東京に残る美しい里山コース「都立小山田緑地」
(2021年5月27日公開ブログ記事から転記)
こんにちは!わらランです。
前回のブログ更新以来SNSでフォロワーさんから多くの素晴らしいランコースを教えて頂いたので、この情報を多くの方々にも共有出来たらと思い久しぶりにブログ更新することにしました。
という訳で、今回はSNSフォロワーさんに教えて頂いた多くのランニングコースの中から「都立小山田緑地」をご紹介致します♪
多摩丘陵
多摩丘陵と聞いて皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
私は以前まで東京郊外の大規模ベッドタウンとして開発された多摩ニュータウンのある辺り…という偏ったイメージを持っていました。
実際には「多摩丘陵」と呼ばれる地域は八王子南部から町田市北部さらには川崎市横浜市の一部を含む広いエリアの事を指しており、私がイメージしていた「多摩丘陵」は広大な地域のほんの一部の地域でした。
以前ご紹介した「小山内裏公園」も多摩丘陵の最西端の尾根ですが、今回紹介する「小山田緑地」は多摩丘陵本来の風景が色濃く残る町田市北部の自然環境を活かした都立公園になります。
小山田緑地内でのオススメコース
小山田緑地はひとつの緑地公園ではなく本園とその周辺に点在する3つの分園(梅木窪分園・大久保分園・山中分園)からなっています。
私の住む地域からだと本園が近いので分園まで走りに行く時でも本園を経由して行く事が多いです。
本園には入り口が数カ所ありますが、私は南口から入っていく事が多いです。
朝ランの際、時間が取れない時などは自転車で行く事もありますが小さな駐輪場もあるのでとても助かります。
園内に入ると道が分岐してる所が何箇所もあり進む方向によっては森の中に続く細い小道だったりします。
初めて走る方は森の中に続く小道へ進んで行く事に不安を感じるかもしれませんが本園内は要所要所に道標が立っているのでそれほど心配する事もありません。
丹沢山塊を見渡せる素晴らしい眺望「みはらし広場」
本園に入ると私が最初に向かう場所は「みはらし広場」です。
本園西側にある標高123mの園内で最も高い場所にある広場なのですが「関東の富士見百景」のひとつにも選ばれており天気が良いと丹沢山塊の向こうに富士山を眺めることが出来ます。
年に数回、好条件に恵まれるとダイヤモンド富士を拝めるチャンスもあります。
たとえ天気の悪い日であってもここから望む眺望には毎回足を止めて見惚れてしまいます。(園内に入りまだ1kmも走っていませんが…)
四季折々の表情を楽しめる「小山田の谷」
次に足を向けるのが東側の尾根を越えた先にある「小山田の谷」。
先ほどの空が広く見える広場とは異なり、樹々に覆われた“谷戸”の地形に池を抱えた「小山田の谷」には大小の池があり池の畔には木道や遊歩道が整備されています。
木道は道幅が狭く滑りやすいため走ると危険なので池を覗き込みながら歩くと心が落ち着き穏やかな気持ちになります。
池の周りを1周した後はサービスセンターのある方向へ向けて石畳の坂を駆け登って行きます。
坂を登り切った辺りに鬱蒼と生い茂る竹林があり、竹藪の隙間からこぼれ出る朝日を見上げると疲れた脚も軽やかになる様な気がします。
竹林の雰囲気を楽しみつつ尾根を越えサービスセンター方向へ下って行くと本園を出る事になりますが、車道の向側がすぐ「梅木窪分園」です。
東京都とは思えない…梅木久保分園の「吊橋」
梅木窪分園にも何箇所か入り口がありますが、私は本園出て右方向に少し行った所にあるスロープから入り階段を登り分園へと入って行きます。
階段を登りきるとそこからしばらく勾配のある不整地になりますが、鬱蒼とした樹林に包まれたコースは走っていて気分が上がること請け合いです♪
道標に従ってしばらく進むと梅木久保分園一番の見どころ「吊橋」に出る事ができます。
緑に囲まれた吊り橋と開けた空を見るとどこか遠くの山奥に来てしまったかの様な気分になります。
吊り橋を渡り「きばん峠」を越えて坂道を気持ち良く駆け下りて行くと「アサザ池」へ到着します。
「アサザ池」を出ると次の目的地大久保分園へと向かって行くのですが、下の写真を見て頂けると分かる通り実は三つの分園の間には大きなゴルフ場が横たわっています。
そのため分園間を行き来する時は必ずゴルフ場の間の道を通って行く事になるのです。
大久保分園へ行くには数通りの行き方がありますが、私は距離を稼げるゴルフ場を大きく回り込むコースを選ぶ事が多いです。
里山ランなのに暫くの間ゴルフ場を見下ろしながら砂利道を走る事になりますが、綺麗に刈られたコースの芝を見ながら走るのもそれはそれで楽しいものです。
木道の上でトンボがお出迎え、大久保分園の「トンボ池」
その後、数か所ある分岐に注意しながら進んでいくと大久保分園へと入って行き小さな丘を越え木道を下って行くと次の名所「トンボ池」に到着します。
トンボ池では初夏から秋にかけてその名の通りたくさんのトンボに出会う事が出来ます。
今年の夏もたくさんのトンボ達と出会えるのが楽しみです♪
トンボ池を満喫した後は向いの丘を越え本園方面へ。
しばらく細い舗装路を通り再度ゴルフ場の中を突っ切る様に丘を越え本園へと戻って行きます。
まとめ
以上が私の小山田緑地内のおすすめコースですが、今回ご紹介したコースはほんの一例に過ぎません。
今回「山中分園」には触れていませんがその日の気分や調子によってもう少し遠くまで足を延ばしたり他のコースと組み合わせるなどコースのレパートリーは無限大です。
時には道に迷ってしまう事もありましたが、迷った先にはいつも美しい里山の風景が待っていました。
東京でありながら里山の雰囲気を楽しめる「都立小山田緑地」、素晴らしい公園なので機会があれば是非走ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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