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デザインのドリル完走

去年買った「デザインドリルを」をなんとか年内ギリギリに完走しました。
この本は私がデザインに興味を持ったきっかけの本なので思い入れが深いで
す。


本屋で偶然本当に気軽な気持ちで何となくこの本を手に取り、何となく買った本をきっかけに、まさかデザイナーを目指すことになるとは思いませんでした。

完走記念として、本をやってみた感想を書いてみます。

どんな本?

デザインの学習の超定番として「トレース」があります。
トレースとは見本となるバナー等の画像を下に敷いて、上から要素を重ねて本物そっくりに再現することです。
手を動かして実際にものを作ることで、デザインツールの使い方を覚えたり、レイアウトやフォント、配色、あしらいといったデザインの構成について学んでいけると言われています。

ただ、トレースするとなると、素材を探したりフォントを探すといった作業がけっこう大変です。
この本は、素材データの配布、フォント・配色の指定を提示してくれているのですぐ作業に取り掛かることができます。
また、デザインの解説もかなり充実しているので、デザイン初心者としては本当に勉強になりました。

トレースの課題が中心ですが、一部課題では模写(重ねず横に並べて再現する)、お題に沿ったロゴ等の制作もあります。

完走まで時間がかかった訳

私はこの本を2021年の夏ごろに購入し、そこから完走まで1年以上かかってしまいました・・・
まず最初は仕事をしながら取り組んでいました、半分くらいまでは実は去年の11月あたりで終わっていました。
実は最初はAdobeソフトを契約していなかったので、無料のプロトタイプツールのFigmaで取り組んでいました、しかし、Adobeフォントが使えないことやFigmaでは再現が難しい箇所が出てきたり、動作がめちゃくちゃ重くなってきたりと、徐々に厳しくなってきました・・・
そして、Illustratorを契約しましたが、こちらは直感的に使えるツールではないため、まずはIllustratorの基本操作を初心者本を中心に学んでいました。

で、そんな中前職を退職することになりそのことで悩んだり色々していた時期は正直あまりデザインの勉強ができておらず・・・
そして2022年の1月末で前職を退職して、Illustratorが使えるようになってきたので半分まで進めていた本書をまたイチからやり直すことにしました。

そして、途中からWebデザインのスクールに行きはじめて、ハードな課題をこなすのに必死で、他の勉強をする余裕はほとんどなく
スクール卒業後は完全に燃え尽き症候群化してしまい、しばらく休んだあと就活にフルコミットしようかと思っていた時期もありましたが、何だかんだ考えがあり、今は就活は一旦超スローダウンして勉強をしていこうと決めたので、この本に取り組む時間ができたので今月一気に終わらせました。

やってみた感想


作例がおしゃれで作ってて楽しい


いろいろな本に取り組みましたが、こういう本ってやっぱりコツコツ進めていくものでそれならいに一冊やりきるのには時間がかかるので、作例がおしゃれじゃないと楽しめずキツイです。
この本はどの作例もおしゃれで素敵なものばかりで、作っていて楽しかったです。

実際の作例を何個かご紹介してます↓(学習成果のシェアのためのアップロードは許可されています)

このフレームの形が好き
この課題に触発されて夏フェスの架空サイトを作りました
本で読みましたがピンクと青緑は女性が好む配色らしいです

自由課題や模写は難しかった

ロゴを作ってみよう☆とサラッと書かれても、全然思いつかなくて本当に苦しかったです・・・・これが引き出しの無さか・・・と絶望的な気持ちになり、落ち込みすらしました。
一番最初の自由課題をやったときってまだ学校に行き始めたばっかりのときで、下手でもいいからとにかく手を動かせばいいものの、そのとにかく手を動かすっていうのもできなくて辛かったです・・・

でも、学校での勉強や自主学習で以前よりは引き出しが増えたのか最近やった自由課題は苦しいより楽しいが先行して取り組むことができたし、成長が感じられました。

解説は何度も読み返したくなるくらいためになる


デザインってまず目的があり、どうしてこのデザインにしたのか、レイアウトや配色といったことをいかに言語化できるかってところだと思います。
その言語化が初心者には難しいところなので、この解説というのが非常に勉強になります。
何でこうしたかってところが自分の引き出しになると、他のデザインを参考にする場合も、ただ真似するだけになりにくくなる気がします。
昔やった課題の解説も、昔より知識が付いた状態で読んでいるからか今読むとまた違った感じ方をするし理解も深まるので、何度でも読み返していきたいです。

ツールの使い方を覚えることができた

全部ではないですが、基本はIllustratorで作っていました。Illustratorでファイルを新規作成して、写真の切り抜きが必要な場合は別途フォトショで加工して保存したファイルをイラレに配置していた感じです。

デザインの素材は用意されていますが、操作手順についてはこの本には載っていないため、この線はどうやって作る?このあしらいはどうやって?と疑問だらけだったのでとにかく調べまくりました。
Illustratorはこの本をやりきったことで相当なスキルアップを感じます。

多分IllustratorもPhotoshopも全く触ったことない状態でこの本に取り組むと大変だと思うので、まず別の書籍で基本を学んでからこの書籍をやったほうがいいかもしれません。

作例がほぼ紙モノのデザイン


私は職業の方向性としてはWebデザイナーを目指しているのですが、この本はほとんどポスターやDMといった紙モノのデザインをトレースしていくので、バナーは本当に少しでWebのメインビジュアルといったものは作例にはありません。
Webデザインと言うよりは、グラフィックデザインを学ぶ本になります。

もちろん、この本で学んだことをしっかり理解できれば、Webのデザインにも活かせますし、グラフィックデザインを学ぶことはデザインの基礎固めになります。
私はグラフィックデザインにも興味がある(というか、ぶっちゃけWebより好きかもしれない・・・・)ので、楽しく取り組めました。

今後

以前、Kindleがセールのときに半額で購入した第二弾のデザドリにすでに着手しました。

こちらは、メイン作例がポスターだった場合に、バナーやサイズ違いの紙モノにアレンジする作例が載っているところが第一弾との違いかなと思います。(第一弾はレイアウトや配色違いの作例がアレンジとして載っていました)
こちらも完走できるようにがんばっていきます!

効率アップのためにやったこと

効率アップのための作業手順やポイントなど、こちらの記事に書きました。


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