2024.3.30:酸いも甘いも

起床、二日酔い。急いでシャワーを浴びてバイトへ向かう。

先輩に彼氏のことを相談をしたら、彼は、コントロールして管理できているという状態に満足をしているのだろうねと言われた。思っていたけど言語化出来なかった違和感の正体を言い当ててくれてさすがだな、と思ったあと、悲しくなった。

付き合ってからの半年、彼が本心で私に向き合ってくれたことはなかったと思う。
一緒にいる中で、向き合うことを避けられていると感じる場面がたくさんあった。私が重いのかなと思っていたけど、彼が恋愛感情として私に興味がなかったからだった。


面倒ごとを何より嫌う人だった。面倒ごとは、否定も嫌悪もせず、受け流しなかったことにしていた。だから、会いたいもどこかいこうも言わなかった。忙しい、に、無理しないでね、を返していた。いい彼女ではあったかもしれないがいい私ではなかった。私は、向き合ってほしかった。叶わなくても否定されるより、感情をなかったことにされる方が辛かった。

彼にとって、アクセサリーみたいな存在だったのだろう。
尊重した関係、自立した彼女。

ただ、これだけはいいたい。自立と放置は同義ではない。相手をわかろうと努力する、大切にするため変わる。尊重とは、互いの良さをもてはやすだけでなく、弱さと向き合うことも含まれる。人と付き合うということは、向き合うことであり、本質的にとても面倒なことなのだ。

彼のそういう臆病で弱いところが好きだった。
その弱さを、私だけは見せてほしかったし支えたかった。だけど、実際はそれに触れることが叶わなかった。彼の力になれると思った自分の傲慢さが嫌になった。
それでも、付き合うことの本質は、分かり合おうとすることにあると信じたい。傲慢でもいい。愚かでもいい。全部まとめてその人という存在を尊重して、愛したい。そういう人に出会いたい。


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