも思いませんが──、戯曲に書き込むようにしてものすごく細かく演出が残っているからです。上演の現場がよく見える。

資料があるとビビりますが、なんらかの学術的な正確さや公正さなどはひとまず措いておき、集まった人でノートを囲んで遊びましょう。「スタニスラフスキー頑張りすぎー」とツッコミを入れ、「僕だったらこうする」とダメ出ししたっていいと思います(もちろん褒めるときは褒めます)。〈演出〉はそういう対象になりうる具体的な実践でもあるはずです。

当日の進行がどうなるのかはまだ未定なのですが、これまでの経験も、いま関心のあることも違っている主宰3人であーだこーだ話します。具体例が目の前にあるので、参加者の方もぜひあーだこーだに加わってみてください。
ご参加お待ちしています!


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