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Siriと分かり合えない、おじさんの話


とあるお店でランチをしていた時

狭い店内
男性の声が響いた
お店の人に次回の予約を入れていたのだ

そして忘れないようにと思ったのか

勇気ある恐らくめんどくさかり屋の
おじさんは、少し小声で

『へい しり』と言った

え?と、ちょっと驚いたが
まあ、小声だし
特に気にしなかったが
小声のせいか
Siriは反応が鈍かった

2回ほど
『へい しり』と言うと
反応した

おじ 『◯月◯日に、、、』
Siri     『◯月◯日は水曜日です』

おじ 『知っとるわ』

iPhoneのカレンダーに
◯月◯日の予定を入れたい
おじさんの思いSiriに伝わらず

私含め他の客、、、、、くくくくくっ、

私なら、もう入力しちゃうところを
おじさんは諦めない
再度チャレンジするおじさん

もたもたする、おじさん
Siriに伝え方間違えてる、おじさん

おじ 『へい、しり』
Siri     『はい』
おじ 『えー、えーと』
Siri     『こんにちは』

おじ 『、、、、こんにちわ』
おじ 『いや、ちゃうねん!予定入れたいねん』

きちんと挨拶は返す
律儀なおじさん
  
周囲 くっくっくっ、、、、肩が震える
(笑うの堪えるのに大変)

それでも諦めないおじさん
声も大きくなってきたおじさん

おじ 『へい しり!』
Siri     『はい』
おじ 『えー、◯月◯日の予定を入れ、、、』
Siri     『◯月◯日は予定は入っていません』

おじ 『いや、だから入れたいねんやん』
(悲痛な訴え)

周囲、くくくくくくくくくっっ
(面白すぎて食事出来ない)

結局、一緒にいた方が入力されていたが

『なんや、役に、たたんな』とぼやくおじ

誰かSiriの予定の入れ方を教えてあげてと
心の中で叫んだのは私だけじゃ無かったはずだ

せっかくの良い機能も使い方を間違えれば
何の役にもたちゃしない

でも、おじさん
楽しいランチタイムをありがとう。


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