#69 笑いヨガで子ども心を呼び覚ます

Dr.カタリアは、ユーモアから生まれる笑いは条件付きの笑いだという。
個人の知的な能力やその時の気分、主観的幸福感に左右されるというのだ。

しかし、ユーモアと関係なしに人間は笑う能力を持っている。

子どもたちはユーモアを理解するための必要な知的な力がなくても笑っている。
それは、子どもの持つ遊び心と喜びから笑うのだという。

笑いヨガを初めてやるとき、それも自分の意思で笑いクラブに行くのではなく研修などで笑いヨガに遭遇した人は、相当な抵抗感がある人に出会う。

条件付きの笑いに慣れている大人にとって無条件で笑う笑いヨガは、羞恥心や抑制心が出てくるので戸惑うのが自然だ。

でも、笑いヨガはすごいのだ。

誰でも子どもだったころがあり、子どものころ無条件で笑っていた経験がある。
だから、子ども心を呼び覚ます笑いヨガの仕掛けで、皆さん笑うようになる。

呼び覚ますというよりは、流れる笑いをせき止めている砂利を取り除くような作業が必要なのかも知れない。

だから、私は講演者として呼ばれた時は、条件づけられた笑いに慣れている人の砂利を取り除くように、工夫する。

笑いヨガは、詰まったものを洗い流す助けをする

とDr.カタリアは語っているが、子どものような無邪気さを笑いヨガで呼び戻すのだ。

講演が終わった時、皆さんの顔が子どものようにイキイキとしてくる。
毎回どこでやっていても、年齢の壁が飛び越えられる。

それを笑いのリードで実感できることが、何よりの喜びだ。

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まぐまぐ「心と身体に効く笑いヨガの力」
Vol.186 “条件付きの笑い” (2013.2.20)

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2023年の春からは、笑いヨガの体験を含む講演依頼をたくさんいただいています。お気軽にお問い合わせください。