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組織の目標検討に時間がかかりすぎてしまったことの振り返り


開発横断組織に所属

私はエンジニアで、
開発組織の横断組織と呼ばれるチームに所属しています。
チームの業務は開発ではなく、
300人程の開発組織全体の方針やルールを決めるサポートや推進、
目標設定と目標の進捗確認を行っています。

来年度の目標検討に四苦八苦

4月から新年度になるにあたり、
開発組織全体の来年度の目標を検討しています。
私の担当している1つの目標は、
過去に目標設定された前例や参考情報が少ないです。
その中で目標指標とゴール数値を決めなければいけないため
この業務は私にとって1年の中で最も頭をひねる
ストレスな業務なうちの一つです。
目標決定までの流れは、ライトに上位メンバーの意向を伺い
自分なりの提案を作成して議論し決定します。
今回は過去になく提案をまとめるのに時間がかかってしまいました。
MTGや他の作業がない合間で3日は悶々と悩み、
方向性が決められない間は目標が頭から離れずかなりストレスでしたが
なんとか自分でも納得の行く整理と提案ができそうな所まで見えました。
今回、検討に時間がかかり過ぎて私としてもストレスだったため、
ここで振り返りをし、次回の提案にはもっと短時間でまとめられるように
メモを残します。
具体的に記載できないため、少しわかりづらいと思います。

何に時間がかかったのか

情報収集に時間がかかった

目標を提案する時は、自組織、全社、世の中を意識するようにしています。
今回はまず前提知識が少なく、
基本的な知識を習得する事に時間がかかってしまいました。
目標化して成し遂げたいことに対して、
一般的にどのような指標があるか調べるところからのスタートでした。
調べてみると、成し遂げたい事に対して見るべき指標や目安について
すでに有名なスタンダード情報が存在することがわかりました。
全社でも以前から開発におけるさまざまな数値を集計しており、
それもこのスタンダード情報をベースに可視化している事がわかりました。
調べる中で、このスタンダード情報がまとまっている本を見つけ、
Amazonで購入し即日配達してもらいました。
この本のお陰で基本情報が理解できたためすぐ購入してよかったです。

上位メンバーの意向を正しく理解するのに時間がかかった

上位メンバーからは2回ほどライトに意向を伺いましたが、
最初はその意向に少し疑問を持っていました。
上位メンバーの考えていた目標指標よりも
もっと対象範囲を広げないと
アクションの成果が拾いきれないと思った為です。
なかなか提案がまとまらず頭を抱えた3日目くらいで
あらためてメッセージを熟読し、情報を整理すると、
言いたかったのはこういう事だったのか!
というのかひらめく瞬間がありました。
情報の整理については次の項目に続きます。

アクション、成果、ゴールの整理までに時間がかかった

悩み始めて3日程で上位メンバーのメッセージを読み返し、
成し遂げたいゴール、ゴールに到達するために必要な成果、
その成果を出すためにアクション例(部門ごとに異なる)
をKPIツリーのような図で整理してみることにしました。
図にすると、上位メンバーが指標として考えていた項目は
何を測ろうとしていたのかが一目瞭然でわかりました。
当初私はその値では不十分と考えていましたが、
私が拾い上げられないと思った成果も
間接的に拾えていることがわかりました。
また、別途私個人が目標指標案として考えていた事ととの
つながりもよくわかりました。

次回のトライ

全社と社外の動向にアンテナを貼る

全社方針の成り立ちは意識したことがありませんでしたが、
全社方針も社外のスタンダードに合わせている事がよくわかりました。
今後は全社方針がどのような背景から作られているのかや、
社外のスタンダードな動向をキャッチアップしていこうと思います。

アクション、成果、ゴールの整理を早い段階で図式化する

最近では図で整理することをいつも心がけていますが
今回は着手が遅くなってしまいました。
特に現組織の目標では
手段を問わず目標数値を達成すればOKというわけではなく、
達成までのプロセスや手段も重視しているため
図で整理をすることは他目標でも役に立ちそうです。



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