【ぶんぶくちゃいな】李淼・香港フェニックステレビ東京支局長インタビュー(後編)「福島のドキュメンタリーを作りたい」

東京から伝えた3.11」に続き、香港フェニックステレビの李淼(りーみゃお)・東京支局長インタビューの後半です。

――日本の中国報道についての意見を伺った時、「自分はあまり関わってない」と言っていましたが、日本の中国報道によって起こった世論とか動きとかを(中国の視聴者に向けて)伝えることもありますよね。

李:「日本のメディア報道で生まれた話題」ですか? でも、わたしたちもだいたい[日本の報道と]同時に報道していますからねぇ…たとえば、日中世論調査が出たとなると同時に取材する。その結果、フェニックスが日本メディアよりも早くニュースを出すこともあるし(笑)

――たとえば、中国で起こった話を日本メディアが報道し、その結果東京の反応を伝えてほしいといわれることは?

李:そうですね、社会問題とか、たとえば中国人観光客が日本でマナー守らなかったりとか、医療ビザが人気だとか、日本の健康診断が良いとか、そういう華人が関心を持っているテーマとかもよく取材しています。

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