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癒しのネイチャーラン「木もれびの森」

(2020年6月9日公開ブログ記事から転記)
こんにちは!わらランです。
皆さんは「相模原」というと、どんなイメージをお持ちでしょうか? 私は相模原に住んで二十数年になりますが、住む以前は「原っぱの多いチョット田舎」「工業都市」「東京のベッドタウン」というイメージを持っていました。
あまり良いイメージとは言えませんが、通勤や日常生活での利便性などを考慮してこの地に1996年に移り住みました。
「住めば都」と言いますが、実際住んでみると思っていた以上に生活しやすく、それなりに愛着を感じています。
しかし、ランニングを始めてから、その思いが更に強くなりました。 もしこの地に住んでいなければ、ランニングが趣味になっていなかったとさえ思います。
過去の記事でご紹介したホームコースやお気に入りコースは、どちらも隣接する東京都町田市のコースになりますが、相模原市にもすばらしいコースがあります! それが今回ご紹介する私にとって癒し系ネイチャー・コース「木もれびの森」です!

 

「木もれびの森」の歴史

元々、相模原台地は原野の広がる場所でした。江戸時代に農地として開墾されましたが、土地が痩せていて農作物には向かなかったため、炭焼き用のクヌギ・コナラが植林され雑木林が増えたそうです。

終戦後、経済が発展して炭が不要になると雑木林は荒廃しはじめ、大量の毛虫が発生した事をきっかけに、相模原市が森についての取り組みを本格的に検討し始めました。
平成元年「木もれびの森づくり事業」として、土地所有者の理解を得て、土地を無償で借り受け樹林の管理を行うとともに、市民に広く開放することとなりました。
平成15に漸く「森の保全活動」が開始され、今では「かながわの美林 50選」にも選ばれるほど整備が進んでいます。

要所要所に看板が立っていて全体像と現在地を把握できます。
森の中の掲示板にマップが用意されており、自由に持ち帰る事が出来ます。

「木もれびの森」の所在地

最寄り駅はJR横浜線「古淵駅」になりますが、小田急線「相模大野駅」からバスで行く事も出来ます。
ただ、住宅街の中に飛地で点在する森である事と、森の中の道が迷路の様に入り組んでいるため、土地勘があっても最初は必ず迷ってしまいます。

そのうえ、森に入ると名前の通り木洩れ日が差し込む程度で晴れた日でも薄暗く、はじめて行かれる方はチョット不安になるかもしれません。 私も今でこそ大好きな場所ですが、走るようになる前までは森に入っていく事を避けていました。 

散策路が四方八方に分かれていています。

ウッドチップ散策路が心地よい♪

森の中にはウッドチップが敷き詰められた道幅1~2mほどのグネグネとした散策路が迷路のように入り組んでいます。その道を走っていると、大自然の中を走っている様な感覚を味わう事が出来ます。

膝に優しいウッドチップの道♪

ウッドチップの道はフカフカして心地良く、膝に負担が掛からないうえに、地面からの反発が得られないため良いトレーニングにもなります。

木漏れ日とウッドチップの道が心を癒してくれます。

歩行者優先の憩いの森なので、人とすれ違う時は一旦停止するなどして道を譲りあう必要がありますが、森が広く迂回路も多いのですれ違う事はそれほど多くありません。 

森林浴で心とカラダを整える

私がランニングを続けている一番の理由は、心とカラダを整える為です。 森の中を走る事は、それにうってつけの場所です。 森林浴にはストレス軽減や免疫能力向上の効果があると言われています。

 

木々の緑に囲まれていると、精神がリラックスしてストレスが解消されます。
また、免疫力アップにつながるNK(ナチュラキラー)細胞の活性化にも効果があるようです。日の光に当たる事も大事ですが、木洩れ日が差し込む森からは多くのエネルギーを受け取り、活力に繋げる事が出来ます。
この森を走る様になって数年、風邪ひとつひかず心身共に健康でいられるのは、この森のおかげかもしれません。

真夏でも森の中はヒンヤリとして気持ち良いです

まとめ

「木もれびの森」は、都市開発を逃れた3つのエリアに分かれた雑木林の森です。
首都圏近郊で73㏊という広さで遺された奇跡の森だとも言えます。
土地所有者と相模原市で貸借契約が結ばれた土地は、市が管理し、ボランティア団体や地域住民の方々の協力を得て保全を図っています。

 

私もこの環境をいつまでも遺せる様に大事に利用したいと思います。
後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事を楽しんで頂けたら嬉しいです!

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