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「キリン」のビジネスから自分の将来設計を考える

こんにちは、わさまいです。
就活が始まりつつあり、合同説明会やインターンにちょこちょこ行ってはいるのですが

まだ自分がどう働きたいかが分からない!

「そろそろやらないとやばい…」と思って、とりあえず動いてる状態です…

という訳で今回は、
将来設計の参考として、番組「がっちりマンデー!! 「キリン」年商1兆8000億の秘密」を視聴して、業界・企業研究のポイントや将来どう働きたいかについて考えていきます!



キリンのビールサーバー

今キリンでは、ビールサーバー「タッピー」が大ヒットしているそうです。
その特徴はビールを入れておく容器がペットボトルであること。

樽式のビールサーバーに比べて
・省スペース
・交換が楽
・容量が少ない分交換の頻度が上がり新鮮なビールが楽しめる
そのコンパクトさ + ビールのおいしさで大繁盛とのことでした!


また、複数のビールをセットできるサーバー「タップ・マルシェ」では、
他社のクラフトビールも一緒にサーバー入れて販売しているそうです。

なんでわざわざ他社製品も含めて販売するんだろう…と思ったのですが、その業界では製品を売るときの定番の流れがあることが分かりました。

酒業界では、業務用(店での提供)から市場をつくって家庭用へ広げていく、
業務用→家庭用という流れが定番になっているそうです。

そのため「タップ・マルシェ」においても、まずはクラフトビールそのものを浸透させる市場づくりが目的であり、自社製品で利益を上げる前の土台作りとして、他社製品も含めて販売していたということですね。


現在、業界研究を進めようと色々な企業の説明を聞いて回っていますが、どこの企業でも「この業界は成長業界です!」とアピールされるばかりで、業界理解があまり進んでいませんでした。

酒業界において定番の流れがあるように、
その業界で事業を進める上での定番の流れを知っておくと、他業界との違いを見つけることや、自分が流れの中のどのポジションで働きたいかをイメージしやすくなりそうだと思いました!

キリンの社長は「大手メーカーが同じようなビールを売る、同質化戦略の時代は終わり、これからはそれぞれのメーカーが個性を出す時代である」と番組内で仰っていました。

業界研究を進めるときは、現在の業界の特徴だけでなく、今後どのように変化していくのか、自分が働いているであろう将来まで見通して考える必要があるんだと分かりました!(それがなかなか難しいのですが…(T-T))



プラズマ乳酸菌入り製品

ビールサーバーの他に、キリンでは新しい事業としてプラズマ乳酸菌入り製品を販売しているそうです。プラズマ乳酸菌とは、免疫を高める細胞を活性化する効果を持った乳酸菌です。

ビール会社がなぜ乳酸菌を使っているのか?
乳酸菌は混入するとビールが腐敗して台無しになってしまう、いわばビールの天敵であり、敵を知るためにキリンでは創業当時から乳酸菌を研究しているそうです。

ビール会社はビールについてだけを研究しているものと思っていたので、これにはかなり驚きました!一見関係のないもの同士でも、調べてみると実は深い関係があったということは意外に多いのかもしれません。

企業を調べるときに、自分の興味のある商品を取り扱っている企業ばかり選んでしまいがちですが、全く興味がないと見向きもしていなかった企業の中にも、自分の興味のある分野とのつながりを発見する可能性があると分かりました!

「ビール会社が取り扱っているのはビールだけ」というような先入観を持たずに、まずは幅広い業界の企業をみて偶然の出会いや発見を大切にすることも必要だと感じました。


プラズマ乳酸菌の2つの強み 
①パッケージに唯一「免疫」と書ける
パッケージの効果・効能表示には科学的な根拠が必要であり、今までパッケージに「免疫」と書いて免疫機能をアピールできる食品はありませんでした。しかし、キリンは長い時間をかけて多くの論文を科学誌に提出したことで、それらが「免疫」表示の根拠として認められたのでした。

②プラズマ乳酸菌は死んでも効果が消えず、粉末状に加工できる
普通の乳酸菌は、生きた状態を保つために冷えている水分の中でしか使えません。しかし、プラズマ乳酸菌は高温でも乾燥状態でも効果が消えないため粉末状に加工でき、飴やグミなど調理工程で熱を使う商品にも使用できます。

研究は企業にとってすぐに利益につながるものではありませんが、長年の研究が巡り巡ってビジネスにつながっていくのは面白いと思いました。
研究職のように長いスパンで会社に貢献していくスタイルもあれば、営業職のようにその日その日で利益を上げて短いスパンで貢献していくスタイルもあります。働く上で自分はどのスタイルが向いているのかも考える必要がありそうです。

毎日コツコツとやるスタイルでは大きな成果として現れたときの達成感が大きそうだし、その日ごとに成果が現れるスタイルではモチベーションの維持がしやすそう…


プラズマ乳酸菌の強みを活かす新たなビジネスモデル
これら2つの強みを活かして、キリンは他社メーカーに対してプラズマ乳酸菌を製造・販売して、他社でもプラズマ乳酸菌入り商品を販売できるようなビジネスモデルを確立しました。キリンから購入すれば自社製品でも免疫をアピールできると、メーカーから注文が殺到しているそうです。

このように、プラズマ乳酸菌を素材として他社に売ることで、キリンが苦手なジャンルでも儲けることができているそうです。

原料生産から販売まで全てを自社で行う一気通貫のビジネスモデルがある一方で、キリンのように他の企業向けにベースとなる商品を提供することで利益を得るビジネスモデルがあると分かりました。


以上、キリンのビジネスから、業界・企業研究で大事なことや働く上でのスタイルについて考えてみました!
これから就活も本格化してくるので、偶然の出会いも大切に色々な企業を見て将来設計をしていきたいと思います!

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