あゝ終わりなき手帳会議。遠回りして、バレットジャーナル。
今年も残すところあと2ヶ月弱。愛用するほぼ日カズンの、平たくて真っ白なページがどんどん減っていく。
そんな手帳で、今月から新しいことを始めみた。バレットジャーナルだ。
バレットジャーナルはずっと前から知ったものの「ルール多いし、めんどくさそうだし、タスクをいろんなページに分けてかくなんて、ややこしいじゃん!」と、やってみる気になれなかったはずなんだけど。
今日は、そんな第一印象のバレットジャーナルをどうして始めることになったのか、きっかけの思いと、これまでのタスク管理方法を振り返りつつ書き留めておく。
「膨大すぎるタスクから目を逸らしたい。でも、できるだけやりきりたい!」
大ワガママである。
先月、やりたいことは全部できないと悟った。「ほんなら何をするか、選ばなあかんな。ジブン、何がやりたいねん。全部言うてみい。」と書き出してみる。
すると、とんでもなく膨大なチェックリストが完成した。確かにこれら全てを24時間や1週間のうちに組み込むのは不可能だろうな、という量。
この途方もない数のチェックリストの時点で絶望してしまって、10月末の私は考えることを放棄した。もう、やりたいことについて考えるのは後回しでいいや……。
憧れの人と同じ方法で、デジタルにタスクを管理してきた
話は飛ぶが、10月まではスワンさんという方のNotionでのタスク管理を参考にしていた。
これ、ほんとうにすっごく画期的で、便利で、やっていて楽しい。ご著書も大好きで、年始とか、キリのいいタイミングでよく読みかえしている。おすすめ。
ただ、この素敵な方法でも自分のタスクは回らなくなってきた。Notionに山積みとなる、大量のチェックボックス。もう半年はそこにいる、「手芸をやる」のタスク。簡単にタスクを追加できるタイピングと、ルーティンを終えるのすら困難な私生活。
これは自分とNotionの相性の限界であった。スワンさんのタスク管理方法がなかったら、とっくに破綻していたと思う。そもそも自分はデジタルツールがめちゃくちゃ好きなわけではない。Notionは手帳っぽいからギリギリ続いているという状態だったのだと思う。
そして、たまたま手帳系のYouTuberの方がバレットジャーナルの紹介をしているのをみて気付いた。今やってるタスク管理、ほぼバレットジャーナルだ。
手書きなら、何かが変わるかもしれない。
ほぼ日手帳で始めた、我流のバレットジャーナル
バレットジャーナルの本は読んだことがない(いつか読みたい!)。専らYouTubeの動画を参考にしている。個人的に一番わかりやすかったのが、クリームソーダさんのこちらの動画。
ほぼ日ではどうやってるかというと、いわゆる「フューチャーログ」と「マンスリーログ」は、デイリーページの間にある月初のページに。
週の初めに、マンスリーログからその週のものをもってくる。フューチャーログからも、できそうであれば引っ張ってくる。あとは、仕事のカレンダーとかからタスクを書き出す。
インフルエンザの予防接種予約とか後回しにする最たるものだけど、ウィークリーに書いた時点で「今週中にやるのね、オッケー」という覚悟ができる。
その日のタスクはデイリーページに書く。デイリーページに書いたら、タスクを済ませて、丸を塗るなりチェックを入れるなりして完了させる。
結局、ページをまたいで
マンスリー&フューチャー
ウィークリー
デイリー
と、3回も書いていることになる。今まではこれが面倒で、やろうとも思わなかった。
ひと手間が、大きな岩を砕いていく
この手間こそ今の自分に必要だ。膨大なやりたいこと、やるべきことの塊から、今月できそうなだけ、今週できそうなだけ、今日できそうなだけ、取り崩せる。何段階も経てデイリータスクに回ってくるから、自分に無理難題を押し付けることがなくなる。
全部終えられなくても「もともとウィークリーから引っ張ってきたタスクだし、今週中に終わればオッケー」とおおらかな気持ちでいられる。
それに、何度も書くうちに、自然とタスクを見直すことになる。「やっぱこれ、やりたくないかも」と思ったタスクは、削除してしまえばいい。
今月の私のテーマは「とおまわり」。まさに、アナログでめんどうな遠回りをしたから出会えたタスク管理と手帳の使い方だと思う。
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