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UFOを巡るロス・コーサートとギャリー・ノーラン教授の対談(6)

(5)のつづき。

R(ロス・コーサート):さて、政府が隠蔽に関与していると言うとき、彼らは意図的に隠していたと思いますか?

G(ギャリー・ノーラン):はい。私はそれを事実として知っています。私がそれを知っているのは、これから内部告発しようとしている人々と話をしたからです。

R:これから何が起こるか知っているのですか?

G:はい。(註:この対談が行われたのは2022年6月)

R:それで隠蔽があったと?

G:そう、そして積極的な隠蔽が行われてきました。情報開示と透明性を推進することによって、舞台裏で物事を隠し続けてきた人々の陰謀と策略に光が当てられます。私が言いたいのは、政府の各部門が何をしてきたかを見てみようということです。国防総省は先週、この現象を研究するための事務所を設立すると発表しました。彼らは1947年にさかのぼって調べると言っています。

R:1947年というのはロズウェル事件のあった年です。

G:そう、1947年です。私たちは偽情報や誤った情報を与えるために行われたすべての作戦のリストが欲しいのです。彼らがこれを行ったというのは興味深いことです。私たちは、この種の情報に関して制定された機密保持契約のすべてのNDAのリストが欲しいのです。 興味深いのはNDAそのものではなく、NDA に署名した人々です。なぜなら、それは各個人が関係した具体的なプログラムの証拠だからです。

R:ウィルソン提督文書と呼ばれる文書をご存知ですか?

G:はい。

R:それは本物だと思いますか?

G:はい。私はエリック・デイヴィスが嘘をつくことができない性格であることを知っています。

R:その文書の重要性は、国防情報局の元直属長官トーマス・ウィルソン提督が有名な物理学者エリック・デイビス博士と会話し、そこで米国政府内で秘密のUFOリバース・エンジニアリング・プログラムが進行しているという発見を伝えたとされることです。彼らは回収された宇宙船を隠していた場所は民間の航空宇宙会社だと述べています。私のジャーナリストとしての勘は、アメリカ人は秘密を守れないということです。つまりこの国ではすべてが漏れるということです。

G:これはその一例です。

R:結局は秘密が漏れたのです。

G:最終的には漏洩しましたが、興味深いのはそれがどのように発見されたかということです。それはエドガー・ミッチェルが亡くなった後にその遺品から見つかったもので、誰かがわざわざそれを世に出したわけではありません。

R:ミッチェルはアポロ 14 号の宇宙飛行士でした。

G:そう、エリック・デイヴィスが書いたものをエドガー・ミッチェルがどのようにして入手したのかは分かりませんが、誰もこれを積極的に明らかにしようとはしませんでした。最終的にエドガーの資料を入手し公開したのはジャーナリストの仕事でした。エリック・デイヴィスに、公にするつもりはなかったものを書いたと嘘をつく理由があるでしょうか。そもそも彼は諜報員が定期的に行っていること、つまり彼らが行ってきたことについての報告書を書いただけです。

R:そして、エリックは明らかに文書の真実性についていかなる形でもコメントをしていません。

G:そうですね、彼はコメントできませんが、このことが明るみに出るかなり前から、エリックは私が関わっていたグループの一員だったため、私はすでにこの文書のことを知っていました。

R:それが意味するのは驚くべきことです、ギャリー、つまりこの会話であなたは、この地球上には高度なテクノロジーを駆使した非人間的知性が存在するということを証拠に基づいて信じているとおっしゃいました。

G:そうです。彼らの高度な能力はそもそもテクノロジーと言えるのかどうかはわかりません。なぜなら、それが非物質的な意識の一種であるという考えを私は留保しているからです。同僚たちにはこのことがすべてクレイジーに聞こえることはわかっていますが、もし私が見てきたことをあなたも見たならば、あなたも同様の結論に達することしかできないでしょう。 このような主題について話すことで私の評判が傷つくこともまた分かっています。このような話をすることで私はいかなる賞も決して手に入れることはできないことは確かです。

R:最良の科学とは常識に反するときにこそ生まれるものではないでしょうか?

G:ええ、それはトーマス・クーンの「科学革命の構造」にある言葉です。異常なものや既存の価値観やイメージに合わないものが集積し、最終的にもはや無視できないところまで達したときにパラダイムの転換が起こります。そしてそれが最近起こっていることです。私たちはクーンの言葉が実現する瞬間を見ているのだと思います。

R:それは途方もないことではないですか? 私たちは今、人類の歴史の中で重大な瞬間にいると言われるのですね。

G:私にとって重要なのは、何億人もの人々がどう考えるかということよりも、それが真実であるかどうかということです。それが真実であるわずかな可能性があれば、私はそのためにいくらでも時間を費やすつもりです。3億分の1の当選確率であっても10億円の宝くじを買うようなものです。

R:そしてきっとあなたは科学にすべてのお金を投資するでしょう。

G:おそらくそうです。

R:ギャリー、あなたが内部告発者の何人かと話したという事実に立ち返らなかったら、私はジャーナリストの仕事をしていないことになるでしょう。彼らにとって、闇の世界から抜け出し、政府の隠蔽について知っていることを認めるのは、どれだけ大変だったでしょうか?

G:そうですね、ルー・エルゾンドとクリストファー・メロンが出てきて、米国政府にそれについて話し合うことを容認する雰囲気を作り出すまでは、それは非常に困難でした。彼らは2年前に海軍が見ているこれらの出来事について私たちに話してほしい、それを隠すのをやめてほしいと言ったのです。

R:あなたの気分を害することになったら申し訳ありませんが、米軍の人々が突然宗教的に改宗し、情報開示活動家になりたいと決めたという考えについては私は非常に懐疑的です。アメリカ空軍は今もこの話を全部隠蔽しようとしているのではないでしょうか?

G:はい、あなたは今「宗教的」という言葉を使いましたが、政府内でこの情報の流出に最も反対しているのは宗教原理主義者たちであることはよく知られています。彼らはそれを悪魔だと思っているのです。

R:ええ、そうです。彼らはそれを悪魔的だと言っています。実際、アメリカ空軍の人々と会話したことがありますが、彼らはこれは悪魔的だ、これは悪だ、見るべきではないと言いました。

G:そうです、しかし、たとえ彼らが悪魔的であっても、私は彼らが何をしているのか、彼らの意図が何であるのかを理解したいと思います。

つづく

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