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ノマドランド

アカデミー3冠に輝いたノマドランド。
鑑賞してみたが、アカデミー賞というよりカンヌっぽい印象。
ただ、映画の世界観や雰囲気に飲み込まれそうになるような“深み“が作品を通して感じられた。

ノマドランドは、リーマンショックで家を失い、亡き夫との思い出をキャンピングカーに積み込み、ノマド(放浪者)として旅に出た女性の姿を描いた作品で、
主役と助演俳優2人を除いてキャスト全員が本物のノマドが出演している。
(全員めちゃくちゃ演技上手い)

ノマドたちのほとんどは高齢者。
作中ではノマドたちの仕事、暮らし、そして仲間の死などがリアルに描かれている。
旅をする中で出会いと別れを繰り返すが、別れの挨拶は「さよなら」ではなく「また今度」。
都会の暮らしでは決して感じることができない世界観に魅せられる。

作品を見てると社会とか経済にとらわれない自由な生き方もいいなと思った。
去年、移住をテーマに取材をしたが、このコロナ禍でリモートワークが進み、地方への移住者が増えているという。

選択するのは自由だ。
でも、現実難しい部分もあるよね・・・。

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