「インスタを見るのが辛い」人へのコーチング

コロナ禍で友達と集まりにくくなり、SNSを始めたという方の話を聞きました。つながるためにインスタを始めたのに、他の人の楽しそうな姿を見るのが辛い、という話でした。

何かをやりたいけど、やりたくない、そんな気持ちのある方へ、コーチングでどうアプローチするかを書きます。

段落のタイトルをあなた自身への質問として、回答しながら記事を読んでいただけると、実際のセッションに近い体験をしていただけると思います。

※この記事では、コーチングのセッションでどんな会話が行われているのか、クライアントにとってどんな効果があるのか、など、コーチングを理解していただくための記事です。
プライバシー保護の観点から、実際のクライアント情報ではなくモデルケースとして記載していますのでご了承ください。

前提：気になってた事を始められただけで、あなたは素晴らしい未来へ一歩近づいてます

今の状況を少しでも良くしようと登録して始められた事は、思いきりや勇気が必要だったかもしれません。その一歩が踏めた時点で、より良い未来に確実に一歩近づいてます。

そして始めたからこそ気がついた（気がついてしまった）、これがある意味最初の挫折かもしれません。しかし、それに気づけた事、そしてどう向き合うかが、次のステップへの大事なプロセスになります。

今は羨ましい気持ちで押しつぶされそうかもしれませんが、その先の世界を是非見てもらいたいです。

Q1. あなたが一番望んでいる過ごし方は何ですか？

他の人が楽しそうに過ごしてる写真、羨ましくなっちゃいますよね。

ただ、その全て写真が羨ましいのでしょうか？おそらく、羨ましいものと、それほど興味のないものがあると思います。

あなたを動揺させる写真があれば、それがあなたの望んでいることのヒントになるかもしれません。そして、それは人によって様々だと思います。

・友達とホームパーティをして過ごしたい
・海外旅行に行きたい
・美味しそうな食べ物を食べたい
・パートナーとデートしたい
・おしゃれな格好をしたい

いっぱいある人は、まず一番欲しいものから順位をつけていってくださいね。

まずは、自分が何を望んでいるのかを認識することが大事です。

どんな状態になったら羨ましさよりも充実感でいっぱいになれるかをまず知ること。

なかなか自分の気持ちをじっくり振り返る事は少ないと思いますが、ゴールが見えるようになれば、さらに一歩夢への到達に近づいたといえます。

Q2. 自分がその体験をするのに、何がそれを妨げていますか？

ゴールが決まったら、冷静に、そして客観的に、自分がそれを手に入れるイメージをしてみてください。

「けど、、」「だって、、だから」という気持ちが出てきたらそれは大事なヒントになります。その気持ちの本音を聞いてみましょう。

「そもそも友達が居ないし...」
「英語が苦手だかるから気後れしてしまう」
「美味しい店は高いから行きにくい」
「パートナーが見つからない...」
「どんな服がおしゃれかわからない...」

いろんな本音があると思います。

しかし、こういう悩みは友達に相談しても「それじゃ、難しいよね...」と会話がストップしてしまうかもしれません。

他にも、

「もっと顔がカッコよければ...」
「背が高かったら自慢できるのに...」
「資産のある家に生まれたい人生だった...」

などと、物理的に無理難題の気持ちもあると、自分にはどうにもならず一生解決できない、と思い込んでしまいます。

もしかして「考えてもどうにもならないから、考えないようにしてきた」ことそのものなのかもしれません。

友達が解決できるわけがない。そして、自分ですら解決できない。という思考のループにハマってしまい、思考停止している辛いものを思い出させてしまったかもしれません。

ここからが「聞き屋」の出番です。

思考のループを飛び出させるのは聞き屋の得意技です。

この気持ちをどうやって解消していくのか？

Q3. それがしたいのは、どんな気持ちを味わいたいからですか？

現実的な困難は一旦おいておいて、それが達成できた自分をイメージしてみましょう。

インスタの写真のように、自分も友達とパーティをしている、海外旅行をしている、美味しいレストランで食事を取る、パートナーとデートする、おしゃれな服を着こなす自分になる、かっこいい顔や高身長な自分になっている、太い実家がある自分。。

想像なので、するのは自由です。

そして「どんな気持ちを味わいたい？」って言われたら、そりゃ嬉しいに決まってる、人生楽に過ごせる、とかかもしれません。

その先の気持ちを、もう一歩踏み込んで言葉にしてみてください。

「自分は、気のおけない友達と、気を使わずに過ごしたいんだ」
「よその国の人たちの暮らしを知ったり交流したい気持ちが強い」
「自分だけ美味しいものを食べるより、友達とシェアして楽しませたい」
「信頼できるパートナーが欲しい」
「人前に堂々と立てる自分になりたい」
「顔や自分に自信を持って生きていきたい」
「親に楽に暮らして欲しい」「親に縛られずに自由に生きたい」

とてもここには書ききれないくらい、人によって様々な思いがあります。あなたの気持ちもここに書いたものとは全く違う感情かもしれません。

結論を言うと、この気持ちを味わうことが目的であり、手段としてQ1の行動をできるようになりたい、そして、まだ達成できていない自分にその写真が動揺を与えた、というのが根本にあるのではないでしょうか。

よりあなたの本音にしっくりくるゴール＝目的に置き換えられれば、そこから改めて、どうやったら達成できるか、いろんな手段を試していきましょう、と言うことになります。

大事な事は、目に見えるお金や容姿が変わることが一番ではなく、その先に自分の味わいたい気持ちがある、ということを改めて知って欲しいと思います。

本当に大切なものは、目に見えない
by 星の王子様（サン＝テグジュペリ）

聞き屋では、このようにあなたの思考がループしている部分についても、いろんな角度からの質問でその本質を見極めるセッションを行なっています。

今まで自分で解決できなかった、他の人にも相談できなかったこと、など、この機会に整理してみて、より自分らしく楽しく毎日を過ごせる自分になってみませんか？

聞き屋 – 課題解決力が身につくコーチング聞き屋