『ユメとバルーン 風吹く街で』作・きりえ 高木亮

ユメとバルーンのシリーズ、第三作。

開くと、左側が切り絵で、右側が文章なんです。右側の文章の枠が、とてもきれいな切り絵で形づくられていて。この、枠が、本当にきれいで。色合いも素敵。はっとして、前の2冊を見直したら、それぞれ右側ページのデザインが違う。私はこの3作目のが一番好きです。それぞれの切り絵も。細かい。線が少しずれたり、すっと通り過ぎたらブチ切れちゃうし、それこそ完成したものも優しく扱わないといけない。わぁ。

蒲公英が一番好きです。とにかく、ワーゲンバスがあって、バルーンが穏やかに昼寝してて、ユメが綿毛で遊んでる。かわいい。

えーと、ユメの奥さんとのお話を、待ってます!!!

と思ったんですが、この切り絵作家高木さんの本や切り絵を私に教えてくれたかたによると、他の本に1ページだけそんなストーリーというか切り絵があるそうです、後日談として。それも見たいな。

思い出の時間を持っているって、強みになる時ありますよね。それに引きずられて、こだわりすぎて今目の前にあるものが見えなくなって弱みになることも。何事もバランスなのかな。自分の味方や安全地帯としての思い出も、必要ですよね。新たにその思い出を重ねていくことも。

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