チャナティップの移籍報道はなぜ衝撃的なのか。


チャナティップの移籍報道はなぜ衝撃的なのか。3つの理由が考えられます。

①サポーターの多くが非売品カテゴリーだと感じていたこと
②宿敵川崎への移籍であること
③経済的打撃があることと考えられます。


①サポーターの多くが非売品カテゴリーだと感じていたこと

最も大きい理由としてよいかと思います。
まず流動性が高いか低いか、市場価値が高いか低いか、という視点を導入します。すると選手は4タイプのどこかに該当するわけです。選手のカテゴリーを分類すると4タイプにネーミングが可能になります。次のように分類しました。

流動性が高く、市場価値が高い ニューヒーロー系(金子・小柏)
流動性が高く、市場価値は低い ベテラン系(小野・菅野)
流動性が低く、市場価値が高い
③-1先天愛着系(荒野・深井・菅)
③-2後天愛着系(福森・駒井・チャナティップ)
流動性が低く、市場価値が低い ユース上がり系(濱・阿波加)

①②の選手は移籍しても不思議でありません。事実金子・小柏にはオファーがあり、小野も一時はFC琉球に移籍した過去があります。


そのうち③については、先天愛着系と後天愛着系に分かれます。先天とは北海道にルーツがあることを意味します。コンサドーレが北海道から動くことがない限り、彼らの流動性は低いことが想定されます。対して、後天はさらに二つに分けても良いかもしれません。「人、モノ型愛着」「体験型愛着」です。「人、モノ型愛着」の代表例は駒井・大谷です。監督についてきた形です。札幌の設備、環境、周りの決断に惹かれて入ってきた選手もいるかもしれません。田中駿太も同い年の金子・高嶺が入るから入ったのかもしれません。


「体験型愛着」の代表例は福森・チャナティップです。福森は北海道に移籍して成長したことでサッカー選手として成功し、(おそらく札幌で見つけた彼女と)札幌で結婚生活を営んでいます。チャナティップも同様です。初の海外移籍で見事にフィットしました。ここでの体験はサッカー選手としての成功が大きな要素を占めるのは間違いありません。そしてその体験は監督などに大きく依存しません。(福森はバルバリッチ体制から所属、チャナティップは四方田体制から所属)


「人、モノ型愛着」と「体験型愛着」。比較すると、体験型愛着が相対的に流動性は低いと言ってよいと思います。人はいなくなるからです。体験はなくなりません。ただし、先ほども申した「コンサドーレが北海道から動くことがない限り」です。



ここまでやって、2点課題が見えてきました。
「入団理由」で分けるべきかもしれないと思い始めてきました。流動性、という部分がいかにも聞こえるが、流動性は原因ではなく結果だからです。計測の仕方に問題がある気がします。
それとこの枠組みだと宮澤・高嶺は複合的で、青木・ルーカスなどは分類が難しいところがあります。
この辺りはおいおい修正・追記します。



②宿敵川崎への移籍であること

これは言わずもがなです。私はサッカー観戦史、スポーツ観戦史の中でもトップクラスにこの二試合が好きです。

③経済的打撃

(執筆中)



最後に

バラエティテレビに映れば愛くるしい笑顔を振りまき、万人から愛されるキャラクターでした。プレースタイルはマラドーナ、元札幌のリトルジャイアントと呼びたいです。ありがとうチャナティップ!

【若かりし頃のチャナティップ】
https://blog.domesoccer.jp/archives/60143861.html

【各サポーターの意見】
https://blog.domesoccer.jp/archives/60183294.html


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?