見出し画像

あとがき〜『空野雲行があやしい』が生まれるまで〜◆前編◆

先日、創作大賞2022に応募した、歪な形の物語『空野雲行があやしい』ですが、なんと投稿が完了したのは受付〆切当日の23:59でした。

つまりタイムリミットまで1分を切っていた極限状態で、無事にこの画面が出た時は両膝から崩れ落ちました。

コマを描き終えたのは22:30頃で、そこからテキストを貼りつけて行間に画像を差し込んでいく作業をしていたわけですが、60コマくらいあったので思っていた以上に時間がかかる…!!

未練がましい事を言うと、本当はもう少しテキストを全体のバランスを見ながら書き足す予定でした。

というのも、漫画とも小説とも言えない中途半端なこの物語は、言うなればnoteならではの形にしたわけですが、実はテキストとコマをちゃんとはめ込むまで、これがどんな感じになるかちゃんと確証があったわけではなかったのです。

机上の空論もいいところでした。。。
まさに空想であり絵空事であったわけです。

どんな優れたアーティストや作家にでも、「もう少し時間があればもっと出来た」という事はザラにあると思いますし、その制約の中で結果を残されてるわけですから、今回の自分の作品とて例外ではありません。
この2ヶ月、のんびりテレビを見たりぐーたら寝てた時間もあったわけです。時間内に提出した物が全てで、これが自分の実力です。

さて、本題に入ります。
『空野雲行があやしい』がどういった経緯で生まれて、この形に落ち着いたのか。備忘録も兼ねて書き記したいと思います。

元ネタは6〜7年前にあった

話のプロットが出来たのは2021年の11月頃で、キャラクターのデザインが決まったのもその少し前ですが、実は『空野雲行』という名前自体は6〜7年前にありました。

当時の自分といえば、何か面白そうな名前やフレーズや企画などを思いついたら、とにかくメモ帳に書き込んでいた時期でした。
その時に一番気に入っていた名前で、いつかこのキャラクターを使った物語を描きたいなとは思うものの、下記のような落書きレベルで終わり、いつしかすっかり忘れていたのです。

名探偵ならぬ「名犯人」という設定だったみたいです(笑)


そして時は流れて2021年の3月。私は引っ越しをする事になって机の周りの整理をしていました。
そこでふと、この落書きが出てきたのです。

あれから一度も思い出した事は無かったけれど、何故かその時はこの名前を見て、「めっちゃいい!」となったのです。

見ての通り、設定もキャラクターデザインもほとんど定まっていなかったのですが、この名前に改めて惹きつけられました。

何の下書きも新しいアイデアも無く、ただテンションが上がってとりあえず思いつくままに描いたもの。(2021年3月)

熱しやすく冷めやすい自分らしく、この一枚絵を描いた後は、またしばらく放置していました。

その頃は別の活動に精を出していたのです。

私は普段、「似顔絵をその人の名前の文字を使ってへのへのもへじで描く」というのをメインで行っており、更には自分が開発した、文房具を使って遊ぶアナログゲーム『ブングーファイブ』の運営をやっています。

特にブングーファイブの方はコロナ禍の影響もあってしばらく活動自粛していたのですが、ゲームコンテストに応募するための企画書を作成したりしていました。

そして2021年10月。
諸々の活動がひと段落してきて、いよいよ『空野雲行があやしい』の物語作りに着手する事となったのです…!!(あとがき後編へ続く)

次回!!あとがき後編!
「なぜ『空野雲行があやしい』はこんな歪な形になったのか!?早く教えろワラビサコ!」です!

ぜってぇ見てくれよな!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?