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愛用している包丁

包丁は、結婚して家から出るとなったとき、母から買ってもらったものを使っています。十何年前の話ですね。母がためらわずに手にしたその包丁は、今も現役で使っています。

ちょうど、新生活で食器とかも含め日用品がいるね、と、ニトリに買いに行って、そこで買ってもらいました。新生活のプレゼントとして。二万円分くらい買った中で、一万円くらいの包丁。母にしては高いの選ぶな、と言うのが率直な感想でした。そのままそういうと、包丁は長く使えるある程度しっかりしたものがいいから、と。なるほど。

母に買ってもらった包丁 関孫六

関孫六。確か、当時一万円くらいの、ニトリで売ってたやつ。


とにかく包丁はこれよ、と母が言っていました。姉たちが結婚した際も包丁をそれぞれ買ったらしいです。ほーそうだったんだーと思いました。包丁って大事にしてるんだなぁ、と、ものすごく他人ごとに思っていました。

今は、大事だなって思います。正直、まな板は買い替えるけれど、包丁はサブが現れても、主となるのはこれ、と変わらないです。

夫と猫ひとり(今の一番上の子)とだけで暮らす、と決めて、ひとり暮らし経験ゼロの私と夫。一番の心配は料理でした。
当時、夫の方が料理できるくらい。いや、今もだな。でも、夫も働いていて、私も今より働いていて、ごはん作るのか?という問いに、ある程度出来合いのもので済ませることもできる、と思っていました。
まぁ作る気満々だったけれど。魚焼くとか肉焼くとか炊飯器で米炊ける、よしできるっていう安心感。

ただ、料理が下手で失敗してもうちの夫は絶対怒らないし、できることから少しずつやっていけばいいよって言ってくれるという確信がありました。怪我しないようにとか、火事起こさないようにとか、おそらく基本そこが大事なわけで。

料理にガタガタいうような人なら、そもそもできないと知ってて私と結婚するわけない、と、変な自信がありました。


セラミックの包丁に手を出す

包丁は、セラミックの包丁というものがあると知り、興味がわいて、結婚して数年で買って使ってみました。軽いし刃物感なくて気楽だなというのが一番の感想。しばらく使っていました。

しかし。弱いので、硬いものを切ろうとすると曲がるんですよね。切ろうとして力を入れて、曲がった瞬間の恐怖。えぇぇぇぇお前曲がるのか。どどうしよう、まずいな。やめよう。そんなことも。

夫の予想通り、事件(未遂ですが)は起きます。

鶏肉が安いからとたくさん買ってきて、一枚一枚ラップして冷凍庫に入れる。しかし、使うときに、半分使いたい、なんてことになると、今度は包丁と鶏肉の戦い。冷凍の鶏肉の塊をバーンと切ろうとして、ぱきっと割れました。

軽い音でした。ぱきっ、と。セラミックの包丁が上三分の一くらいでまっぷたつ。

どんなに冷凍されてかたくても、包丁でガツンと何とかしてきた、それが当たり前だった私にとっては、びっくり。

夫は、そうやって使うならセラミックやめなさい、と。
セラミックって所詮………。

それ以来、包丁は結婚時に母が買ってくれた包丁一本で料理してます。他には、パンきりと生ハム用と車中泊時使っていた小さいナイフがあるくらい。

今はいろいろな包丁があって、値段もピンキリ。でも、個人的には、包丁は長く使えるものがいいかなと思っています。


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