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webの6種性

心理士を目指す前はウェブデザインの仕事をしていました(今でも少しだけしています)。心理士になった今もその経験は随所に役立っており、やってて本当に良かったと思っています。

元々PC9801というWindowsが登場する前のパソコン(記録メディアがフロッピーディスク)が家にあって、『倉庫番』のような簡単なゲームで遊んだことがコンピュータに触れるきっかけでした。

Windows95が出て、ISDNの回線が整備され、インターネットと共にホームページが普及し始めたのが高校生くらいで、書店で分厚いHTML辞典を購入して、夢中になって作っていました。

ここまで夢中になれたのは、絶えない空想や息苦しさへの嫌悪といった6種体癖の性質と、webという自由な表現を可能にする世界が非常に相性が良かったからではないかと思います。全く絵心がなくてもデザインに触れられる
のも良かった。6種体癖は何らかの美(ロマン)に触れようとする志向があり、そういった面でもwebは大変魅力的だし、現在のweb3に至っても、次元は違えどその非中央集権的な方向性や可能性は、より足かせを外してくれる広大なフィールドが広がっているように感じます。

狭い部屋や空間といった物理的な環境、凝り固まった規則や制度といった目に見えない環境、いずれも型にはめられると息苦しくなるのが6種体癖。だから決められたレールから外れたくなるし、みんながしていることとは違うことをしたくなる。アドラー心理学というアウトローな学派に興味を持ったのもそうした性質が作用していると言えるかもしれません。

結局、趣味が高じてホームページを作る仕事に就き、そこからチラシやパンフレットの制作やショッピングサイトの運営といったプロモーション全般に広がっていきました。

振り返ってみると、そもそもはPCというハードウェア自体が無限の広がりを持っているという点で、6種の抱く絶えない空想を具体化してくれる、かつてない相棒なのかもしれません。


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