グリフマル「2年の時が過ぎた、お母さんがいない、寂しい毎日」

https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/kishilik-hoquq/gulxumar-lager-02112019174413.html?fbclid=IwAR1bhmVct6cns6ixCVeBY0efod5hwgjcHB8HSMfy8E4BUiDWG-qQZmq6LeE

日本語訳(匿名ウイグル人)

グリフマル「2年の時が過ぎた、お母さんがいない、寂しい毎日」

強制収容所に監禁されている何百万のウイグル人の中には、外国で生活していて一時帰国の際に捕らえられた人も数多くいる。

夫と2人の娘の4人家族でフランスに住んでいたグリバハル女史は、2016年11月に、年金の手続きをするためウイグルのカラマイ市に一時帰国したまま、フランスに戻って来ることが出来ていない。彼女は中国パスポートが没取され、強制収容所に入れられている。

彼女の長女であるグリフマル女史は、母親を助ける為にフランスのメディアで彼女の釈放を中国に求めた。またフランス政府にも、母親の救出と、ウイグルの強制収容所の問題解決への緊急の支援を求めた。

14歳の時にフランスに移住してきたグリフマル・ハティワジ女史は、現在フランスの大手商社に勤めている。彼女は昨年6月から、フランスの「フランス24」「エクスプレス」「ル・モンド」「アルテ」などの取材を受け、母親のことやウイグルの強制収容所の問題を訴えてきた。

グリフマル女史の父親は2003年にフランスに移住しており、その3年後に家族全員がフランスで暮らしはじめた。

その後、家族全員がフランス国籍を取得したが、母のグリバハル女史は歳をとっている両親や親戚に会うため、永住権だけを取得し、中国パスポートを持ち続けていた。

長女グリフマル女史の結婚式が終わった2016年に、カラマイから年金に関して本人の署名が必要な書類があると緊急の連絡受け、2週間で戻る予定で一時帰国した。しかし帰国後すぐに警察に拘束され、パスポートが没収された。その後フランスにいる家族に電話で、フランスにいる娘達が反中国デモに参加したことを理由に、警察に脅されていることを伝えていた。

グリフマル女史は母親が2017年1月に逮捕されていたことを他の親戚を通じて知り、フランス政府や北京にあるフランス大使館を通じて、母親の行方を探し、釈放を求めていたが、何処に監禁されているかも分からない状態である。

グリフマル女史は、母は体調が悪いので一刻も早く救出したい、と述べた。

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