窓というメタファー
料理の合間に映画をちまちまと観ることが好きだ。
今日は「しあわせの絵の具〜愛を描く人 モード・ルイス〜」を観た。
じんわり染みるような温かな余韻の好きなタイプの映画だった。
(あらすじは公式サイトでご覧ください)
ふと気がついたことがある。
それは、ここ数年で観た映画や美術展で、描写が美しいなぁと心が動いたものは「窓」をメタファーにしている作品が多いこと。
例えば「ハーフ・オブ・イット」「グランマ・モーゼス」
そして「モード・ルイス」
いや、実際に作品の中ではメタファーではなかったのかもしれない。
自分が、ただただ「窓」というモチーフに惹かれているだけなのかもしれない。
それならそれでも良い。
思い返せば、デザイナーという仕事についた原体験の中にも「窓」があった。
夕暮れ時のマジックアワー。自転車を立ち漕ぎしながら、通り過ぎる家々の灯りが灯り始める窓を眺めては、暮らす人の感情やインテリアなどを想像して楽しんだ。
産後の一番辛かった時の記憶にも「窓」がよく印象に残っている。
暮らしの中の感情を映し出すモチーフ、そしてメタファーに「窓」は絶妙にちょうど良い。
直接的すぎず、間接的すぎず、季節も捉えやすいのだ。
面白い。またひとつ、思考を深めていく対象が見つかって嬉しい日だな。
興味を持ってくださりありがとうございます♡良い循環をさせていきます!