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【ネタバレあり】アニメ『天官賜福』でのお気に入りシーン

何度見ても何度見てもどうしてもどうしてもどうしてもたまらないシーンがある。

前回はネタバレなしで書いたのでよかったらこちらをどうぞ。


今回はネタバレありでいきます。

私はアニメしか見てないので、その前提で読んでください。

アニメ『天官賜福 弐』の、の11話。青鬼のところで、色々隠してたことがすべて表に出て、解決と言えば解決だけど、うーん。というところで、(カタカナでしか名前を理解してなくてつらい)ふたりが現れて、青鬼の部下の鬼たちの生き残りを三郎が一気に片付けて。そのあと。

じゃあ帰るねという状況で。
三郎のセリフ。

「考えすぎだ。あなたは好きなようにやって」

ここまでのいきさつがとにかくとにかく大事で、ここまでのいきさつを踏まえてのこのセリフ、というのがとてもとても重要。

これから断罪されることになる、というピンチの状況でつるっと現れて、つるっと殿下を連れ出し、天界の皆様にも軽くご挨拶をして。

ふたりではなしをして、穏やかになりかけたところで。チェンチウが現れる。

三郎がとにかく殿下の苦しみをなんとかしたくて、何にも確認せずにある意味強行突破して状況を作る。殿下と元弟子のチェンチウとのいざこざを、はいはいみんなで青鬼のところに行きますよーって連れていく。

知らなかったとはいえ、チーロンに関しては殿下のいとこのチーロンだったし、どうなんだろうそれは三郎知ってたのか知らなかったのかよくわかんなかったけど、知っててもおかしくないのかなーいろんなこと知ってるしなーとは思う。

隠してた色々をチェンチウに知られて、ここからまた心配事はあるけど、ひとまず断罪されることもなくなりそうな感じで。

それでもチェンチウのことが心配で、これで良かったのか、どうなんだ、みたいな八つ当たりにも近いのを殿下は三郎にぶつけ、三郎はただただ受け止めて、なだめて、あなた以上にうまくやれる人はいない、という。

ここまで色々やっておいて、最後の別れ際にこのセリフが出るか?ふたりきりでもなく、ふたりの距離もあるシーンで。

ここまで面倒くさいことに付き合って、おそらく三郎も三郎で自分の住処でまだ片付け終えてないことがあって、帰らないといけないと思いつつも、それをひとまずおいて殿下と一緒にいた。

その帰り際がこれか。言えるのか。そんな余裕があるのか。

でも余裕があるというのも語弊があるというか。三郎については、余裕綽々、自信満々に見えて、殿下のことに関しては常にひたむきで一心できちんと誠実に向き合おうとしてて、それこそ不安になったり焦ったり嫉妬したりするのがはっきりしてて、本当に素敵なキャラだな、と思う。

後片付けをしてから帰ろうとして、つまらない言い争いの末。傘を開く。

「待ってて。こうしている間にも、雲行きは、すぐに、変わる」

三郎のことを短い付き合いながらもとっても理解しているのが神官・風師(アマプラの概要欄のところでの表記)だなと思ってます。三郎の方も、敵意むき出しの殿下の部下…?弟子?と違って、三郎と殿下の仲の良さを理解しているし、敵意も出してこないし、ってことなのかな。

傘を開いたし、このセリフを言ったし、多分やるな、こいつやるな、と、ひとりそっと雨宿りのために下がって後ろの洞窟のところにそーっと動くのが好きです。分かってらっしゃる。






色々言いたいことはあるのにうまく言えな過ぎてはがゆい。

好きなシーンについてそれぞれ短いけどちょこちょこ今後も書いていこうと思ってます。





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