アカデミア発、宇宙光通信の実現に向けて飛び込むNew Spaceへの道!
第15弾となる今回のメンバーインタビューに登場するのは、ワープスペース三人目の外国籍メンバーとなるAndreaです。
イタリア出身のAndreaは大学時代から空間光通信の研究に取り組んでいた研究者でした。そんな彼がなぜ宇宙スタートアップでの仕事を選んだのかについて伺いました!
イタリアで学んだ宇宙開発の基礎と実践
-Andreaさんが今担っている業務を教えてください
私は現在BizDevのメンバーとしてテクニカルセールスを担当しています。また後で紹介しますが、宇宙工学や光通信の研究に携わってきたので、その専門性を活かしてCTO永田さんのサポートにも入っています。
-いつ頃から宇宙に興味を持つようになったのでしょうか?
私が宇宙に興味を持ち始めたのは幼いころからでした。幼少期は、プレゼントされた望遠鏡を使って観測したり、SF作品をみることが好きでしたね。それから段々と宇宙への興味が大きくなり、宇宙工学の分野を勉強したいと考えるようになりました。
そこで、大学進学の際には宇宙工学を学べるコースに入り、在学中には多くの宇宙開発や技術にまつわるプロジェクトを経験することができました。
修士過程で宇宙光通信をテーマとする研究に携わった他、ESAや大学が連携して実施する宇宙関連プロジェクトに数多く参加する機会がありました。
-とても充実した学生生活を過ごしてきたんですね!
実はイタリアの大学には、日本の大学とは違う大きな特徴があり、卒業のタイミングを自由に決められます。その分、複数の研究やプログラムに携わることができ、私自身大学を通して多くの経験を積むことができました。その後2020年に卒業し、宇宙船開発企業でのエンジニアとBizDevメンバーを経て今に至ります。
新しい環境でNew Spaceに取り組みたい!
-ヨーロッパでも宇宙関連企業は多くあるなか、なぜ日本の宇宙スタートアップを選んだのでしょうか?
一番大きな理由は、自分とワープスペースがベストフィットであった、ということです。
もともと国外で"New Space"にまつわる仕事に就くことを重要視して就職先を探しており、その中でワープスペースのLinkedinページを見つけたことが会社との出会いでした。
その後、事業内容を調べていくうち、会社が目指している宇宙空間での光通信ネットワークの実現が、まさに自分の経験や挑戦したいこととマッチしていることが分かり、連絡したことを覚えています。
また以前、空手に触れたことがあったり、日本にカンファレンスなどで訪れたりしたこともありました。その際に日本の文化や街並みに惹かれ興味を持っていたことも、日本の宇宙スタートアップで働くという決断を後押ししてくれました。
-特に好きな日本文化はありますか?
日本の歴史全体に興味がありますが、中でも戦国時代が好きです。各武将や家同士が勢力争いをしてきた戦国時代にはイタリアの歴史と通じる部分がありますし、今でも戦国時代を題材にしたゲームでよく遊んでいます。
中でも日本刀の文化にはとても惹かれていて、大正時代に作られた刀を手に入れ家に飾ったりしています。この頃の刀は装飾的な意匠がとても凝っていて、見ていてとても楽しいです。
-日本文化好きがとても伝わってきました!
BizDevの仕事は技術と未来を繋げること
-コロナ禍の影響もあり、3月のジョイン以降リモートでの勤務が続いていますね
そうですね、今回のインタビューもリモートで行っていますが、BizDevメンバーとして、日本国外のカスタマーを中心にフルリモートであっても日々の業務に支障はなく出来ていると思います。情勢次第ではありますが、いずれ日本に訪れ実際に顔を合わせてコミュニケーションをとる機会を作りたいと思っています。
-光通信への専門性を持つAndreaさんが今BizDevに取り組むのはなぜでしょうか
これまで私はアカデミアのなかで技術に向き合ってきました。企業や大学での技術開発は日々着実に進んでいて、今できない事でももしかすると明日にはできる様になるかもしれません。
BizDevの仕事はそんな技術と未来とを繋げ、社会へ活かしていくことだと考えています。アカデミアで得た知識をベースに事業を前にすすめ、地球周回軌道だけでなく、広く、宇宙空間において通信インフラを確立していきたいですし、それが宇宙をより身近にすることにつながると考えています。
-最後に、ワープスペースの行動指針「Compass of Behavior」について、お聞きします。Andreaさんが最も大事にしているのはどれですか?
どれか一つを選びたい所ですが、ビジネスにとって二つ大事なことがあると思います。それは「Leap」と「Adventure」です。
「Leap」はまさしく飛び越えていくような、クリエイティブに物事を発想する事であり、これまでの概念にとらわれず新しいアイデアをどんどんと実装していくことが大事だと思っています。
また、「Adventure」については、自分たちの前に立ちはだかるハードルを越えていく、その挑戦を楽しんでいきたい想いから選びました。
挑戦し、そして成功するために、恐れずに次の冒険に飛び出していきたいですね。
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