【ぶんぶくちゃいな】「爆買い」騒ぎの後で
そろそろ旧暦正月「春節」休暇も終わる。2月8日に始まった春節の”松の内”も15日目にあたる「元宵節」(2月22日)で明ける。中国では政府が定めた公休日は先週土曜日の14日までだった(15日の日曜日は振替出勤日!)が、一般には業種的に日ごろは休みが取れなかったりする人たちが、大衆が動く時期を外したり、少々長めの休みを取ったりする。それが一息つくのが今週いっぱいのはずなのだ。
10年ほど前までは春節の後1ヶ月間は、まだまだ休暇気分たっぷりでビジネスに支障をきたすことが多かった。工場になると、出稼ぎの農村労働者が里帰りした後、農閑期である春節にたっぷり休む農村の習慣が抜け切れず、いつまで立っても田舎から戻って来ず、ヤキモキさせられていた。今では労働者の方も長年の出稼ぎ生活に慣れた人が増え、都市のリズムを理解してきており、操業開始は多少早まっている。
昨年の春節は、年の初めに日本観光のためのビザ要件が大きく引き下げられたこともあって、多くの中国人が押しかけ、準備出来ていなかった日本側の度肝を抜いた。そして見慣れぬ光景を「爆買い」だの「マナー云々」だのと、面白おかしく取り上げ、平気で観光客の行動を揶揄するような言葉が堂々とメディアに踊った。
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