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「ずっと年上がタイプ」だと思っていたHさんの本音

先日ご相談を受けたHさん、パートナーシップについての考え方が印象的だったのでご本人の許可を得て、書かせてもらうことにしました。

恋愛話をする上では、自分のタイプは年上、スポーツしてる人、料理上手な人、とか、カテゴライズした方がわかりやすいかもしれません。

しかし、その中にある思いは人それぞれだな、と感じたセッションでした。


パートナーとの関係に悩んでいた

年上がタイプ、と公言するHさんは、現在年上のパートナーとお付き合いされています。しかし、このままで良いのか、という不安も抱えていました。

パートナーの方はずっと一緒に居たいタイプ。一方で、Hさんは他の友達と遊んだり一人で旅行したり楽しみたい、と思うタイプ。

休日にパートナーがずっと一緒に居たがるからそうしてるけど、自分が自分でなくなってしまう気持ちになる、というお悩みでした。


聞き屋としては、お相手の方の性格を変えることなどできません。だからと言って別れを勧めることもしません。Hさんが本当に望んでいるものは何か、さらにお話を聞いていきます。


理想の付き合い方とは?

改めて、Hさんの持つ理想的な付き合い方について聞いてみました。

少し抽象的ですが...と迷いながら、こう答えてくれました。

・横に一緒に居られる人
・同じ方向を向いてる人
・尊敬できる人

もう少し詳しく聞いてみます。

「横に一緒に居られる」というのはどちらかが引っ張る・引っ張られるではなく、対等な関係で居たい、という思いでした。

年上がタイプだったHさんは、相手が引っ張ってくれる=年上というイメージを重ねていたようでしたが、実際に付き合ってみると「引っ張られている自分は、心のどこかで遠慮した気持ちが残っている」という気持ちを打ち明けてくれました。


「同じ方向」というのは、趣味が全く一緒の相手が良いのですか?、と尋ねました。

すると、Hさんは自分の知らないことを知っている方が面白い、とか、同じ意見の人よりも議論が起こるくらいの方が楽しい、という気持ちがあるようでした。

むしろ、全く同じ趣味だとつまらないから、2~3割くらい共通点があれば、後は違って構わない、という気持ちが言葉になりました。


尊敬できる人と一緒に居て、自分がそうなりたかった

3つ目の「尊敬できる」はどういう点なのかを聞いてみました。

一人でもやりたいことをやれる行動力があったり、仕事でも趣味でもスキルを高め続ける人、と話してくれました。


あれ?


実は、前のセッションで「どんな自分になりたいですか?」とお聞きした時の姿と同じものでした。

その旨をお伝えすると、尊敬できる人と一緒に過ごすことによって、自分自身がそうなりたい、という思いがあることに気がついたようでした。

改めて、理想のパートナーのイメージが整理されました。

・横に一緒に居られる人 → 対等な関係で居られる人
・同じ方向を向いてる人 → 少しだけ共通点があれば良い
・尊敬できる人 → その先に自分自身が"行動力のある人"になりたい

ご相談にあった、パートナーとの関係性について、お相手の考えを変えることはできませんが、Hさんが今ご自身でできることは、自分が"行動力のある人"になれるためにやるべきことをやる、という新しいゴール設定ができました。


Hさんが理想的な行動力のある人になるためには、今何ができるか?

そもそも、Hさんは何をしたいのか?

ご自身のやりたいことを100個書くことを次回までの宿題にさせてもらいました。


この先のセッション

パートナーとの関係性のお悩みがきっかけでしたが、まずは自分自身がなりたい自分になるためには?と、ゴール設定を切り替えました。

自分自身がなりたい自分であること、その上で、パートナーと対等に接せられる事が理想だという言葉になりました。

直接的な解決ではないかもしれません。

しかし、その人の悩みの根本にある部分をお話を聞いて整理する事で、なりたい自分になれる、リラックスした状態になれる事が一番の解決だと考えています。

Hさんがご自身の課題を整理し、乗り越えられるまでしっかりサポートしていきたいと思います。





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