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メキシコのエイリアン遺体の件

最近話題になったメキシコ議会で公開された「エイリアンのミイラ」について。

ミイラ化した「非人類の遺体」公開 メキシコ議会
2023年9月14日 9:29 発信地:メキシコ市/メキシコ
【9月14日 AFP】メキシコ議会の12日の公聴会で、「人類ではない」生物の遺体とされるもの2体が公開された。同議会が地球外生命の可能性について公式に取り上げたのは今回が初めて。
 ミイラ化した「非人類の遺体」は、それぞれ小さな展示用ケースに入れられて公開された。メキシコのジャーナリスト、ハイメ・マウサン(Jaime Maussan)氏が2017年にペルーで発見したとして持ち込んだもので、灰色がかり、人類に似た体形をしている。
 マウサン氏は「彼らは非人類だ。正体が分からないので、地球外生命体とは呼びたくない」と語った。さらに、メキシコ国立自治大学(UNAM)で行われた炭素年代測定から「約1000年前のもの」であることが示されたと述べた。
 公聴会は与党のセルヒオ・グティレス(Sergio Gutierrez)議員が「公共の利益にかなう」として開催を求めた。
 同氏によると、マウサン氏は、7月に元米情報局員のデービッド・グラッシュ(David Grusch)氏が米下院委員会で米当局が未確認航空現象(UAP)の証拠を隠ぺいしていると証言したことを受け、メキシコ議会での公聴会を要請した。
 だが、ソーシャルメディア上では映画『E.T.』の宇宙人の写真を使ったジョークが飛び交うなど、驚きと不信と嘲笑が入り交じった声が上がっている。
 X(旧ツイッター〈Twitter〉)のあるユーザーは「この国が科学をないがしろにしていることを示す」出来事だと書き込んだ。
 また「火星人がやってきた」というフレーズを添えて、公聴会の動画を投稿するユーザーもいた。さらに、マウサン氏を「銀河系間外交長官」に任命してほしいという皮肉交じりの投稿もあった。(c)AFP

Jaime MaussanはメキシコのUFO研究家で、この「ナスカで発見された宇宙人のミイラ」のことは2018年の時点で話題にしている。

今回のニュースが興味深いのは、上の記事にも書かれているとおり、今年7月に元米情報局員のデービッド・グラッシュ(David Grusch)が米下院委員会でUFO及び遺体回収について証言したことに関連してメキシコ議会がこの問題を取り上げたことである。今後アメリカの公聴会の動きが中南米に波及していく可能性がある。

アメリカのClint Ehrlichという人(弁護士、エンジニア)がこの遺体の上記サイトの調査結果について分かりやすくまとめている一連のXポスト(@ClintEhrlich)があったのでグーグル翻訳を修正して若干読みやすくしたものを貼り付けておく。

(以下翻訳された記事)

ほとんどの人は、メキシコ議会に提示された異星人の遺体は偽物だと考えているが、以下に紹介する国際科学者チームの調査結果を読む必要がある。彼らは宇宙人は本物だと言っている。

それらの標本は、ペルーの鉱山で発見された。放射性炭素年代測定により、少なくとも 1,000 年前のものであることが示されている。しかし、ペルー議会に提出された証拠はそれをはるかに超えたものである。

標本に対して DNA 検査が実施され、その結果は、メキシコの研究機関UNAMで訓練を受けた遺伝学者サルバドール・アンヘル・ロメロによって発表された。

ロメロ博士と彼の同僚が遺体から採取した DNA サンプルを地球上の既知の DNA 配列の NCIB データベースと比較したところ、同定された DNA 配列の 70% は完全に不明で、地球上のどの生物にも該当しないものだった。

法医生理学者ホセ・デ・ヘスス・ザルセ・ベニテスは、標本が捏造である可能性があるかどうかを調査し、標本が人工的に復元されたという「証拠はない」とし、その身体は機能解剖学的に「単一の有機体」として「自然に発達」したと考えられると述べた。

ベニテス博士は「妊娠した」標本における脊椎骨の自然な変位に注目し、それが「妊娠に対する正常な生理学的反応」であり「これほど調和のとれた方法で再現(偽造)するのは難しい」と述べた。

ベニテス博士はまた、遺体の大腿骨と腸骨の交差点に悪化が見られ、偽物を作る芸術家でも二足歩行によるこの自然な磨耗を再現することはできないだろうと述べた。

3本指の手の解剖学的構造も、これがでっちあげではない証拠であるという。

「彼らには関節包、腱、靱帯があり、人工的に複製するのはほぼ不可能だろう」と博士は述べた。

これらの発見は、ロシア・サンクトペテルブルク医科大学の調査団によっても裏付けられた。ペルーの現地調査ではディミトリー・ガレツキー教授が調査団の代表を務めた。

ガレツキー教授は、これらの標本が人間ではないことを裏付ける多数の生理学的差異を特定したといい、それらの解剖学的構造は、地球上で見られるものとは完全に異なるものであるという。

彼らは融合した鎖骨と分割されていない椎骨を持っており、人間とはまったく異なる。

次に、ガレツキー教授は、腕と脚の構造が異なっていると指摘した。

私たちの腕は橈骨と尺骨によって区切られており、脚は脛骨と腓骨によって区切られているが、これらの遺体では、それぞれ単一の硬い骨であった。

第三に、脊柱と頭蓋骨が接する領域に独特の特徴があると指摘した。人間や他のすべての哺乳類ではこの接続部は円形だが、この遺体では方形である。

また教授は、遺体の頭部に鼻腔がないことも指摘した。これは解剖学構造的に、体内に入ってくる空気を温める必要がないことを示唆している。

そして驚くべきことに、遺体では脊髄は脊椎骨を通っていないという。ガレツキー教授によれば、それは椎骨の背後の管を通過しているのではないかという仮説を立てた。これは人間の背骨とはまったく異なる。

遺体の足も人間のものとは全く異なっていた。それは人類のように多数の小さな骨で形成されているのではなく、中央に空洞のある単一の骨であった。

ガレツキー博士らは、ある標本の体内にあった卵を画像化し、卵の中で形成されている生後8週間の人間と同等の成熟度を持つ生命体の「胚」を特定することができた。

その胎児には心臓と脳の発達が見られた。

ロシア調査団の発見は、メキシコの生物学者ホセ・デ・ラ・クルス・リオス・ロペスによって独自に裏付けられた。

彼は標本が「人型爬虫類 humanoid reptiles」であると断定した。

彼らには毛も乳首もなく、皮膚は鱗で覆われている。

ロペス博士は、遺体内部に収縮した脳や他の臓器がまだ見えると報告し、元々非常に巨大な脳であったという。また脳の大きさから、その頭蓋骨が犬や猫などの陸生哺乳類(四足歩行の哺乳類)である可能性はないと述べた。

またこの標本には咀嚼機構がなく、流動食のみで生きており、歯を必要とせずに液体を吸い込み、吸収していたようだという。

ロペス博士は、これらの標本から鎖骨の融合である「フルクラ」を特定した。これは、これまで絶滅した恐竜でのみ観察された特徴であり、地球上にこのような解剖学的構造を持つ生物種は知られていない。

ロペス博士は、これらは哺乳類の骨が取り付けられたものである可能性があるという主張をはっきりと否定した。

彼は、骨構造の内部に中空の鳥のような空洞が存在することを指摘し、「明らかに、この種の骨の特徴はどの哺乳類にも見出すことは不可能である」と述べた。

さらにロペス博士は、骨が人工的に改変されたという主張も否定した。彼は、この説明は画像によって除外されると主張し、「これらの遺体に後に加えられたものが何もないことはこれらのスキャナー画像に示されている」と述べた、

(記事終わり)

そういえば子供の頃、恐竜が滅亡しなければ、そのまま進化を続けて二足歩行型の知的生命体になっていたのではないかということを検証した本を読んで興奮したのを覚えている。
この「宇宙人ミイラ」の話の真偽はともかくとして、こういう話がメキシコの国会で真剣に討議されているという今の状況そのものが面白い。

追記

メキシコの公聴会での法医学者ホセ・デ・ヘスス・ザルセ・ベニテスの発言を英語に訳したものを日本語に直したものを載せておく。

(以下公聴会での発言内容)

このような高い壇上で、これらの非人間の体の解剖学的研究から得られた私の分析結果を発表できることは私にとって光栄です。 法医学者として、生物学者のホセ・デ・ラ・クルス・リオスと協力し、X線、コンピューター断層撮影、三次元再構築、巨視的および顕微鏡的分析などのさまざまな科学的証拠の結果に基づいています。 組織学、炭素14、法医学人類学、比較解剖学、そして比較研究のための法医学における証拠の女王であるDNA分析を踏まえると、これらの遺体は人間とは関係がないと断言できます。 この目的のために、次に見る画像の説明から始めます。

それらは長さ約60cmの体で、白い粉で覆われており、電子顕微鏡検査により珪藻の粉であることが判明しました。これにより、体が乾燥し、バクテリア、菌類、および死体動物相の生成がなくなりました。 この塵の存在により、これらの遺体の乾燥による完全な保存が可能になり、長期にわたる自然保存プロセスが引き起こされます。炭素 14 テストを適用することで、平均 1,000 年前のものであることが示され、その年代が特定されることによって計算できました。 このため、これらの遺体が発見された場所は、ペルーのこの場所に遺体を安置した人による保存と保存にとって理想的な場所となっています。

解剖学の話題に入ると、頭、胴体、腹部、四肢からなり、最後に三指の手足で終わる人型の構造をしていることがわかります。 骨格全体の骨格は、関節間の完璧な調和と一致を示しています。 それぞれの骨の最後の部分は、それに続く骨と完全にフィットしており、標本自体の生体力学の動きによってこれらの磨耗も観察されます。非常に抵抗力のある骨ですが、非常に軽くて丈夫ですが、鳥の骨のように軽いです。 

頭部は体に比べてその比率が大きいため、特に興味深い要素ですが、これは空気化された頭蓋骨であり、非常に軽量でありながら剛性と耐久性を可能にする空間があり、大きな頭蓋内腔を備えています。 これは、それが非常に大きな脳または神経学的物質の入れ物であったことを証明しています。 同様に、眼窩内の空間のサイズが非常に大きく、この標本では非常に広い立体視が可能になることがわかります。 非常に小さな鼻孔と口腔を持ち、顎関節と歯がないことから、噛むことではなく飲み込むことによって栄養を摂取していることがわかります。

次に、首は頭蓋骨の中央床で頭部と結合する長い構造であり、結合が大後頭孔を介して後底で行われるため、霊長類の種では発生しない珍しいことです。 、通常は円形または卵形の中央にありませんが、これらの種では長方形および立方体の形状であるため、何か独特です。 これは、骨の厚さは小さいものの、非常に広い椎間板を備えた 4 つまたは 5 つの頸椎と一致しており、この首がカメのように格納可能になっています。

胸部には鳥のフォークと非常によく似たフォークがあり、これにより肩関節が継続し、非常に広い可動性が得られます。 胸部では、肋骨が完全かつ連続しており、脊柱と結合するまでは完全に円形であり、肋骨の間には非常に小さな空間があり、その数は 14 ~ 16 であることがわかります。

腹部では、3 つの卵子の存在を証明できます。断層撮影のおかげで、ミリメートルレベルの卵子が存在する卵管があることをミリメートルレベルで示すことができました。これは、卵が継続的な妊娠過程にあったことを意味します。 さらに、これらの卵子による複製または生殖のプロセスと卵管内での発達は偽造することが不可能であるため、それらが生物学的かつ有機的であることが100%確認されます。

また、断層撮影のおかげで、筋肉、腱、靱帯、血管の痕跡に加え、その後の研究で定義する必要がある臓器や小器官の可能性も観察できます。 四肢については、関節と標本の生体力学の損耗との間には完全な調和と一致があり、最後は 5 つの指節骨を持つ三指の手と足で終わることが指摘できます。 親指の位置ではなく、3本の指を包み込むように使って物を持ちます。

これが最も際立った重要な特徴の1つです。彼らは手根骨と足根骨を持たず、指節骨は腕と前腕の骨に直接つながっており、さらに爪の一種の爪床で終わっています。 顕微鏡で指紋を発見しましたが、これを再現することは不可能です。 地球上のほとんどの標本には深いまたは円形の足跡があり、これらの標本の指紋は完全に真っ直ぐで水平方向に線状であるため、これらの指紋は特に興味深いものです。

もう一つの特徴は、これらの体の一部には、皮膚内および表面に向かって完全に取り付けられた金属インプラントがあり、非常に印象的な生体機能の融合を行っていることです。 これらのインプラントはさまざまな金属の合金であり、その中でもオスミウムとカドミウムは現在衛星通信に使用されています。

最後に、100万を超える登録種と比較したDNA分析により、既知のものとこれらの生物の間には大きな違いがあることが判明したことを指摘しておきます。 これらの研究は国内外のさまざまな高レベルの機関で実施され、その結果、遺伝物質の70%が既知のものと一致するが、30%の違いがあるという証拠が得られました。

これとの関連性は何でしょうか? そうですね、霊長類と比較した場合の人間の分化が 5% 未満で、細菌と比較した場合の分化が 15% 未満である場合、これは、見つかった 30% を超える差異は、まったく外部のものであることを示します。 パラメータと期待されるものは、現時点で人間によって記述され、知られているものとは異質です。

これらの研究と結果は公開されており、分析や継続を希望する人は誰でも利用できます。 私たちはまだ発見すべきことがたくさんあることを認めており、私たちが直面していることと、科学的および学術的研究における協力の結果としてどこまでできるかを定義する取り組みに科学コミュニティと世界が参加することにオープンです。

以上の結論として、これらの遺体は、ダーウィンの種の進化系統図の生物学および分類学に記載されているものとは反論の余地のない相違点を有する非ヒト種のものであり、共通または追跡可能な前身や起源を持たないものであると言えます。 したがって、これらの遺体は100%本物で、有機的で生物学的であり、当時は生命があり、それ自体が反駁できない証拠であると私は断言できます。 私たちは、新種を記述するパラダイム、あるいはペルー、エジプト、メキシコなど世界中のさまざまな文化で過去に描かれ指摘された他の非人間的存在との接触があったことを受け入れる機会に直面しています。 今日、私たちが彼らの存在を私たちの中に、また私たちとともに受け入れることができるように。 どうもありがとうございました。

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