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インド占星術って当たるの? まず基本、アセンダントサインを比べてみる

〔2018/1/6~2018/1/17筆〕
本体ブログより転載、二つの記事をまとめたものです。この記事にはインド占星術への批判と受け取られそうな発言がありますが、あくまでも占い結果に対する個人の感想ですのでご容赦ください。
読みやすさのため一部改稿、常体から敬体へ変えました。


インド占星術って当たるの?

前に書いた、インド占星術を選ばなかった理由の続きです。


あの記事を書いた後にインド占星術を勉強してみようと思ったのですが、教材や講座が高価過ぎて手が出ません。
費用対効果を考えると今から学んでも意味がないかな……と思ったりします。

テキストを買う前に当たるかどうか知りたかったので、プロの方にお願いし自分を占っていただいたりしていたのだが、うーん。
当たるか当たらないか判断つきかねます。
確かに運勢は一部当たっているところもある、のかな。微妙。

そしてやはり、性格は全く当たっていないと感じます。
申し訳ない。

★その後に詳しく検証した結果、運勢に関しても「当たっている」と言うのはバーナム効果でも難しいと感じました。続きの記事:


昔々(今世の)、初めて「星占い」なるもの、つまり太陽星座占いに出会った時と同じくらい当たっていない感覚を味わっています。
自分を占ってくださった先生にどう告げるか悩んでしまう。喧嘩を売るつもりはないので忖度して、言わないでおきましょうか。

皆さんはどうなのかな。
ご自分のアセンダントの一つ前の星座、当たっていると思いますか? 

※インド占星術ではサイデリアルという計算方式になり、西洋占星術よりアセンダントが概ね一つ前にずれる(23度)。従って、他の惑星の感受点も同様にずれます。全てが一つ前とは限らないので正しくはホロスコープ出してみてください。→検索

★アセンダントサインを「性格」と表現することに反発を覚えるインド占星術の方へ、後半『インド占星術なのにアセンダントは性格ではない??』をご参照ください

以下、参考までに自己分析。

自分をサンプルに判定してみた

とりあえずこの記事ではベースの性格だけ分析します。

前も書いた通り、筆者はインド占星術だとベース性格が『山羊座』ということになるのですね。

なるべく先入観を排除したいので、自サイトではなく他サイトの星座解釈を借りてみましょう。
12星座についての表現が分かりやすいこちらのサイト様から。

 ⇒【12星座の頭の中】山羊座

山羊座の特性は自分と正反対

山羊座の頭の中は?
・計画……30%
・世間体……30%
・権力……20%
・嫉妬……20%

あり得ない。
私はかつて計画を立てることが仕事だったので、頭の中に「計画」はあるかもしれません。
が、「世間体」「権力」「嫉妬」はほとんど無いと思います。少なくとも自覚したことがないし、「世間体」は無さ過ぎて怒られています。

追記:特に「嫉妬」という感情は生まれつき持ち合わせなかったようで、障碍なのかなと思うことがあるレベルで分かりません。嫉妬心というものはフィクションとしてしか想像することができず、だから今でもあまり嫉妬する人の気持ちを理解できません。
自分が嫉妬を持たないのはおそらく誰よりも優れていると自惚れているからではなくて、「他人は他人。自分は自分」と思っているからだと分析しています。←この考え方自体が山羊座の特性ではありませんね


もう少し詳しく、

・世間体……30%
 山羊座の計画に最も大事なのが「世間体」です。目標を立てるのにも、世間の常識が基準になります。

そんなわけない。
私にとって世間体が大事なら、今こんな大人になっていないでしょうよ。笑
こういうスピ系の話をしているだけでも、周りから「恥ずかしい奴」と呼ばれているのだから。

・権力……20%
 山羊座にとって「権力」という言葉には、甘美な、あらがいがたい魅力があります。

いや、権力だけはお断り。
自分が権力者になりたいとも思わないし、権力に従うのも嫌だ。とにかく権力とは関わりたくない。
前世は不可抗力でした。なるべく権力者らしく振る舞いたくなかったのだけど、周りがフラットに接してくれない状況。辛かった。

子どもの頃から自己評価が低く、外見や能力、才能などにコンプレックスがあったり、兄弟間で比べられたりして屈辱を味わい、だからこそ「人に認めてもらいたい」と思うように

確かに自己評価は低いしコンプレックスもありますが、だからと言って人を追い抜くために努力しようなどとは思いません。(思っていたら今ごろこのようにダラダラ生きていない)
ありのままでいいんじゃない? と思います。

・嫉妬……20%
 人に認めてもらいたい、人より上に立ちたいと思う山羊座にとって、常に頭の片隅には、誰かに対する嫉妬心があります。異性に媚びるのが上手でモテる同僚に、年が若いというだけで可愛がられる後輩に、誰にでも尊敬される先輩に……。顔には出しませんが、メラメラと嫉妬の炎を燃やしています。

悪いが、↑こういう方は私の最も苦手なタイプです。嫉妬して何の得があるんだ、いい加減にしろよと思ってしまいます。

私はどちらかと言うと知らずに嫉妬されている側でした。
自分が他人に嫉妬することは想像もできません。
全ての他人は自分より優れていて、恵まれていると感じます。親に恵まれて何も苦労なく暮らしている人は羨ましいな、とは思います。
が、嫉妬したことはありません(伊藤計劃が初めてかな? あれを嫉妬と呼んでいいなら)。ただ差別主義者に腹を立てているのみ。
他人は他人。自分は自分。

 自分にも人にも厳しい山羊座は、だらしない人やいいかげんな人が大嫌い。

これは遠くの他人から、そう思われているのでしょう。
「自分にも他人にも厳しい」とはよく言われましたが、自分に厳しいのは単に自分がそうしたかったからというだけです。
周りへの厳しさは、公正さを求めたもの。特に人の命がかかっている場面で嘘や手抜きは許されません。当然のことでは?

逆に言えば、プライベートな場でだらしないことを責める気はありません。家で家族がゴロゴロしている姿は、微笑ましく眺めています。
私が許せないのは嘘・利己主義・悪事。嫉妬で人を貶める卑しさは最も許せません。思うに公平ではないこと、非合理なことが嫌なんですね。

才能だけでチヤホヤされて努力していない人や、生まれつき恵まれている人も見ているだけでムカつきます。

いや、私はたぶんそう誤解されてムカつかれる側だと思います。笑
全く恵まれていないはずですが、何故かチヤホヤされ嫉妬されます。

好きな人は、歴史上の偉人です。

あり得ない(笑。歴史上の偉人で好きな人、あまりいないな。
好きなのは劉備くらいです。
あとは卑弥呼さん。徳川家康さん。
他の偉そうな人たちは大嫌い。そもそも「偉人」という単語に興味ゼロです。

山羊座の人間関係は「上下」が基本なので、なかなか、対等な関係を築くことができません。

これも正反対です。

「上下」なのに対等な気でいる自分。笑
「上下」という関係だけで他人をはかり、態度を変える人はよく分かりません。
私は人間として尊敬するかしないかで、心を捧げるか決めます。その代わり尊敬する相手には全力でサポートします。

水瓶座との一致ぶり

以上がインド占星術の場合、山羊座。

これと比べて、西洋占星術のアセンダント。
 ⇒【12星座の頭の中】水瓶座

水瓶座の頭の中は?
・オリジナリティ…60%
・仕組み……10%
・理屈………10%
・反抗心……20%

まあまあ、そうですね。
今は、
・オリジナリティ…40%
・仕組み……10%
・理屈………30%
・反抗心……20%
というところかな。

「みんなに人気の○○!」と書いてあったら絶対に買いません。

小さい頃はそうでした。今はそこまでのこだわりはないが、「人気」というだけでは釣られません。

「変わってるね」と言われて内心喜ぶアマノジャク。

周りからはそう思われているらしい。
実は「変わってるね」と言われたくてわざと変わったことをしているわけではありません。ただ、皆と合わせて自分に嘘をつくような行動をしたくないだけです。

結果、集団と違う行動をとっていて「奇抜だと言われたくてわざとやってるんでしょ」等と言いがかりをつけられます。

物知りで、人に教えるのも好きですが、本当の実体験は少なく、自分が好きなジャンルのことしかしません。何もできなくても、ネットがあればなんとかなります。

そうかも。これは痛い。笑

理屈で納得できれば、自分の間違いも素直に認めます。

認めますよ。納得できればね。

子どもの頃から「理屈っぽい」「屁理屈ばかり」と言われてきたので、もはや開き直っています。

はい、完全に開き直っています。笑

巨大な権力に立ち向かう革命家となることもあれば、いい年になっても年老いた親に「うっせーよ」と反抗的な態度の永遠の中二病的人物となることも……。

「永遠の中二病」はその通りと思う。笑

空気を読んで合わせるのも嫌いです。水瓶座は誰の言うことも聞きません。

その通りだね。笑

危ない人、失礼な人、不器用な人に対しても腹を立てたりせず、差別することもありません。

そう、偏見を持たないので実は来るもの拒まず。誰もが嫌がる危ない人でもウェルカムでした。
しかし、ネットでそういう態度でいると本当に危険な目に遭うようになってきました。
家族に迷惑をかけるから最近は警戒することにしています。

どんな人とも対等な関係を築くことができる水瓶座が唯一苦手なのは、感情的な人。特にすぐに泣く人です。子どもも苦手。どう接したらいいかわからないのです。

苦手と言うか、感情表現ができる人は好きだし憧れます。とうてい敵わないと感じます。
子供……は、苦手だな確かに。どう接したらいいかわからなくて、子供がいると逃げてしまう。

結論

――というわけで、私はやはり圧倒で水瓶座のほうの性格タイプと思います。

外見はスリムで真面目そうと言われるので、たぶん山羊座に見えなくもない。
ただ、私のことを「山羊座っぽい」と言う人は、よほど私を知らない人だけでしょう。

前も書いた通りこれは12宮が本来、相貌(見た目)を表すからだと思います。

インド占星術の先生方はどうか冷静に観察していただきたいなと思います。
何故なのかは分からないけど、性格を読むためにサイデリアルで星座を見るのはたぶん、違う。
やはり季節に合っているトロピカルのほうが、事実どう見ても当たっているし合理的な気がします。

※季節感について言葉足らずだったので補足: 私はトロピカルが北半球の季節感と合っていることだけを理由に、「トロピカルは正しい」と思っているわけではありません。
これは以前書いた「インド占星術では惑星の品位が重視される。しかしそもそも、惑星品位とは季節に当てはめて生み出された考え方。季節とずれるサイデリアル方式なのに、品位を重視するのは矛盾しているのではないか? だとすれば(品位も性格も総合的に見て)トロピカルのほうがむしろ合理的か」というお話をベースにしています。単なる比較の問題。
現実の鑑定で私は惑星品位をさほど重視しませんし、季節感にこだわるべきではないとも考えています。

運勢判断のほうは、私にはまだ判断つきかねます。
「インド占星術の運勢判断は絶大に当たる!」との噂なので、まあそういうこともあるのでしょう。
少なくとも今の私は分かりません。腑に落ちるところがないのです。

以上、雑感でした。

【追記】鑑定してくださったインド占星術の先生は素晴らしかった

「インド占星術は当たらない」などと酷いことを書いてしまいましたがフォローしておくと、このたび鑑定していただいたインド占星術師の方は非常に丁寧で信じられないほど良心的でした。
さすがインド仏教の思想を取り入れた占星術、現世を超越した高い視点から、温かい言葉を尽くして鑑定してくださいました。

何より、輪廻転生の思想から解釈してくださるのが素晴らしい。
「今の人生は過去の自分の行いの結果」と仰っていて、完全同意です。おそらく私のように実際に前世記憶を持つわけではないのでしょうが、テキストでここまで学べるとは。
仏教の経典のごとし。本当に仏教は素晴らしいね。
こういう高い視点からの鑑定は、現代の一般的な西洋占星術師には無理だと思いました。
(現代の西洋占星術は輪廻転生など、仏教的=スピリチュアル的な概念を徹底排除しているので)

だからこそサイデリアルでベース性格の(いや正直に言うと全体に)占断が違っている点、惜しいと思います。
占断がもっと現実に合っていれば完璧な占いとなるでしょう。

サイデリアルが当たる人、トロピカルが当たる人、どちらも存在する?

〔後日の記事です〕

『サイデリアルかトロピカルか問題』について再び触れますが、やはり「サイデリアルのほうが当たる」と感じられる人は存在するらしいです。
特にアセンダント星座について。
つまり、西洋占星術の計算で出したアセンダント約一つ前の星座のほうが、「自分らしい」と感じる方もいらっしゃる。※

ただ少なくとも私自身は全くサイデリアルのアングルに当たっている感覚がない……、これは私の自分に対する感じ方が間違っているわけではなくて、客観的にもそうとしか言えない現象があります。
鑑定した方々も、私の目から見る限りでは現行の西洋占星術のアングルのほうが当たっていました。
(ご本人やご家族の意見も伺って同様の回答を得ています)

いっぽう、「サイデリアルのASC星座のほうが私を表している」と感じる方も確かに存在するようです。
その感覚も、間違ってはいないと思います。

うーん、
どちらが正解なのか益々分からなくなります。
プロの占星術家たちが長年この問題で議論してきてまとまらないのも頷けます。

どうやら「現代ではサイデリアルに合う人、トロピカルに合う人、どちらも存在する」と考えるのが一番現実に合っています。
そんなことを言ってしまったら商売が不可能となるので、占星術師たちの大反発を受けると思いますが。

しかし、もしそうだとしたら何故こういう結果になっているのでしょう?
もしかしたら、地球における経験が古い魂・新しい魂で定義が違う可能性がある……、等と思ったりしました。

占星術は定義に過ぎず、高次世界と地上との共通言語だから、
「惑星の重力が性格や運命に影響を与えているのだ」
と物理法則的に考えると間違います。

だから、「実際の天体通りだからインド占星術だけが絶対に正しいに決まってる!!」と押し付けるのは違うでしょう。
(太陽星座原理主義も同じ)

高次世界と地上との言語定義がどうなっているのか。
研究に値します。

インド占星術なのにアセンダントは性格ではない??〔2018/5/29 追記〕

 
「サイデリアルで占うアセンダンサインは、自分の性格とは違う気がする」という話をすると、インド占星術の人たちは「アセンダントは性格ではない。性格は月で見るのだ」と仰います。

昔からインド占星術師たちが「アセンダントサインは最重要」と強烈に推していたのは事実なのですが。
私はそこそこ年寄りなので、30年以上前のインド人の占星術師たちがどのように解説していたか知っているのです。
それなのにサイデリアルVSトロピカル議論になると、何故か急に「アセンダントは性格ではない」という主張が強くなられます…。

確かに月は地上での活動で身に付いた行いだから「性格だ」と仰ることも理解します。
月のほうが浅いところにあるので本人も占星術師の目から見ても性格として感じやすいでしょう。
ただ、もう少し深く観るとアセンダントのほうが圧倒で根深い魂の癖=根本個性であることが分かるはず。
リラックスしているときなど、無意識の時に表れるのは魂の根深い個性のほう。また著名人を遠目から眺めても大きなイメージとして感じる個性は魂の本質。 

変えられない根本の癖はインド占星術的に「カルマ」と表現するのかもしれませんが(私は魂の個性をカルマと表現するのは言葉として違うと思う)、だとすれば「性格」って何だという根本の定義から議論を始めなければなりません。
性格の定義は措いて、あくまでもここでは、無意識時の本人の個性を「自分らしさ」と表現しています。

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