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いやっ、金属バットだったろーが!!!!


THE SECONDの感想です。不躾なタイトルになりますが、ちょっと釈然としなさ過ぎたのでもうタイトルにしました。あっ大会全体の感想としてはかなり良かったです。ただイチ金属バットファンとして一番センシティブな箇所が最悪だったのが正直なところ。良かったけど、最悪っていうある意味一番モヤモヤとした感情ではあります。

なので、まず最初に金属バット関連を書いていきます。毒素を吐いてから、大会の全体の感想を。



「余裕で金属バットが、

勝ちを進める事が出来ると思った」


金属バットとマシンガンズの2組が漫才を終えた直後は、こう思っていました。しかし結果は2点差と僅かな差ではありましたが、敗退。2021年の敗者復活がフラッシュバックしてしまいました。(ハライチすまん、あと4、5年はグチグチ言うわ・・・)

金属バットはかなりいいネタをチョイスしたと思ってます。自分達のストロングポイントであるギリギリアウトな毒っ気をバランス良く盛り込み、かつ懸念だった緊張感(主に小林)も殆ど伝わることなく、金属バットらしいフリースタイルな首尾。この大会1発目という記念すべき、かつ大プレッシャーを難なく跳ね除けた。金属バットから始まるこけら落とし、見事だった。周平魂無念。

それに対してマシンガンズ。アレは・・・通常時と比べてパンチ弱めじゃなかったですか?レッドカーペット時代からマシンガンズのネタは知っているし、その後もエンタだったり、時たまネタを見てきたので分かりますが、もっと鉄板のヤツというか(それこそ2本目のYahoo知恵袋とか)、爆発的なヤツを知ってるので、それじゃないネタでマシンガンズらしい地続きな爆発力をあまり感じなかった。(こう書いちゃうと、マシンガンズへの期待値がかなり高めな大ファンみたいな捉えれられ方が出来てしまうかも・・・)

まぁとにかく、金属バットは順調だと感じ、逆にマシンガンズは微妙だと感じたので、人気知名度とかも考慮したら結構な開きで金属バットの勝利かと思ってみたら・・・やれやれだぜ。

まぁダサい事を承知で書くなら、出番順。つまりは運。コレが全てだったと思わざるを得ない。記念すべき第1回の1組目なので、本当にどこも比較対象がなかった。他の漫才師のネタもそうだけど、なにより大会の空気感が初期状態の中だった。ただ審査方法も2組が終えてからの点数付けだし、2組間で有利不利とかはあまりないようにも思える。だから今回は大会のシステム批判などもするような箇所はないしなぁ。そもそもの”一般人を審査員”の部分を全否定するのは違うし。まぁ今回のこの日の一般審査員はマシンガンズのネタがお口にあった、というのが全てだったのかなと。もうこればかりは仕方ないと思うしかないか。(まぁ後4、5年はグチグチ言ってやるけど)

そのくせ、最後の3本目はマシンガンズに辛めの点数っておい。まぁマシンガンズに対しては一番正解の点数の出し方だとは思うけど、それに巻き込まれた金属バットと三四郎が・・・。最後まで、審査員に振り回された。そんな感想です。

まぁコレで分かったのはどんなにシステムが完璧であろうと競技的である限り、絶対に批判は絶えないし、それを承知でプロであろうが一般人であろうが審査を受けるべきよね。「はっ?」「ふざけんな」ぐらいの批判ツイートぐらいは軽く受け流してね。人間性の批判までいくと論外だけど。スポーツを見る様な感覚でお笑い賞レースを運営側も行ってるわけだし、そりゃ選手にも監督にも審判にも文句ぐらい言いますわ。おしまい。


あっあとついでにはなるけど、金属バットと松本人志の絡みが殆どなかったのも結構な不満です。「いつかM―1で見れると思ってた」「こんな漫才なんやと思って、ちょっと感動してます」という賛辞をもらった事は確かに良い事だけど、正直筆者は結構どうでもいいなと思ってまして・・・。結局マシンガンズをイジるためのフリだったから、あまり本心というか、核心をついてこなかった様な濁し方と感じた。それよりも金属バットと松本人志による舌戦を楽しみにしていた。松本人志には無難に褒めてもらわず、なんなら貶して欲しかったし、それに対してのトゲのあるアンサーを金属バットが返す光景を見たかったなぁ。おしまいおしまい。




大会全体の感想


うん、素晴らしかった。現在あるお笑い賞レースのどれにも被らない存在の大会になったのではないか思います。しかも第1回でそれを確立したんだから、運営はかなりの功績を残してくれました。フジテレビ、やれば出来るじゃん。小さい批判を敢えて言うと、審査後の一般人のコメントはなしでもいいかなって思えるけど、まぁそこまでやんや言うほどの事でもないし、それ以外は特にマイナス箇所が見つかなかった。審査方法、特に「一般人が審査員」という根本的な箇所は賛否両論だし、これから回を重ねてもそれなりに不満の声は絶えないと思うけど、これこそがTHE SECONDのアイデンティティであると感じたので、改良こそは必要だが、無くしてほしくない。金属バット関連で批判しちゃったけど、この形は継続してほしいなぁと強く思います。

舞台セットも演出も出囃子もMC東野も、殆どにおいてベストチョイスを叩き出したような気がします。特に最終決戦で出囃子が火花の主題歌に変わるのは粋ですね。M-1のファットボーイスリム並みにナイスチョイス。












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