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【麻雀】Mリーグ 女流プロについて思う事 あと日向5s考察

私は女流プロに対して弱いという先入観も持っていないし、女流プロファンというわけでもない。しかしMリーグは1秒も逃さずに全部見ている。

ある意味専門家よりフラットな目線で女流プロのプレイングについて書けると思いました。


本来男性プロ女性プロでくくってはいけないが、ハッキリした傾向

長年麻雀界を見てる人にとっては当たり前の事書くかもしれません。私は3年しか見ていないのでその立場の人間の感想です。



麻雀がおとなし過ぎ。それは最善を追求していない

私はMリーグ1年目から見ているが、沢崎プロ、佐々木プロ、前原プロ、たろうプロなどゲームを破壊する位大きなトップを取る女流プロを見ていない

示し合わせたように麻雀に欲を出さない

難しい選択を避けるし、親番の連荘を繋ぐ無理をしない

安牌を抱えながら進める定型的なものしか見ていないし、ベターな選択しか見せてもらっていない。

リスクを避けスマートな麻雀。その結果出来上がるのが女流プロの色の無い麻雀だと思う。






特筆すべきスタイルと男性プロと同じ強引さを持つ黒沢プロ

私は黒沢プロの麻雀は楽しい派だが、最善ではないと思う。

前回のように裏目を引くリスクは常にある。

それでもMリーグ女流プロで最も結果を出している。この位他の女流プロも色があっていい。

あと黒沢プロは守備もうまいよね。





攻撃的と紹介される高宮まりプロでもオーラスで消極的になる

こちらは最強戦の一場面での話

詳しくはこちらの記事


状況は卓トップで最強戦出場(つまり2着も4着も同じ)

そこで迎えた2着目オーラス高宮プロ

オーラス、1000・2000をツモれば逆転優勝の高宮プロが残りハイテイを一回残して、役なしドラドラのテンパイ、ただしリーチに危険な1sを切れば、という状態でした。

ここで1sを切らずオリを選択

もちろん押して逆転の可能性は極端に低いが0ではない

ならば全力でそこを目指すのが麻雀という競技の本質だと思う

ゲームを壊すとか、そういうのを気にしては逆に麻雀という競技に失礼だと思う

とはいえ、アマチュアのようにがむしゃらに低い可能性に賭けたくない、それも考え方として存在する。汚い麻雀にしたくないというプロ意識があったのかもしれない。




Mリーグ1年目から分析と研究が結果に繋がった魚谷プロ

魚谷プロが男性参加タイトルも獲って、基礎技術や大勝負での落ち着きなどトップの資質を持っている事はセガサミーに1位指名された点でも周知の事実です。

1年目こそ成績不振でしたが、2年目は分析が実り、Mリーグに最も適したスタイルになっていました。

努力しても結果が出ない事があるのはプロスポーツや将棋の常だが、皆が努力している中から抜け出せるほどの隠れた努力と結果を出した事。魚谷プロは尊敬に値するプレイヤーだと私は思う。





多井プロの本当の武器「観察力」

相手の理牌を見て手を読む技術はズルとしか言いようがない

この競技麻雀プロ極地の技術による一番の被害者が朝倉プロ

なぜわざわざこの話をしたのかというと、女流プロでそこまで追求している人がいないから。女流プロが男性プロと同じフィールドに立てていないという感想。





まとめ  結局何が言いたかったのか

今回も具体的な牌譜とか載せてないけど11月13日の2戦目女流卓を見てモヤモヤしたものがあって今回の記事を書きたくなってしまった。

上級者の人にはわざわざ書くまでもない、ちょっとその考え方間違ってるんじゃない?と思われただろうし(初心者の戯言と思われてもいいし、今回の記事は実際そうです)、初心者の方にも反発しかない記事だったと思う。

私がモヤモヤした「大人しい麻雀」をやめていただけたら見てる人(というか私が)楽しいって話です。

チーム戦になった事、そして注目度が高い事が消極的選択をさせていると思います。

彼女たちが本来のスタイルではない事は私位の雀力でも見ていてわかります。その半荘の事だけを考えて打って欲しいものです。











追記 記事タイトルと関係ある日向プロの5s放銃について

画像1

Mリーグ河見えにくいの何とかならんかな

画像3

牌譜提供ありがたい

画像5

画像4

ここで5s放銃

瑞原プロと二階堂プロのリーチの挟まれています

これ中級者以上なら5s放銃はミスと分かりますね

渋川解説「少なくとも(放銃牌である)5m、5sにはならなそう。アキがチーしていない5mになる可能性はある。(チーしないという事は安い)基本的にはスジとか瑞原に通っている9s」

それ以上言う事ある?さらに言うと自身の手は崩していい局面(ベタオリでいい局面)なので純粋に14枚から当たらない牌を選ぶだけです。

まあこの場面以外も色々あったからわざわざ記事書いたんだけど



画像2

深夜の日向プロ振り返り雑談も見ました

でもミスとは言ってなかった。「アキさんが高そうだったからー」を強調していました。

それにしてもアキ警戒で5s打つのもおかしい話しでは?

とにかく自身がオリきれば瑞原がアキに放銃 自身トップ目でオーラスという可能性まであった。

私個人としては日向プロにピンチの場面であると同時にかなりのチャンスの場面と思う。

トップ目が無防備で自身は先ほど書いたようにオリきればトップ目でのオーラスが出てきたからだ。

日向プロの磁選機動画では微差の2着目ならまあ良い、アキさんに放銃の3着目が良くないと言っていたが、この席順での微差のトップ目は相当価値がある。だからここはそういった意味合いでオリきって欲しかった。

かなり長考(1分ほど)して5s切りしたので言い訳はできないですね。

アキの8s切りは瑞原リーチ前

放銃の5sの代わりに9s切りをしなかったのはなぜ?

河からアキの9sシャンポン待ちは無い

という事はアキ7s8sの形で69s待ちに放銃しかない

しかしその7s8sの形で69s待ちも河からほぼ否定される。アキ5s待ち以上に。プラス瑞原に完全安牌

自身が2枚持っていて河には出ていない5sの方がはるかに危ない。


勝又クラスならここまで数秒で導き出して9s切りそう

なお1度通ればもう一度オリれるという理論で5s切りは、2人リーチの時点で安牌の増えやすさが格段に上がっている。


日向プロのシンプルかつ形で勝負する麻雀は評価していて村上プロに近いと思っていて実際Mリーグでの成績もいいと思います

ただ、このような細部でのツメの甘さが村上プロと比較すると目立ってしまう

それは日向プロが悪いのではなく村上プロなどのトッププロが凄いって話です。








記事タイトルとは関係のない追記

いわゆる敗者復活戦の選考理由

もっともらしく書いてますが、要は負けた人の中で知名度がある8人に出場チャンスを与えています

麻雀界のこういう所が嫌い


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