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#66 笑うから楽しくなる!

Dr.カタリアが笑いクラブを開始した当初、最初は集まった人が順番に面白話を披露しあっていた。
ところが、その方法は10日で笑える話のネタが尽きてしまった。

困ったDr.カタリアは、米国の予防医学の文献の中から『感情と健康』という書籍の中にあった「体には本物の笑いと作り笑いの区別がつかない」ということからひらめいた。

つまり、作り笑いをして笑うのである。
実際それがとても巧くいって今日の笑いヨガの基礎ができたのだが、生理的変化は作り笑いでも本物の笑いでもほぼ同じ値を示すということなのだ。

だったら笑うふりをするだけでも健康になれる!!!

考えてみれば、落ち込んでいる人は肩を落として背中を丸めている。
意気揚々としている人は、胸を張ってしゃっきりしている。
嘘をついている人はソワソワしているのだろうし、やる気のない時はだらだらしているものだ。

動作と感情はリンクしている。

「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ。」

という言葉は、アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズ(W.James)

同じ頃、オランダの心理学者カール・ランゲ(C.G.Lamge)が「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」といい、これらはジェームズ・ランゲ説と言われている。

身体反応は情動経験より先であるという考え方だが、鶏が先か卵が先かという話のような気がする。

泣くから悲しくなるも、笑うから楽しくなるも正解だ。

笑いクラブは絶対やめないと決めていたDr.カタリアの「何が何でも続ける」という意気込みが、『形から入る』ことを誘導し、成功したのだ。

Dr.カアリアの「忍耐力」と「強引さ」が、ジョークなしでの笑いを生みだした。
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まぐまぐ「心と身体に効く笑いヨガの力」
Vol.182 “形から入る” (2013.1.22)

★★★

◆笑いヨガにストレッチや体幹強化などを取り入れ、より運動効果を高めるようにした、「大人の笑トレ」。
笑トレ動画が見られるQRコード付きなので、1日5分笑う習慣を。