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非エンジニアから見る宇宙ビジネスの面白さ

こんにちは。ワープスペースビズデブ担当の國井(写真の左下)です。

本題に入る前に、今回の弊社メンバーそれぞれの立場から記事を書いてもらう企画について、少しだけ裏話をお伝えさせてください。それを知れば、インタビュー企画と併せてより深く楽しめると思います。

今後社内メンバーから寄稿してもらい、継続的に発信できるようお願いしています。これから本格的に採用に力を入れていくうえで、求職者の視点に立つと、現場の雰囲気や一緒に働くメンバーがどんな人たちなのか知りたいのでは?、ということで、メンバーインタビューと並行して走らせ始めました。

どんなキャリアで、なぜワープスペースにジョインして、いまのプロジェクトでは何を担当しているのか。このあたりのストーリーは、聞き手がいるインタビューを通じて引き出すほうがいいなと思っています。

一方この企画では、なるべくプロジェクトから切り離したパーソナルな内容で書いてもらうようディレクションしています。なぜかというと、プロジェクトの話からは引き出せないパーソナルなストーリーこそ、実は人となりがわかったり、読み手を惹きつけるような気がするからです。

ひょんなことから別荘が手に入っちゃった話とか、めちゃくちゃ気になるじゃないですか。僕は気になっちゃいます。それ以外にも業務から離れた面白い話ってきっとあるはずで、かつ実は誰かに伝えたいと思ってたりする気がしてます。そんな感じで企画を始めたので、これからの投稿をどうぞお楽しみに。

さて、本題に入ります。

なんで宇宙?

実は、大学を出てそのままワープスペースにジョインした社会人一年目です。もっと言うと、ディープテック領域で即戦力になれる工学系の出身でもなく、専攻は開発経済やリベラルアーツ、一般に文系と呼ばれる分野です。そんなやつがどうして未開拓な宇宙産業に飛び込んだのかというと、単なる好奇心です。今振り返ると、われながらよく踏み込んだなと思います。

話は少しそれますが、大学時代、東アフリカに1年間滞在していました。アフリカっていうと、「え、ボランティア?」と聞かれますが、ビジネスによる社会課題の解決という大きな動きも出てきていて、その現場を見たくて大学を飛び出しました。同じことはアセアン諸国(東南アジア)でも起きているのに、なんでアフリカにしたのかと聞かれると、(物理的にも感覚的にも)一番遠くて面白そうだったからと答えています。
どうやら、未知な環境に行ってみたいという性癖があるのかもしれません。

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宇宙って、なんなんだろう?

宇宙を仕事にするってどういうことなんだろう?
そもそも産業になるの?

ちょうど一年前くらいまではそんな感じでした。ただアフリカ時代からお世話になってる方からワープスペースを紹介してもらい、弊CEOの話を聞くと、実はぼくらの生活は宇宙と密接に関係していることを知って、がぜん興味をもちました。

それまでは、テラドローンというドローンのサービスプロバイダーのスタートアップでインターンをしていたので、少しずつ高度が上昇しています。
そのため、自己紹介では「どうもバカと煙は高いところが好きみたいです。」と言うようにしています。

前置きがやたら長くなりましたが、非エンジニアから見る宇宙産業の面白さについておとどけします。

宇宙産業の魅力

初めてワープスペースの事業の話を聞いた時、「2023年のサービス提供開始に向けて開発を進めている」と説明されて、その時間軸の長さに驚きました。例えば3年間、膨大なコストをかけて開発したのに打ち上げ失敗でおじゃん、みたいなケースも業界の中ではごく稀にある。そのリスクを取ってチャレンジしている背景には、「人々の暮らしをもっと豊かにしたい」「地球規模の課題解決に貢献したい」、といった純粋な想いがあったりして、すごいなとおもったわけです。中長期的な視点で開発に取り組みながら事業をつくっていく、その先の見えなさに惹かれたのかもしれません。

それから、政府主導の開発対象だった宇宙が、少しずつ民間資本による利活用に移行している今だからなのか、あるいは重厚長大な開発がそもそもの前提だからなのか、お互いの取り組みを尊敬しあう風潮があるなと感じます。

以前ミーティングをした相手が終わり際に、「今すごく大変な時期だと思うけど、君たちのプロジェクトが上手くいくように祈ってるよ!」と言ってくれたのがすごく印象に残っています(担当者の人柄かもしれません)。

難しいこと、なにか新しいことに取り組むことを、お互いに応援しあえるのは単純に素晴らしいことですし、未開拓領域だからこそのメンタリティだとしたら、これもひとつ宇宙の魅力だと思います。

主語が大きい

ジョイン直後から、少しずつ新型感染症が拡大し始め、春先には緊急事態宣言が出されました。エッセンシャルワーカーズや医療従事者のさけびなど、感染症苦を報じるニュースがたくさん見られるなかで、こんなニュースを続けざまに目にしました。

「宇宙(地球観測)産業が今より少し発展していれば、コロナ拡大は予測できていた」
「2020年の約一年間で、宇宙産業への投資額(インフラ部門)が過去最高を記録」

こんな言説はもちろん結果論でしかなくて、産業が進展したとしても感染症の拡大を防ぐことができたかはわかりません。でも、感染症という事象に限定せず広くとらえると、産業の発展が社会課題の解決と結びつくことは確かだと思います。

人工衛星が宇宙から取得するデータによって、温暖化が原因とされる森林火災や大型台風の事前対策、発災後の迅速な対応が可能になったり、
間接的であれ、温暖化そのものの進行を遅らせることもできると考えられています。昨年は、人身売買の証拠を衛星がとらえて、未然に防ぐことができたというニュースも報じられました。一次産業から三次産業まで、ひいては緊急時など、宇宙利活用の幅の広さ、つまり影響力の大きさが、投資が集まっている背景であり魅力だと思います。

ワープスペースがやろうとしていること

成長が見込まれる宇宙産業の中で、ワープスペースがやろうとしていることを一言でいうと、宇宙産業の発展を通信インフラの観点から支える、ということです(BizDevの井戸がわかりやすくまとめているので、そちらを参照ください。

まだまだ目の前のことで手一杯になりがちななかで、自分なりに面白いと感じている点をまとめてみました。少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです。

メンバーインタビュー企画はこちら


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