2024.6.1:明日が来なくても

体調が下の下から中の下を行ったり来たりしている。今朝は割と元気で、久しぶりに8時に起きられた。

パルコで昨日から始まったドーナツ&ベーグル展に行く。ドーナツは好きだけど、時間が経った油物を食べると調子が悪くなるので今日は見送り、大量にベーグルを買い込む。店員さんに「付き合っていると顔が似てくるって本当ですね」と言われた。考えたことなかったけど、目が強いところとか、しっかりとした眉とか、結構似ているのかもしれない。兄弟ですって言えばよかった、と彼が悔しがっていた。
ベーグル2個とシュークリーム半分食べて部活へ行った。大きい大会が終わったので、長距離に本格的に移行した。まだ、練習についていくのに静一杯だけど、そこそこ走れているし、自主練もこなせているので順調だと思う。長距離に必要なものは、継続力と根性だから、私の性格には、短距離より長距離のほうがあっていると思う。

ファーストデーなので「デットデットデーモンズデデデデデストラクション後章」を見に行く。サブカル好きを名乗る者たちの例にもれず、浅野いにおの大ファンなので、とりあえず、浅野いにお作品が映像化されたら見に行くようにしている。浅野いにお作品は、映画化がっかり現象が少ない。作品に関するリスペクトを感じる。この作品はここが推し、というところが、期待通り押しされているのが、ファンとして何よりうれしい。

今回のデデデデは、漫画と同じ二次元であるアニメということもあって、尚更リスペクトを感じた。
この作品を読んだのは、2020年、ちょうどコロナの夏だった。その時の、コロナ期の世間に蔓延していた、凶器を含有した平和さをそのまま切り取ったかのような世界観に酔いそうになったのを覚えている。人は図太いから、パンデミックが起ころうが、侵略者が来ようが、数年後には、凶器を日常に取り込んで、それすら文化や技術の養分にしてしまい生き延びていくのだろうな。

浅野いにおの作品は好きだけど、どん底にいた時期を思い出してしまい、息がしにくくなる。体調不良も合わさって、少し心が不安定になり眠れなくなった。乗り越えたと思っていてもやっぱり私の中には完全には消せないしこりが残っている。
夜中の1時、はちみつミルクを作ってたら、ものすごく酔った彼が帰ってきた。もう来ないと思っていたので少しびっくりしてしまう。
おかえり、と声をかけると満面の笑みでただいま、と返す彼を見たら、なぜか少しだけ泣きそうになった。

どこにも行かないよ、と唐突に言いだした彼の手を握る。ありがとう、と小さく返事をする。できない約束をするのは嫌い。でも、いまは一緒にいたいと思うよ。

眠くなかったはずなのに、布団に入ったらいつの間にか朝になっていた。

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