漫才(創作)に行き詰ったときの対処法②二つのネタが組み合わさることがある(パターン2)

以前、ネタ作りに行き詰ったときの対処法(?)として「作りかけだった二つのネタが組み合わさることがある」と書きました。
今回はその具体例を紹介していきます。
前回の記事でも具体例を紹介しているので、興味のある方は読んでみてください。
今回は以下のネタについて書いていきます。

前半部分

前半部分はお客さんの前で「仕事仕事仕事…」と言ってからネタを始めようとするボケから始まります

1: 分かった。仕事仕事仕事…
2: (遮って)やめてくれよ。そういうの見ると嫌々やってるように見えるんだよ。人には見られないようにやるものだろ?
1: 分かった(舞台袖にハケる)
2: どこ行くんだよ
1: (舞台袖から大声で)仕事仕事仕事!
2: ん?
1: (戻って来ながら)どうも~!!!
2: いや無理無理無理無理

ツカミ

この流れになるようなツカミを考えます。
「科学的な適職」という本で「仕事は仕事と割り切った方がよい」という研究結果が紹介されていたのを思い出し、それを使うことにしました。

1: 俺、芸人向いてないかもしれない
2: 急にどうしたの?
1: 人前に出ると緊張しちゃうししゃべるのも苦手だから漫才になるとうまくしゃべれないんだよね
2: それなら「仕事は仕事だからここだけは頑張ろう」って割り切るのが良いらしいよ
1: そうなんだ~
2: ミシガン州立大学が2015年に行った調査によると…(早口で)
1: (遮って)はいはいはいはい…分かったから。割り切った方がいいってことでしょ?

後半部分

後半では「ビッ〇モーターの会見の再現してみてもいいですか?」と言いながら山〇證券の会見をやり、ツッコミが元ネタを知らずに困惑しているところにボケが突っ込むというネタを考えていました。

1: ちょっとさあ、ビッ〇モーターの記者会見やってみてもいい?
2: (呆れて)もうやりたい放題だな
1: これだけ、言わせてください!私らが悪いんであって、社員は悪くありませんからぁ!…
2: ん?逆じゃね?
1: 社員は悪くありませんからぁ!どうか社員の皆さんを応援してやってください!
2: ビッ〇モーターの会見って役員が社員のせいに…(してなかった?)
1: 山一證券か!
2: いや知らねぇよ!

つながった瞬間

前半部分の「無理無理…」を連呼するシーンから、ビッ〇モーターの副社長の「教育教育…〇刑〇刑…」のボケを思いつき、つながりました。
こんなにきれいにつながるとは思っていませんでした(?)

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