わたしが宮古島を引き寄せた話
三月頭ごろ、コロナとか戦争とか、この先の不安だとか、いろんなことでモヤモヤしていた。
でもあんまり気分が良くない自分でいるのはなんだかブスい。なるべくブスくいたくない。
※ブスい=心が濁るさま。
なるべくブスくいなくする方法は知っていた。
ご機嫌でいること!
ご機嫌になるために、得意の妄想の力を働かせた。
「もしお金や時間の縛りがなかったら一番どこにいきたい??」そう自分に聞いた時、即答で
「超ーーーー綺麗な海で、ねっ転ぶ」
と答えた。迷いもなく。だから本心。
不思議なことにこんな自問自答をしてるとたまたまネットで宮古島の海がめっちゃ綺麗!という情報が入ってきた。(たまたまじゃなくて必然なんだけどさ)
宮古島なんて一度も意識を向けたことがなかったけどその途端に興味が湧き調べまくった。
その結果
わたしは宮古島に恋をした!
海が綺麗なのもそうだけどまだ行ってもない所なのにものすごいエネルギーを感じた。
かつて東洋一と呼ばれた与那覇前浜ビーチというのがあるらしい。
ここにいけたらどんなに幸せな気持ちになるだろう。
考えただけでワクワクして、資金も確保できていないのにどこのビーチが良いのか、ホテルはどこにしよう、お土産はこれがいいかな〜なんてガイドマップを見ながらムフムフしていた。
実際に休みの日に海に行った。
これまた運命なのか、ある動画をみつける。
YouTubeで「ザ・シークレット」という動画に出会った。ぼけぇっとしてたらオススメに出てきた。
いわゆる引き寄せの法則の映画である。
本も有名ですよね。
90分近くある動画なんのためらいもなく再生していた。完全に無意識で。
ザ・シークレットでは「自分の思考が現実をつくる」「良いことを考えれば良い現実が作られ、悪いことを考えれば悪い現実を生み出す」と言ったものだった。
ここではざっくり書いたが内容は分かりやすく、濃く、面白かった。映画というよりは、代わる代わるいろんな人が引き寄せの法則について解説してくれてるものだった。かわいいオジちゃんが熱弁している。(失礼)
元々引き寄せの法則やらスピリチュアルは怖くて怪しいものだと思っていたが、全くそんなことはなかった。
あー、なるほどね。たしかにね。という感じ。
「人生はあなたの思い通りになります。ですが、宇宙は良いことも悪いことも判断しません。」
わたしには心当たりしかなかった。
【今日はなんだか嫌な気分】でいると何故かその日はついてないことがたくさん起きていた。
【あの人はなんだか嫌な感じそう】と決めたら案の定嫌な感じの人になった。
【お金がないな】と思ったら何故かどんどんお金を使うことになった。
逆に、【今日は最高の気分!】で一日を始めたら、何故か親切にされたりお小遣いをもらえたりすることがあった。
【この人は素敵な人なんだろうな】と思ったらやっぱり素敵な人だった。
ここには書けないくらい、いままでたくさんのことが思考してきた通りになってたことに気づいた。
良くも悪くも考えたことで現実ができているということが感覚的にわかったのだ。
こんなことに気づく前からずっと引き寄せの法則は作用していたのだ。
話を戻すと、
いまわたしが宮古島に対して行ってること、めちゃくちゃ引き寄せの法則活用できるやんけ!!!!!
とその時ピキーンと降りてきた
とにかくお金以外のことを全部用意した。
ガイドマップに丸をつける
着る予定のお洋服を買う、見に行く
ホテルを決めちゃう
やりたいアクティビティ全部イメージする
宮古島のYouTubeを観る
行くことをまわりに宣言する
現実的な話、子供もいるのでだいたい航空券ホテル諸々で10万円くらいかかる。
パートの身としては10万はスポポーンと出せる金額ではなかった。
それでもなんだかどうにかなるような気がしてた。
なによりもこの準備の時間がめちゃくちゃ楽しかった。
いつもならお金が用意できてから、休みが確保できてから、などと言い訳していたかもしれない。
でもお金がなくても準備する気持ちは無料。
先に楽しいことやっちまえ!
シークレットを見てしまったのでもはや「宮古島に行けるに決まってる。だって心から望んでるもん」というどこから湧いてくるのか謎の自信に満ちてた。
お金は空から降ってくるから、大丈夫〜!あ〜ん!バナナボート乗りたい〜☆くらいに思ってた。
毎日宮古島に関する動画や本を読んで、イメージを膨らませ、それはそれはもう幸せな気持ちで毎日を過ごした。シークレットでも「なによりもいい気分でいること」が効果的だと話していた。
そりゃそうなのよ、良い気分で出す波動に合うものがやってくるんだもの。ワクワクしたらさらにワクワクがやってくると考えたらこりゃもう楽しい。
楽しみなことだけに集中していたから、悪いものを一切寄せ付けなかった。
こんなふうに生きてると、おのずと感謝の気持ちが倍増する。健康に生きれててありがたいな〜ご飯美味しくてありがたいな、子供かわいいな、お仕事があるってありがたすぎるな〜。不思議なことに、人は楽しい気持ちでいる方が感謝を見つけ出すのがうまくなる。
そして感謝をするともっと感謝したくなることが降り注いでくる。
もはや宮古島も行きたいけど今も充分幸せだな〜なんて踊りながら生きてる自分がいた。
そんなことしてたらとんでも無いことが起きたのである。
結論から言うと、宮古島にいく10万円を手にした。
宝くじ???
いや違います。もっと素敵な形で。
その日は朝タクシーに乗らないといけなくてそこでトラブルがあり、料金が2倍引かれてしまっていた。
運転手さんもブスくてとても嫌な感じ。
でもその日わたしの感覚的に「わ〜、これなんかすごいことが起きちゃうかも」という謎のワクワクに支配されていた。
普段ならイライラするしクレームいれたる!みたいな感情になるはずなのにその時は違かった。
思いもよらずお金が出ていく時は、お金が入ってくる時。
というのをYouTubeの動画かなんかでみていたわたし。
そのときこりゃまたピキーン!と閃いた。
お父さんに宮古島に行きたいと言ってみようかな。
は??って感じなんですけども、本当にそのとき思いついちゃって。ちなみにわたしは母子家庭で育ってて父親とは5年ほど会っておらず、関係は悪くはないけどあまり思い出す人じゃなかった。悪く言えば興味がなかった。
でも必ず毎年誕生日にLINEをくれていて、なんとなくだけど愛されてはいるのかな〜?くらいには思ってた。
そこでふざけてLINEで
「宮古島にいきたいの!10万円くださることは可能?」
と打ってみた。送るつもりなんてなく、面白いなこれみたいなかんじでとりあえず打ってみた。
そしたら頭の中で「バンジーするとミラクルが起きるよ」という声が聞こえた。
これはkikoさんという方が話してたことで、バンジーするくらい怖いことをやると神様がミラクルをくれる、1バンジー1ミラクルの法則のことである。
何年も会ってない父親にこんなふざけたLINEをするなんて、、しかも29歳で、、恥ずかしすぎるしバカみたいで怖い。そんな気持ちがまさにバンジー並みの怖さだった。
でも、飛んでみよう。
別にだめでもいいじゃない。それはそれで。
わたしが宮古島に何かしらの形で行けることには変わりないもの!
なんだかこれ送ってみたら面白いことになる気がする、、!
頭の中の会話が大盛り上がりをみせたあと
わたしはラインの送信ボタンを押した。
バンジー飛んだ。ぁあ〜。29歳、何してんだろ。
ちょっとスッキリした自分がいた。
そうすると父親から返信が来た!
「えみにはなにもしてあげられなかったから。
宮古島いっておいで!10万円あげるよ」
ええええええええ
くれるんかいっ!
びっくり仰天。そしてその日の晩に現金10万円を握りしめて父親はわたしに会いに来たのだ。
5年ぶりの再会である。
わたしは言葉でもお金でもなく、父親そのものがだすオーラで「この人はわたしのことを一日も忘れてなかったんだ、わたしのことをすごく愛してるんだな」というのがわかった。決してお金が貰えたからではない。
かもしだす空気感がものすごい愛に溢れていたのだ。
5歳になった孫となる娘にも会わせることができた。
そしてずっと離れている間、心配をしてくれていたけど立場的に気楽に連絡ができなかった、と言っていた。
わたしが覚えていないような昔の話もたくさんしていた。
わたしは、小さい頃からずっとできなかった
父親に欲しいものを欲しいと素直にお願いする
ということがこの日できたのだ。
そしてそれを叶えられた父親は泣きそうなほど嬉しそうだった。
宮古島と、父の愛を貰えた日
夜も遅かったため、30分ほどしか話せなかったがとても愛のある時間だった。宮古島にいけることも嬉しいけれどそれよりも遥かに大きくあたたかいものをもらったのだ。
引き寄せの法則をしてみてわかったのは
願いを叶えるルートは思いもよらないところからだったりする。
そして、自分の声にちゃんと耳を傾けると本来の正しい道に導かれることがわかった。
願望以上に、心の底から望んでることを神様は知っていた。そしてまるごと叶えてくれたのだ。
あのときわたしがタクシーにイライラしたままだったら、きっとこんな日にはならなかった。
あのとき、バンジーせずにLINEを打たないままだったらお父さんの愛をみずに生きてたかもしれない。
1バンジー1ミラクルの法則は本当だったし、心から願うことを明確にすれば叶うんだ!という気づきになった。
しかもずっと欲しかったお父さんからの愛情まで体感できて、なんて幸せなんだ!!!!
わたしは思ってもみない形で、
念願の宮古島に行くことが決まった。
5月の後半。沖縄は梅雨らしいけど、きっと晴れて
わたしが想像したように素晴らしい海で寝転べるだろう。準備は完璧!
元々子供とふたり予定だったが、母親がこの話を聞いて感動してくれて同行してくれることになった。
そもそもこの話を聞いて、「良かったね。素敵だね。パパも大事にしてねって意味なんだよ、神様がそう教えてくれたんだよ〜」って言ってくれた母の心の美しさにひっくり返るかと思った。感謝で胸がいっぱい。
わたしは免許がないので諦めていた観光場所も、母が来るならレンタカーが使えるのでまわれることになった。
ワクワクしながらガイドマップにまるをしていたあの時、頭の中で描いたことが
「本物の予定」になったのだ。
一番ベストで最高の状態で!
死ぬほど楽しんできます。
パパ、ありがとう!!
「念願の宮古島に行った」へつづく…
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