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体癖診断の基礎的訓練 相愛大学公開講義『宗教心理学』(2019年1月24日)より
今回の講義は名越先生の体癖に関する多くのお話がありました。
その中でも最も重要なポイントは下記の3つだったように思います。
1.気軽に診断すること
2.診断数を重ねること
3.診断にはニュアンスが必要であること
名越先生は体癖診断について「圧倒的に数が足りてない!」とおっしゃっていましたが(耳が痛いですね)、まずは「日常の中で楽しむ」を実践することを強調されました。
僕は名越先生のもとで体癖を学び始めてから5,6年くらい経ちます。最初は先生のメルマガで衝撃を受け、居ても立ってもいられず福岡の名越塾まで足を運びました。その頃はすべてが新しく、それこそ道行く人を診断することに没頭していたのですが、段々と「慣れて」きて「はい○種」というようにちょっと見切りが早くなってきたんですね(もちろん今でもその傾向があるので注意はしているのですが)。
でも、当然それほど「はい○種」で終わってしまうような浅いものではなくて、ひとつひとつの体癖が織りなす体系的な知見というのは、日々、どんどん積み重なっていくものだと、最近特によく思います。このあたり、「驚く力」とリンクしてきそうですが、それはさておき。
今回の講義では気軽に診断していくために、「あらゆるものを体癖で見る」とおっしゃっていましたが、僕もやはりまだまだ意識しなければ「体癖的視点」はすぐにどこか遠くへ行ってしまい、単なる偏見と、ちょっとした感情が混じった目で人を見てしまっています。
そうではなくて、それこそ駐車場に並んでいる車を見る時でも、飲食店の看板でも、そこからにじみ出ている体癖的ニュアンスを自分なりに読み取っていくことが重要であるし、その「なんとなく」細かいところ、その人が感じるニュアンスが大切である、というお話がありました。
目の前のその人自身だけでなく、その人が作ったり、関わったりしたことの中にも診断の要素があることが感じ取れた時は、「あー、なるほど」という心地よい納得が増えてきた気がします。
「診断的には間違っている。でも、その中にあなたのものすごく素晴らしいものがある」と、先生は茶話会でおっしゃっていたと思いますが(すみません、正確な言葉を忘れてしまいました)、その言葉に勇気づけられて、また『名越式・体癖』の視点を養っていきたいと思います。まずは気軽に。
今回はその他にも各体癖のポイントがたくさんありました。
徐々にまとめていきたいと思います。
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