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ドラクエ3の城出た1歩目が一番感動するよねって話


あのBGMと世界の広がり、その時の感動は私のその後の人生でまだ会った事無いですね。






結局記憶に残るのってそういう断片的な所かなと

レベル上げがだるいとかステータスが適当とか気にならない位


そういう一瞬の感動、芸術というのはゲーム作りに最も重要な部分かと思う。

ある意味ゲーム評価でゲームバランスが悪いとか、バグが多いとか批評を受けるものは、その批判を超える一瞬の感動が無いせいだと思う。







逆にサガフロンティア2というゲームはバグがほとんでないゲームでゲームバランスも良く、まとまっている。

しかしドラクエ3の城を出て1歩目の感動のような、そういう何かが足りない



牛丼の一口目とか(私はそれ以外惰性で食べてしまう)やはりそこにインパクトがある物って記憶に残りやすい

サラダはカロリーが低いとか健康にいいとか、そういう総合値では補えないものだ



ちょっと野球のイチロー選手の話を唐突にして申し訳ないが、もちろん彼が偉大な選手というのは今更説明する必要が無い。

しかし1試合単位で見ると、その試合で感動を与えるのはサヨナラホームランを打った選手であり、完封勝利した投手だったりする場合が多い。イチロー選手が試合を決めるというのは稀だ

(彼はリードオフマンだから役割が違うとかまあ色々あるんだけど、念のために言いますが彼を下げる話ではない)

彼が凄いのは実績というバックボーンがあって成り立つのであり、1試合1試合の切り取りではない。

誤解を恐れずに言えば実績があって、それで尊敬する人がほとんどだと思う(厳密には肩が凄いとか色々あるんだけど)


イチロー選手は総合力の高いスターだからまだいいが、そこに足りない打率はまあまあいい、他もそこそこの選手は名前を憶えてる人は少ないだろう




このような一瞬の感動を与えられる力と長期的な能力を両方持つのは難しいのではないかと思う

芸術性と機能性

瞬発力と持続力とでも言おうか




例えば凄くアツアツのカップルが結婚して、3か月で離婚した話もよく聞く

長い結婚生活こそまさに持続力がいるのではないか

そこで求められるのは嫌な所が少なかったり、総合的な人間性、何かあったら逆切れする、とかの欠点とかが少ない

長く結婚生活を続いている人は地味な人が多い印象だ。一瞬の感動を与える能力は求められないだろう





仕事も、求められるのは持続力や総合力だろう

面接だけやたらうまくても、長い仕事と言う時間はそれだけではきつい


しかし、意外と仕事を辞めた後思い出すのは「一瞬の出来事」

あの時あの人突然怒ったなあなど


記憶というのはそういう断片的なものだ



ゲームに求められる一瞬の感動

仕事に求められる持続性


そう言えば面白い漫画(ストーリー)を描く人は、人間的に崩れている人が多い


芸術性と持続性、求められる能力は正反対だと思う。







追記の蛇足

FC DQ3のフィールドBGM 

今思うと寂しさと、不穏、恐怖、決意、荒廃、ディストピア感あふれる

とても、冒険だーワクワクというものに聞こえないが、それが良かったのかもしれない

もし、これがスーパーで流れる明るいBGMだったら評価が一気に変わりそう。ゲーム界の歴史さえ変わりそう。

追記の補足

RPGのBGMとか敵が怖い設定なのはウルティマやウィザードリィの伝統でしたね

マザー2が明るいBGMで斬新に映るのもこの辺かも

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