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誰に相談してもいいは相談しづらい

現在、私はIT企業の開発横断組織で数名のメンバーが所属する
チームのリーダーをしています。

以前、私は1つの業務に対して1名のリード担当者を割り当て、
フォローや相談は他の数名で行う体制をとっていました。
それは、フォローや相談をしたいときは
手が空いている方が積極的にフォローしたり、
担当者が自分で人選して相談できる方が
業務がスムーズにまわると考えていたためです。

この体制のもと、ある方にいくつか業務をお任せし、
何かあればいつでも私を含めて関係メンバー数名に
誰でもいいので相談して欲しいと伝えました。
その方は元々自分で主体的に調べて進められることもあり
ほとんど周囲に相談する様子はなく、
自分でどんどん進める姿に感心すらしていました。

最近、業務のリード担当者を2名担当制にしてはどうかと提案をいただき
すべての業務を2名体制にしてみました。
すると、その一人で業務を進めていた方より、
相談できる人が特定されてとても相談しやすくなったとフィードバックをいただきました。

この件で、いつでも、誰でもという一見自由度が高いことは
かえって動きづらくさせていることを痛感しました。

また、相談先だけではなく、様々なケースで
自由度が高いとかえってやりづらいことがあると感じます。
例えば、好きなフォーマットでドキュメントを書いて良いといわれるよりも
すでにフォーマットが用意されている方が早く着手できますし、
より内容に集中することができます。

自由にする事はやりやすさにつながらない事があると学んだ一件でした。

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