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210131【香港15days】香港の変化。それは外からだけじゃない、中からも…香港人の嘆き

先日の「英国公民海外バスポート」(BNOパスポート)の話とかぶりますが、実は「香港人」といってもいろんなグラデーションがあるんですよね。

まずは、香港生まれ香港育ち、教育もすべて香港で受けた人たち。これは想像しやすいと思います。

次に、香港生まれ香港育ち、でも教育は海外(主には英語圏)で受けた人たち。三番目は、まだまだ少ないけれどたぶん今後少しずつ増えると思われるのが、香港生まれ、香港育ち、高等教育を中国国内で受けた人たち。四番目は、香港生まれ香港育ち、高等教育を台湾で受けた人、という人も数はまだまだ少ないですが存在しています。

五番目、六番目、七番目は生まれは中国国内だが香港育ち、そして義務教育から(5)香港で、(6)海外で、(7)中国で、受けた人たち。もちろん、今後(8)台湾で、という人も増えるはず。ただこの5〜8は中国国内から香港に移ってきた年齢によって、さらにグラデーションが違ってきます。

九番目は生まれは中国国内で、義務あるいは基礎教育も中国国内で受けて、高等教育を香港で受けた人たち。さらに十番目として生まれや義務・基礎教育を中国で受けた上で海外に留学して、その卒業後香港で働くようになった人たちもいます。

以上はいわゆる広義の「華人」のケース。これに加えて、出身や基礎・義務教育の場所、あるいは高等教育の場所が、欧米、日本を含むアジア圏、それ以外の多くの国々という人もいる。

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