猫ケージの棚をDIY(夫による) 前編
猫を飼っている方は、全員が全員ケージがあるわけではないと思う。犬と違って、猫は上下運動をすることが大事(らしい)ので、2段や3段のケージがある。3段になると天井近くまで高さがある。
そして、我が家は3段ケージが2つ使われている。
まぁもうひとつ使ってないのがあるけどそこにはひとまず触れないでおく。次の子用。
部屋に3段ケージが3つあるとでかい。圧迫感あるかもしれない。慣れてしまうとさして気にならない。キャットタワーというものが世の中にはあるし、ペット用品のお店にはたくさん種類もある。
猫ケージの必要性、そしてキャットタワーでもある
我が家のケージは、ケージでもあり、キャットタワーでもある。
ケージは、隣の人のご飯を食べないこと(盗み食い禁止。我が家は現在全員療養食)と、他の猫に慣れるまでトイレを共有しない(今は別の人が使ったなというときもあるけど)、工事などで家族以外の人が部屋に入るとき、猫の避難用という意味でも個人的には必要だと思ってる。
ケージに入ることに慣れてないと、災害などの際にも大変だもんな、と、どこかでなんかの記事を見てふと思いました。ざっくりした記憶ですみません。
あと。寝てるとき見事なまでにいたずらするのと、一番年上の子が若いののパワーでイラっとしてた時期もあったりして、夜~朝はケージに入ってもらう。兄弟で2人で1つのケージ。
ちょいちょい兄弟げんかしていることもあるけれど、そのうちくっついて寝ている。不思議。そんなもんなのかな。
そして、ケージに入ってない時間は、それぞれのケージを開放しておく。普段自分が入らないケージに入って昼寝するもよし、トイレのぞくもよし、隣のケージの水を飲むもよし。
なんなら、せっかく中に入れるのに、外側の網をよじ登って天井近くの高さの屋根に上り、そこで昼寝をするという楽しみ方まである。もうこれはキャットタワーだよね。そして隣のケージの屋根と行ったり来たりして楽しむ。
本当に、そのよじ登る姿は猿。爪をアミに引っ掛けてサクサク上る。痛くないのかなぁと不思議だけれど。
小さい頃は、カーテンに爪をひっかけてカーテンレールの上まで登って、そこで降りられないと騒ぐのがたくさんいたけれど、あれは体重が軽いからだと思う。
3-5キロある大人の猫がすることとして、爪が痛くないのか、ということだけが疑問。
一番年上の子がやっているのを見たことがないけれど、残り4匹は全員よじ登る。何故かは分からない。
他のおうちのネコさんたちがやっているかもわからない。ひとまず、子猫はカーテン上るよね。
今回の動画の中で、見切れてると言えば見切れてるけど、我が家のおいもがケージの棚板がない状態でよじ登ってきたところが撮れたので、それを楽しみに動画を見てもらってもいいくらい。あそこだけでも見てほしい。あぁいうことする猫、いらっしゃいます?
猫ケージの棚は壊れます
猫ケージが何年持つことを前提に作っているのかは分からないんだけど、棚板がプラスチックでできていることから、5キロ級の重さの猫がバンバン上り下りするんだから、折れるよね。
我が家の5キロ級の2匹が、興奮すると上下行ったり来たりを繰り返すタイプで、さらに言えば着地が優しくない。ほんっとうに優しくない。
君たちの足の関節はそろそろ悲鳴を上げないかい?と心配になるほどに、バンって降りる。
この2匹が猫ケージの棚を壊し、猫トイレの天井を何度もぶち破り、カーテンを破りつくしてきた。カーテンはあきらめたよね。ブラインドもしないよ。夜は雨戸があるから。
真ん中からばっきり折れるというよりは、周りの格子状の部分との支えになっているところが折れる、という感じ。
動画からのスクショなので左右黒くてすみません。
これが、あるべき姿。
この部分が折れて、ある日ぼこっと落ちます。そして、それを固定します。結束バンドで。なんと結束バンドで固定してすくなくとも1年は経ってるよね、という私と夫の共通認識。
結束バンドってしっかりしてるんだなぁと痛感。
そのうち棚板はホームセンターで買い足すか(型が合えばいいなってところ)、夫が木材で作るか、という話になっていた。
しかし、もう何年前になるのか、おそらくだけれど、6年以上前に買ったこのケージ、同じ棚板のものがなくて。まぁそうなるよね。だろうと思ってた。
そして、じゃあ夫が作る、という話に。DIYですよ、DIY。
夫によるDIY
夫のDIYは多岐にわたる。そもそも何でこの人が色々なことに興味を持ち、やってみようと積極的に動き出すのか、そのフットワークの軽さが、私からしたら驚き以外の何物でもない。畏れ多い、が適切かもしれない。
結婚当初は仕事が忙しいこともあり、仕事が変わってから、そして特にコロナ禍になってから速度が一気に上がったような気もする。
ホイホイ色々やるので、正直色々やるには道具が必要で、安くない。そうなると初期投資もかかるし、もちろん失敗を考えたら出来上がってるのを買った方がいいのではという説もある。
とはいえ、今は思う。存分に好きなことをやってください。そして、生活の中で必要なものを自分で直したり作ったりしてほしいし、なんならこのあれこれうるさい妻の要望が盛り込まれた設定で、作ってほしい。ここ大事。
あぁいいなぁと思って買っても、いいなぁと思える時期がどれくらい長いか分からないよね。使ってみたら違ったとか、事情が変わったとか、あり得る話。
個人的にはデザインとかはシンプルならそれでいいし、色は落ち着いてればいい。かっこよくて使えなくてすぐ壊れるとか大嫌い。
例えばパソコン。その時買える、ある程度ハイスペックのノートパソコン買って、いつまでそれがハイスペックだと言い続けられるか。使う方向にもよるけど、ストレスなくゲームができるか、動画編集ができるか。限度があるよね。
夫はパソコンでゲームをするので、休みの日にゲームをしてて、おちたぁーひぃーという叫びをよく聞く時期があった。自分で組む方がいい、とうっすらでも思い始めたのはこの頃なのかなと思う。
パソコンは安くない。私はノートである必要もないので、据え置きで、動画編集するとかそういうのを含めて、夫が用意してくれた。とても快適。たまに勝手にスリープしやがるのがイラっとはするけど、こんなに快適と思う時間が長いとは、と思う。
据え置きなら、少しずつ部品を新しくしてグレードアップするという方法があると夫が教えてくれて、一番感動した。パソコンをホイホイ買い替える人生とはおさらばだ。大きい金額が動くからね。
いやあの、車をホイホイ買い替える私が言えることではないんだけれども。
車は作れないよぉーハイブリット好きだし。
そうそう、珈琲こぼしてダメになって新しいキーボードにしたけど(夫が選んでぽちってくれた)、それもとても気に入ってる。触り心地といい、押し心地といい、快適。
まぁ、パソコンに関しては、組む前の時点でのお値段が、かわいくないから。一ヶ月にこれだけ稼いだことは私かつてありません。この先もないだろうね。
あと、夫のより私の方が高いらしい。なんかいいやつ使ってるらしい。
もっと動画編集しなさいよって話。まぁ、ね。うん。ソウダネー。
夫がDIYしたもの、私が使ってるこのパソコン、夫のパソコンもそうだし、IKEAで買ったそれぞれのパソコンデスクもそうだし、夫のデスクの周りの棚もそう、洋服掛けるところもそう、テレビ台(下に猫トイレが入るように作った)もそう。階段上の収納もそう。私のパソコンデスク横の小さい棚もそう。これくらいのこういうの入れたくて、と話して作ってもらった。
夫のデスク周りに関しては、一度作った後で、配置を変えて、同じ木材を再利用して作り替えた。あれは私はとてもびっくりした。木材が高い時期だったんだっけな。今も高いようですが。安くなる時なんてあるのかなぁ。
そう、デスクと言えば、IKEAの机がたわんできたので、夫のも私のも、木材を買って作るか、というのが動き出してる。このくらいのサイズと厚みの板で、と。モニターが3,4個ならぶので、デスク自体の横も奥行きもしっかりあるんだよね。まぁたわむよね。しょうがない。
なんならここ数年は車もいじりだして、最終的に車のエアコンなおした。よくあるパターンの修理らしいというのと、お義父さんが車にとても詳しい人で、お義父さんと夫が一緒になおそうとして、後日するっとなおったという流れでした。
とにかくもうなんでも自分でやりたい人に見える。私には。
木工用の色々な工具はあるけれど、まだ金属加工的なものはやったことがないし、なんだっけ、半自動?あのー金属を溶かしてくっつける的なあれです、あぁいうのをやってみたいそうです。
私は全力で応援します。
何を作ってもらおうかなぁ、何を修理してもらおうかなぁ、と思いながら。
うふふふ。
文句が多い私の小言
普段外ではなるべく普通の人に擬態しておかないといけない、と思ってる。思ったこと全部言ったらよくないし、人間関係にも響く。口を開くと際限ないのでできるだけ喋らない。
そして、帰ってくると、夫にぶわぁーーーーーと話す。
どれくらい聞いているのか謎だけど、もうやめてと言われる話題も時にはあるけれど、大体聞いてくれる。
内容、まぁ、聞いてないだろうなぁと思ってた。
でも、意外にも、聞いているのかもしれない、と思った。
なぜなら、私が困っていた内容を解決するような作りで設計してくれたから。
もとの猫ケージで困っていたこと
そんなこんなで、DIYしようという流れになります。やっと本題。
ここまでが長くて前編後編にしました。
今回、猫ケージの棚をDIYするにあたり、元のケージで困っていたことがいくつかある。
①底面積が狭い。
これはねもうどうにもならない。半円の水の循環型の水飲み器、ご飯のお皿、猫トイレを入れると余裕がないんだよね。あまり底面積が広すぎると部屋を圧迫するからという理由なのかもしれないけれど、これは猫だけの部屋なんだよ。大事だよ、猫だけの部屋。快適にしてあげたいよ。
どういう理由であの底面積を考えているのかぜひとも聞いてみたい。店頭にスリムタイプしかないとか何。おける数限られるしお店の事情もあるだろうけれども。
そもそもシステムトイレでなければ、カバー付きのトイレでなければそんなにトイレ自体のサイズが大きくないのでいいのかもしれないんだけど、私はシステムトイレがいいし、システムトイレの小さいサイズだと猫がへりに乗ってひっくり返すので、カバー付きが必須となる。うぅ。
システムトイレって掃除しやすいんだよね。好き。
②四隅の一番下のところにごみがたまりやすい。
これもね、ある程度しょうがない。綿棒とキッチンペーパー、アルコールスプレー、次亜塩素酸水、クイックルワイパーのシートのウェットタイプなど活用して掃除するしかない。
綿棒はおもちゃにしてかじる人たちがいるので、死守しながらの掃除となる。誤飲が一番怖い。
③棚板が、経年劣化と猫の上下運動の負荷で折れる
これ、これなのよ。今回初めてではない。何回目だろう、くらい。そして、夫が猫ケージの棚板をDIYするのも2回目。前回作ってもらったときも私は感動し、感謝を伝えてあるけど、本人的にはもう少しこうしたいがあったらしく、今回はその反省も込めて考えて作ったみたい。
だってさ、棚板が壊れただけで、他は使える。それなのに、粗大ゴミに出すか、ホームセンターで新しい猫ケージを買い(2-3万)、引き取りもしてくれてるところを選ぶ、ということよね。
納得がいかないじゃない…?
どうしてって思ってしまう。
お金と労力。ともに必要なんだよ。棚板はそりゃずっとは売ってないよね。もうそんな古いの使ってる人いないでしょってことよね。分かる。それは。いや、分かってあげたい。でも分かりたくない。
そんな企業側の事情なんか知るかー!(ちゃぶ台返し)
今回棚板DIYしたケージは、当時偶然見つけたやつで、色合いが私かなり好きで即決でした。少し高かったんだよね。
④猫が2匹くっついて寝るには小さい棚板サイズ
三角の形の棚板なんです、もともと。そうすると、5キロ級が2匹くっついて眠れないわけ。ギリギリのバランスでくっついて寝ている日もあるけれど(特に寒い日なんかは)。
隣のケージで長方形の形の大きめの棚板の上で、2匹がくっついて寝てる(こちらは3キロと4キロくらい)のを見ると、うーんと思ってしまうわけよね。
くっついて寝ることもできるし、別々に寝ることもできる。そりゃくっつきたい日も、今日はあいつが喧嘩売ってきたから許してやらないって日もあっていいと思うの。
もともとフェルトがくっついてた棚板ですが、猫が嘔吐してあまりにだったので私が力づくで引っぺがした気がする。猫が吐かないわけないじゃない?何故それをフェルトに?あったかさも大事かもだけど、取り外しもできるとか洗濯もできるとかじゃない限り、完全固定はどうかと思うのよ。
まぁ、うちの猫たちは棚板の上に布とかあったかいの置くとぜーーーんぶ落とすという習性がありまして。何故か。そういうことしないのは一番上の子だけなのよ。
一番上の子ひとりの時代は、そんなにいたずらとか困ったこととかなかったもん。2,3匹目でこんなに、こんなに個人差が…と、びっくりしたよね。さらに4,5匹目で、なんで手先がそんなに器用なんだよ…とさらにびっくり。
今思いつくので以上4つの困ったことを、猫が嘔吐して片づけるたびや、猫の寝てる姿を見て何となく話すときに、夫に日々言っていたんだと思う。
それを夫がくみ取って、DIYするならもっとこれはこうであれはこうでこれはどうにもならなくて…を、考えてくれたらしいのです。
続きは、後編で。
夫が猫ケージの棚をDIYしている動画はこちら。
途中おいもが猿っぽく柵を登るので、そこだけでもぜひご覧ください。
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Creema
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