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野球ノートが僕を変えてくれた。~パラダイムシフトの力~


こんばんは。





今日は前回の続きです。前回はどんなお話だったかというと、へたれだった自分に起こったパラダイムシフトによって、努力に対する考え方が180度変わったというお話でした。




さあ、さっそく本題に入っていきましょう。






時は、2014年、
僕は、今後一切自分で自分自身を評価することをやめました。
そして新たに、「野球ノート」というタスクにもっと力を入れていくことにしました。




僕の高校は、毎日「野球ノート」というタスクが課せられており毎朝、監督さんの元に提出しなければなりませんでした。




正直、毎日何かを継続して行うということは、何よりもしんどいです。この「野球ノート」もしんどいことの一つでした。野球部員の中には、適当に書いていた者もいたでしょう。



しかし、あの「パラダイムシフト」という出来事のあと、僕はこの「野球ノート」の質だけは誰にも負けないようにしようと心に決めました。



なにがなんでも俺はベンチ入りだけじゃなくて、

 レギュラーになって見返してやるんだ。」




その一心だけでした。
まず、僕が意識したことそれは、 

野球日記」を書かないこと。


よくありがちなミスが、その日あったことをただ羅列することです。その日あったことを、ただ羅列するだけでは、非常に中身のないもので非常にもったいないです。その日あったことに対して自分はどう思ったのか、それに対してどう行動したのか、それらを書くだけでも内容はずいぶんと濃いものになります。




ただ、僕はそれだけでは終わりませんでした。このノートの利点は、自分の自己満足ではなく監督さんからのコメントが返信されることです。僕は、監督さんからの返信の文が長く返ってくるような努力をしました。



例えば、昨日の監督さんの


「小さくてもやることあるだろ」


というコメントに対するコメントを

「小さいということは、ストライクゾーンが小さいということ。ストライクゾーンが小さいということは、ピッチャーは投げづらいということ。ピッチャーは投げづらいので、カットする技術を高めればもっと自分の身長を生かすことができると思う。」


という風に書いてみたり、練習の中でおっしゃっていたことに対する自分の考えを意識的に書くようにしました。自分の中で疑問があれば疑問もそのままぶつけました。




一般的な監督さんのコメントの返しは、「そうですか。」「そうか。」「字をきれいに書きなさい」など中身のないノートにはこういった返しが基本でした。(教員の仕事で時間がない場合もその返しが多かったです)
時には、すごく刺激的な内容が書かれていることもありました(笑)まあそれは置いといて。😎




自分なりに何度も何度も添削して書いていった結果、徐々に、


山椒は小粒でもピリリ辛い。という言葉の意味分かるか?調べてみなさい

「試合で結果を出せる選手になりなさい
そのための努力をしなさい。」

 
ちゃんとした返信が返ってくるようになったのです。そして格段に効果がでたもう一つの方法は、WHY?を何回も何回も突きつけるという方法です。そして、野球ノートで意識して書いているうちに、この考え方が、ノートだけではなく野球にも影響し始めたのです。





なんで今のエラーした?  ボールを見ていない → なぜボールを見れない?  ボールが怖い  なぜ?  真正面から見てしまうから → なんで正面で見てしまうの? → ゴロに対するアプローチが悪い  なぜ  エラーしたくないという消極的思考

 今度はエラーしてもいいから思い切り右から入ってみよう。



たったこれだけの思考です。この考え方は、5WHY分析といって、5回なぜ?を繰り返すことで真因にたどり着くとされている考え方です。かの有名な世界のTOYOTAが問題を解決するために社内で徹底されている考え方なんだそうです。この考え方は、今現在でも大事にしている考え方です。




この考え方が定着したことで、ミスする回数が格段と減っていきました。つまり、野球ノートが自分の考え方を変えさせてくれた素晴らしいタスクとなってくれたのです。



この成果もあり、僕はなんと2年次の初の公式戦で初めてAチームとしてベンチ入りを果たし、なんと開幕スタメンまで勝ち取ることができたのです。




ちなみに、高校野球公式戦初打席は、ライト前タイムリーヒットでした。その後初盗塁も決め、高校初づくしでした。(しっかりと初エラーもかましましたが。)ただ、この試合は、自分もやればできるんだと自信を持つことができるようになったきっかけの試合にもなりました。




どうでしょうか。これが僕の高校野球1年次から2年次にかけてのストーリーです。まとめますと、自分はまず誰よりも頑張っていると自分で決めつけるヘタレ人間でスタートしました。そこから「パラダイムシフト」が起こったことで考え方が180度変化します。そこから、「野球ノート」によって自分を磨き、5WHY分析を実践したことで、目標にしていたレギュラーを勝ち取ることができた。ということです。



皆さんも「パラダイムシフト」を一度は経験したことがあると思います。「パラダイムシフト」の力は壮大です。自己啓発本を何冊読んだところで、物事の価値観や考え方が一瞬にして違って見える「パラダイムシフト」の変化には比べようもないでしょう。



もし、あなたが人生を大きく変えたいと望むのであれば、土台となるパラダイム(既成概念)を変える必要があります。




パラダイムシフトが起こった後は、自分なりに行動を起こすのみです。方法はたくさんあります。その中の一つとして僕は、5WHY分析を活用しただけで、あなたにはあなたに最適な方法があると思います。それを、探し出すのもまた行動が必要になるでしょう。結局は、人間行動した者が栄光を手にすると言うことですね。このことを、僕は自分の心のノートにメモっておくことにします。




今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今度は、2年次から3年次までの話も聞いてみたいと思った方はスキボタンポチッとよろしくお願いします!
また、リクエストもじゃんじゃん募集してますのでコメントの方もよろしくお願いします。



それでは。。。

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