2022年注目の芸人⑤

キングオブコント2022の予選が6月から開催されますね。1月辺りに書くべき記事タイトルなのにサボりにサボった結果、丁度いいタイミングになりました。




■ショーレース な芸人(キングオブコント編)

・金の国

”光属性の空気階段”みたいな雰囲気を感じるコンビ。お笑い人事部長であるさまぁ~ずのチャンネルにも出演し、今年のコント界隈でネクストブレイク筆頭の位置に来ているコンビだと思います。

近年お笑いショーレースで爪痕を残してからブレイクしていくであろう芸人達をいち早く確認出来る見本市コンテンツとして「TBS マイナビラフターナイト」というものがあります。彼らは去年の2021年にグランドチャンピオンに輝きました。過去にはニューヨーク、空気階段、真空ジェシカ、オズワルドがグランドチャンピオンになり、程なくしてM1orキングオブコントで爪痕を残しブレイク、という流れが生まれています。当然、金の国もこの流れに乗れるか注目です。ちなみにラフターナイトのグランドチャンピオン大会は毎年10月に開催されますので、コッチも併せて注目必須です。



・ゼンモンキー

金の国に続き、またもや"ナベプロ"こと、ワタナベエンターテインメントから若手実力派コント師が登場しました。2020年結成で、まだ2年目ながら既に数多くのNEXTブレイク系のショーレースに顔を出しています。

もはやナベプロのお家芸とも呼べるトリオ。ネプチューンに始まり、我が家、ハナコ、四千頭身。最近ではぱーてぃちゃんなんかもナベプロ製のトリオです。トリオを結成したいなら是非ナベプロへ。

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この三者三様なルックスが織りなす役割分担の妙がコントの幅広さとグルーブ感を生み出しており、伸びしろが凄そうです。さんさんずを紹介した時にも”グルーブ感”という言葉を使いましたが、トリオにおける重要なキーワードなのかもしれません。そう言えば、グルーブ感って何ですか?

まぁ要するに今年のみにならず、2年後、3年後もネタに是非注目しておきたい、伸びしろ激スゴトリオです。



・竹内ズ

『水曜日のダウンタウン』の企画「スピード解散選手権」で話題になったコンビ。しかし「めちゃクチャ仲が悪いのに、コントが面白い。そろそろキングオブコント決勝に進出しそう」というジレンマを抱えています。

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キングオブコントに決勝進出すれば、コンビ不仲の件も含め、すぐにテレビの世界で引っ張りだこになりそうだし、解散を回避出来る可能性がグッと高まりそうですが、一方で向こう2~3年以内に出場出来なかったら解散する可能性もグッと高まりそうな時限爆弾な状況も他人事なのでドキュメンタリー感覚で見届けたいです。

他にも虚無僧のコントをおススメしたかったのですが、いつの間にかYouTubeから消えてました。。。



・ゾフィー

キングオブコント決勝進出歴が2回もある既に名の知れたコンビ。決勝進出する度に良くも悪くも話題になるネタを披露する彼らのパンチの効いたコントは昨今の尖った芸風の台頭が追い風になるかもしれません。

筆者は去年、お笑いライブ配信で一度ロングコートダディとのツーマンライブでゾフィーのネタを見たのですが、その時に披露したゾフィーのネタがどれも強烈でかなり面白かった印象です。今年こそはその強烈な内容のコントが吉と出る年だと信じて応援してます。

テレビバラエティの方でも最近は徐々に坊主の上田の”コント狂い”なキャラと、メガネの方のサイトウの”大人っぽい雰囲気なのにポンコツ”なキャラが業界内で認知され始めてきているところなので、決勝進出さえ果たせば、そのままトントン拍子でブレイクしていきそうです。



・かが屋

若くして「コント界を長きに渡り最前線で突き進んでいくであろうコンビ」という期待をされている2人。人のセンチメンタルな心理描写を軸にコントを展開するクラシックスタイルなコント師です。余計な味付けをせずに塩味で頂くタイプ。いつの時代でも面白がれる普遍さを纏っています。

それが故にお笑いショーレース優勝へのカギとなる”爆発力”に欠けるという懸念がありますが、かが屋のスタイルの延長上にいる大先輩の東京03もキングオブコントで優勝しているので、きっと大丈夫でしょう。

なんか、かが屋だけ”決勝に居る事が前提”で書いちゃいましたが、それぐらいのコントにおいては若手No1と言いたくなるぐらいのコント師です。



・春とヒコーキ

”バキ童”こと「バキバキ童貞です」で一躍時の人となった彼は実はお笑い芸人だった事は有名なお話。

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「春とヒコーキ」という松任谷由実が作曲してそうな名前で活動している事は存ぢ上げておりましたが、初めてネタを見たのは今年な筆者。

それはコンビ名に似つかないぐらいエッジの効いたコントを披露するコンビの姿がそこにありました。筆者と同じくバキ童目当てで春とヒコーキのネタを見に行った人は多いと思いますが「やっぱり、バキ童の方がボケなんだな」「やっぱり、バキ童のキャラ強烈だな」「じゃない方のツッコミの方もフレーズ勝負なタイプか」「アレっ、コレひょっとしてツッコミの方もクレイジーなのか?」「(wikiを漁って)どっちもクレイジーなんかい!というか、ちょっとツッコミの土岡の方が僅差でヤバい奴じゃねーか」というコースに辿り着いた事でしょう。一見爽やかなコンビ名も由来がヤバかった。

「じゃない方芸人の注目スピードが早まっている」という事を以前書きましたが、仮にキングオブコントに決勝進出した際に披露するネタによっては”2人共クレイジーなコンビ”として大会後に注目を集めそうです。



・サスペンダーズ

最初に紹介した金の国と同じく「今年来るコント師」感を漂わせているサスペンダーズ。古川(髪が短い方)の心配性な性格を生かしたコントが多く、心の声をキッチリ言語化しながら、どんどん溝にハマっていく姿が痛快です。佐藤(メガネの方)は爽やかな雰囲気だけど、ナチュラルに嫌な奴というキャラが多め。

普段の人間性をそのままコントに生かす様にネタを作っているらしいです。仮にキングオブコントで爪痕を残し、テレビバラエティで彼らを起用するぞ!ってなった時に非常に起用し易いと思います。古川なんてコント中のキャラをそのままバラエティ番組で出してもハマりそうだよね。




・ダウ90000

まさかのM1グランプリの方で突然現れた8人組のお笑い劇団。本来はコントを主軸に活動している劇団なので、今年のキングオブコントでどれだけ進めるか気になるところです。

劇団のリーダーでありネタ作成者の蓮実君だけがプロの芸人っぽい振る舞いをし、主にツッコミとして全体を整備する役割です。その他の劇団員は良くも悪くもまだセミプロ感の抜けない振る舞いです。しかしそこが絶妙なリアリティを形成しており、20代前半の若者のやり取りをそのまま表現出来ています。よく言えばリアリティ・ナチュラル、悪く言えば素人っぽい・垢抜けない、という感じですが、ネタの設定は秀逸であり、大人数ならでは手数の豊富な展開力をもっているプロ顔負けな内容と構成。「見た目は子供、頭脳は大人」的な絶妙なアンバランスさを保っている現状でキングオブコントでどこまで突き進めるか興味深いです。そして、場数を増やす事で蓮実君以外の劇団員達がプロの芸人っぽい雰囲気を纏った時、一体どういうコントに仕上るのか。そんな今後の展望も興味深いです。

ザ・ドリフターズ以降、カルテット以上の人数のお笑いユニットがメディアで引っ張りだこになるケースは見られないですが、ダウ90000がキングオブコント決勝に進出したら、今後お笑いもアイドルグループの様に集団で勝負する時代が到来するかもしれません。




次はショーレース な芸人(M-1グランプリ編)です。

投稿頻度が激遅ですみません!


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