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今年のお笑いをピックアップ④

お久しブリーフ。

またまた前回記事から1ヶ月経過してしまいました。今年のお笑いをピックアップシリーズもようやく半分経過。最後を投稿する頃には今年が終わるペース。

今回は

ロングコートダディ&ニッポンの社長東京進出


についてです。今年の4月に大阪吉本からロングコートダディ、ニッポンの社長、マユリカ、紅しょうが、シカゴ実業、マルセイユの計6組が東京進出という大型移籍にザワついたお笑い界隈。ロングコートダディとニッポンの社長はついこの間、漫才劇場の顔になったばかりだっていうのにもう移籍。サイクルが早い。既にこの2組は実力・実績・人気共に充分であり、東京進出は「満を辞して」といったタイミングではありました。個人的にこの2組と紅しょうがはもう1、2年早く東京進出で良かったとは思ってます。2020年4月に東京進出した蛙亭はベストタイミングだった。

ブレーンである堂前と辻は以前から「コントが出来るなら大阪がずっと拠点で構わない」といったニュアンスの発言をしてましたが、気が変わったのか、勝負に出ました。東京住みで2組が超絶推しの筆者にとっては嬉しい判断です。関西コント保安協会を東京でやってくれ。

元々は4月頃に書く予定だったので、どうなるか予想を書くつもりでしたが、移籍してからそれなりに時間が経過し、移籍組の明暗が浮き彫りになってきたので通信簿的なニュアンスの内容になります。メインはロングコートダディとニッポンの社長になるので、その他の組はオマケ程度なります。





ロングコートダディ


正直、移籍組の中で現状は”一人勝ち状態”のロングコートダディ。移籍して大成功と言って良い活躍ぶりです。朝の人気番組『ラヴィット!』では準レギュラー的な立ち位置に躍り出るぐらいに出演しており、ロケでもスタジオでも縦横無尽に活躍中です。放送開始から2年が経過し、そろそろレギュラーパネラー陣の入れ替えがあっても不思議ではないので、そのタイミングでロングコートダディが正式レギュラー陣に加わる可能性は結構高いと思います。

ロングコートダディの良さである「誰と絡んでも笑いを生み出せる万能性」が『ラヴィット!』をはじめ各テレビバラエティで遺憾なく発揮されています。そうさせるのは威圧感がなく、非芸人のタレント達も萎縮せずに笑いの現場に溶け込む事が出来る2人の巻き込み力、そして人柄の良さでしょうか。東京へ来ても大好きだったロングコートダディのままで活躍してくれているので筆者もホクホクな気持ちです。

期待通り『ロンドンハーツ』でも兎のキャラがフューチャーされはじめ、東京のキー局でもロングコートダディの取り扱い説明書が行き渡ったかの様です。不定期で行っているラジオ「無理なくつづく」「ロングコートダディのオールナイトニッポン0」はいずれも評判が良く(筆者も概ね視聴済)、近い内定期的な冠ラジオ番組が誕生する可能性もありそう。

この先いくらでも活躍の機会がありそうなロングコートダディ。このまま行けば来年頃には深夜辺りで1本冠番組とかも持ちそうだし、ラジオ界隈にも今以上に存在感を出す事も出来そう。さらにはドラマや映画、CMなどの役者の一面でも出番がありそう。個人的に兎は役者向いてるなと思ってます。当然キングオブコントもM-1(終わればTHE SECOND)もまだま決勝の舞台に顔を出すでしょうし・・・こんなに大忙しでも単独ライブやっちゃうのかよ。(オンライン配信で見ようと思います)

多方面で活躍出来るロングコートダディ。コレは強い(確)



ニッポンの社長


盟友ロングコートダディの目覚ましい活躍ぶりと比較すると、やや苦戦気味に思えるニッポンの社長。特にバラエティ番組では「どういう風に取り扱えばいいか分からない」という部分が枷になっています。まだ取扱説明書が行き渡っていない模様。

しかし、最近ではニューヨークのYouTubeラジオでケツが暴走し、大阪時代にお世話になった先輩芸人ダブルアート真べぇとの確執バトルが話題になりました。

他にも大阪時代にレギュラーだった「せやねん!」でも度々先輩方に暴言を吐いたり、3股(2股?)してるというネタを放りこんだりしてる時があり、”ヨゴレ”なキャラ路線を突き進んでいます。ネタの時にもあったケツの「どんなに酷い目にあっても可哀想に見えない」という特徴が平場にも表れるようになってきてます。ただ、それだけでは時代的にもインパクト的にも”使いづらい”のが正直なところ。

ブレーンの辻の方は先にケツが浸透するまで無理に前に出る必要はないと思いますが、「大喜利が強い」「トークが達者」「回しが上手い」みたいなブレーンが持ち合わせてそうな特徴が現状そこまで見えてこないので、他の共演者や業界の人もその役割を任せるには心許ないって感じな気がします。あと妙に色気があるのでイジリづらさもあるし。そういう意味ではニューヨーク屋敷はかなり貴重な存在ですね。意外だったのは辻はああ見えて結構社交的だった事。大阪時代は可愛がっている後輩も何人か居たり、東京へ行っても先輩芸人との付き合いが積極的で案外”人たらし”な一面をもっていました。

現状はまだ東京にハマったという感じに見えないニッポンの社長ですが、本粋のコントは当然現役トップクラスなので、やはり”ネタをやる”事が一番なのかなと思います。ロールモデルは東京03とかジャルジャル。一番手っ取り早いのはコント番組を発足する事ですかね。大阪でやっていた『関西コント保安協会』みたいな事を東京でもやれたらなぁ。セルライトスパも連れてこよう。あと個人的には辻は作家的な仕事もやってほしい。かつてはダウンタウン松本人志やさまぁ〜ず大竹、千原ジュニアなども番組制作の会議の段階から参加したり、企画案を出したりする作家的なポジションを務めていた時期もあります。そういった道を進む事で後々にバカリズムの様に脚本家の仕事を務めたり、東野や又吉みたいに小説出す、みたいな事も出来そう。辻のnote、めっちゃ面白いし文才的な一面は絶対にあると思うんだけどな。



紅しょうが
マユリカ


この2組は「東京進出効果!!」というのは現状あまり感じませんが、それぞれラジオが面白いと話題になっており好調の様子。ラジオで地道にファン数を増やしていけば、劇場の観客数は勿論の事、たまにあるメディア露出の際にも根強いファンがSNSで投稿したりする事で躍進の後押しになりそう。

ちなみに筆者も数話ではありますが、『マユリカのうなげろりん』を聴きました。”人でなしだけど主張は納得できる”阪本と”優しいように見せかけて共感出来ない”中谷って感じが面白い。まんま漫才を聴いてる様です。


それぞれキャラ立ちがしっかりしており、王道のお笑いショーレース以外でも売れるキッカケは充分にありそうな2組。個人的にはマユリカなら阪本、紅しょうがなら稲田がフューチャーされたら一気に伸びそう。
阪本はふてぶてしいキャラでイジリしろがありつつ、大喜利も強いのでバラエティ番組では多用な活躍が出来そう。稲田は美人なはずなのに哀愁が凄くて痛々しいという珍しいキャラなので多くの層から支持されそう。




シカゴ実業
マルセイユ


「なぜこのタイミングで進出?」感が強い2組。まぁ他4組のネームバリューが強かったせいもある。当初は「ロコディ、ニッ社の友達枠なのかな?」と推測していたのですが、シカゴ実業の山本プロ野球は現在ロングコートダディ堂前と同居してるので半分正解でしょうか。大阪時代はロングコートダディ兎と同居しており、ニッポンの社長辻とも仲が良く、度々名前が上がった事で筆者も存在を知りました。どうやらコミュ力がかなり高い模様なので、山本プロ野球だけは上京した意義がありそう。芸能界は繋がりが大事ですからね。

堂前と同居している山本プロ野球



早速川北と繋がってた。

虹の黄昏とも友達になってた。





コント番組はまだ?


ロングコートダディとニッポンの社長の進出が決まった直後

「これは、東京キー局が久々に大型のコント番組を旗揚げか?」


と思いました。しかし現状はまだロングコートダディとニッポンの社長のどちらもコント番組にはありつけていません。


2021年の春には日テレでマヂカルラブリー、空気階段、ニッポンの社長、シソンヌの4組でコント番組の特番を放送したのですが、まぁ内容は正直微妙でした。ただそこから2年が経ち、コント師精鋭達も『有吉の壁』などで共演し仲を深め、そしてロングコートダディとニッポンの社長という大阪のコント師2TOPが上京してきたわけですから、、、コント番組やりましょうよ。お願いします。テレビ局。笑う犬・はねトビ・リチャードホール・レッドシアター・・・ヒットするコント番組、今なら出来るって。






コレだけ放出しても層のアツい大阪吉本


ロングコートダディ、ニッポンの社長、マユリカ、紅しょうがをセットで放出してもまだまだ層の厚さを感じる大阪吉本勢。


ショーレース決勝進出(優勝もした)実績十分なタレント陣

ビスケットブラザーズ
さや華
滝音
からし蓮根
カベポスター ← 今年はM-1優勝だろ!
天才ピアニスト
ヒューマン中村


いつ結果を出しても不思議ではない中堅達


セルライトスパ ← 早く東京来い
デルマパンゲ  ← 今年はM-1期待してるぞ!
ダブルヒガシ  ← ABC優勝おめでとう!個人的に圧勝だった!
たくろう 
チェリー大作戦
フースーヤ
爛々
黒帯 ← 今年はM-1期待してるぞ!
マイスイートメモリーズ ← 最近推し
華山
20世紀
隣人 
kento fukaya
シゲカズです


若手達もホープだらけ


ハイツ友の会 ← 個人的にABC準優勝!
三遊間
どんちっち ← イケメンで面白いとかふざけんな!
ソマオ・ミートボール
キャツミ
白桃ピーチよぴぴ



大阪吉本強すぎワロタ







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