一人での宿探し

一人で初めて飛行機乗ります。なんかこう、ドキドキしますけど、その頃は、それを見せるのもかっこ悪いっていう感じがしてました。
余裕だよ、みたいな感じで、空港に行き、時間ギリギリに搭乗口に向かう、みたいなスタンスで行ってました。

初めて一人で乗る飛行機は、伝統のビーマン・バングラデッシュ航空でした。
一番安いチケットを探した結果です。
東京発、バンコク経由のダッカ行きです。
その後何度か乗ることになる飛行機、当時の価格で4万円弱だったと思います。

これを選んだ理由は、とにかく、安いという1点のみです。
週1便しか飛んでないとか、機内食がどうこうとか、どうでもいいんです。
「安い」というのがすべての理由でした。

飛行機の中は、ダッカに行く人が半分くらい、その他の乗客が半分くらい、という感じでした。
バングラディッシュの人たちが半分くらいなわけです。
なんだか、香辛料なんだか、整髪料なんだか、よくわかりませんが、特殊な匂いが漂い、
飛行機の中からすでに「外国」でした。

イスラム圏の航空会社なので、飛行機が飛び立つ前に、イスラム教の何らかのお祈りの歌が流れました。
なんだか、言葉の響きが悲しい歌のように聞こえ、私の感覚だと、とても不安な気持ちになりました。

不安な理由はもう2つありました。
①椅子の肘掛けが、壊れてて、ビニールテープでグルグル巻になってました。大丈夫、この飛行機?と思いました
②スチュワーデスさん、バングラディッシュの方なんですけど、体型が。。。。飛行機の椅子の間通れないじゃん、という方が多数。。。


でもつくものです、飛行機は。
7時間後には、無事にバンコクに着いてましたよ。
科学技術舐めんなってことですよね。

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