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23歳、東京ひとり旅 1日目


この3日間何回涙を堪えただろう。

書いている今は帰りの新幹線の中。

品川駅から乗る新幹線は混んでいて、少し窮屈でそわそわするけど
大阪に着く前に今回の一人旅で感じた事、考えた事を書き留めたい。

12/24(Sun)

前日の年内最後の仕事の日がバッドエンドで終わったので翌日からの楽しみにしていた旅行はバタバタしているうちに来てしまったものの、
心を躍らせ逃げるかのように急ぎ足で向かった。

品川駅に着きホテルにスーツケースを1つ預け、身軽になったところで
その後すぐ大学時代の友達と新宿で待ち合わせた。

ライブ後に知り合ったオーストラリア人の友達に教えてもらったお寿司屋さんで昼ごはん。
レーンにも流れてるし直接オーダーもできる寿司屋で、目に付いたのを早速手に取ると、それが一番高級な皿と知る。
友達と笑いながらそれ以降はちゃんと値段表を見てオーダーをする。

誤って手に取った一番高いメニュー

実はこの店に来たのはただ寿司を食べたいだけじゃなくて、紹介してくれた友達が食べたスペシャルメニューというのがあるからのが一番の理由だった。
写真を見せたら「あー、あれね」との一言。美味しかったけど結局何の寿司だったかは分からぬまま。
帰る時に同じスタッフのおじさんに「帰ってほしくない」とかかんとか言われて、友達と私は苦笑い。
店を出てから東京の男の人は距離の詰め方が雑いな〜と結論付けといて成仏。

何の魚かは分からないが美味しかった


その後本屋さんまでの道中でコーヒーをテイクアウトすることにした。
人形劇に併設したコーヒースタンドはクリスマスイブということもあって小さな子ども連れの列で賑わっていた。
クリスマスにこうして人形劇に連れてもらっている子どもとその親の文化的な意識の高さには脱帽した。
そして自分がもしここに住む親だったら自分の子どもに人形劇を見せに行ったのかどうかを少し考えた。

チョコミント好きに勧めたいミントモカ

夜は高校の後輩と新大久保で韓国料理を食べに行った。


二か月前に同窓会で再会したばっかりだったが東京で会うとまた新鮮だ。

店の窓の外がずっと眩しい新大久保


人自体は変わっていないとしても、
背景が変わるだけで街の光り方も違うし、
本人がここで今まさに展開している東京での生活の隙間に会うということが
旅行者としての私の目には別人にも映った。

仕事の悩みについて話していると社会人1年目の後輩は笑顔でぶった切ってくれる。
これが私が必要としていたことだ。
悩みは悩むから悩みであって、悩まなければ悩みにはならない。
悩むこと、考えることをやめればいいんだ。


そして大学時代から東京に住んでいる後輩は夜の新宿を紹介してくれた。
新宿に来ると生きるエネルギーをもらえると満面の笑みで教えてくれたが、確かにここだけ夜じゃないみたいな明るさで疲れなんか知らんしあるなら吹き飛ばしてくれそうなくらいの活力を私も感じた。

街のど真ん中で野外DJイベントやってた

歌舞伎町を歩いていると心臓がドキドキした。
東京という街に来る事自体勇気がいるし、人の多さには既に圧倒されるのに、この通りを歩いているとあたかも心臓マッサージを受けているかのように電気が走ったような感覚になった。
けどこれも後輩の言う一種のエネルギーなのかもしれない。

所狭しと飲み屋が連なるゴールデン街





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