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時間がないは優先順位が低いだけ

「時間がない」の真意は「優先順位が低い」である。

ごもっとも。ぐうの音でも出ない。
達成したいことがたくさんある。そのためにやらなければいけないことも分かっている。最近多忙であることは事実であるが、タスクの半分は私が自分で選択したものに付随した結果であり、前述した言葉を借りるなら優先順位が高いと思った事項である。

人生は、「何となくやらなければいけないこと」にあふれている。
大学院の研究、バイト、部活、私の生活の大半を占めることは、私自身がどこかの地点で選んだものだ。
ただ、本当にしたかったのかと言われて自信を持てなかったりする。大学院も、本が読みたいという理由で進学したのに、実際は研究に追われて読書は二の次だ。意気揚々と始めたバイトも労働環境に対する不満を抱えている。部活も日課なのでやっているという要素が強い。最初はしたかったことが、いつの間にか義務になっていることもある。

例えば大学。決断した理由の中に「院進できるならしておいて損はない」という打算がわずかながらあった。
楽になるために努力することは頑張るための立派な理由だ。ただ、積極的理由でなかったために、めんどくさくなっている自分がいる。理由を否定的に捉えて、文句を垂れているのがいけない。打算でも自分で選択したなら、やり切る姿勢を見せてほしい。本来の目的を忘れて作業のごとく脳死ですることほど無意味なことはないのでやるなら、徹底的にやる。やらないならやらないと分別すべきだ。別にやらなくても就職だってできるし、生活はできるので切り捨てたっていいのだ。極端なことを書いたが、それくらいの気持ちでしないと身が入らない。自分のために始めたことなのであれば、財産になるようにしなければならない。

最近始めたのは、立ち止まる時間をとることだ。

作業にとりかかかる前に目的と作業時間、目標を考えるようにした。
例えば研究なら「~を調べる」「1時間以内」「~をまとめて提出」と言った感じで大枠をつくる。そして必要な工程を書きだし作業に取り掛かる。そうすることで「やらなければいけないやりたくないこと」に裂く時間を最大限減らすことに成功した。そして最後に振り返りをする。そうすると、成果も目に見えるので自己肯定感も上がるしやる気もでる。

もう少し広いことでは、タスクの断捨離をした。
一週間と一日規模でタスクを書き出し、現在の自分に必要なものに順位をつけていく。惰性でやっているものや優先順位が低いものは、後に回すか思い切ってやらない。そうすることで、一度に同時進行するより、気が楽になり、目の前のことに集中できる。断捨離したほうが結果として多くのことが一か月後にはこなせているから不思議だ。

時間は有限だ。有効活用しなければならない。
と考えると気持ちばかりがはやってしまう。そういう時はあえて、どっしりのんびり構えて一度全体を見渡す。どんなに急いでも自分は一人しかいないのでこなせる量には限りがある。地道に一つずつこなすしかないのだ。
ただ、こなしたことのうち、自分の糧となるもの、自己実現に必要になるものの収穫率を上げることは自分の意思次第で可能である。せっかく頑張るなら自分のことを好きになれるような努力や苦労をしたほうがいい。

と自分への戒めを込めて書きました。私もまだ50%も達成できていないので一緒に少しずつできるよう頑張りましょう。


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